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シベリア鉄道の近郊電車に乗車

ホテルに戻ってチェックアウトして荷物を預け、三度目のウラジオストク駅へ。旧来の駅舎の隣にある新しい建物は、空港行きアエロエクスプレス専用の駅舎。近郊列車の時刻表はウラジオストクの現地時刻。

表示を見ると、次の空港行きは3時間後。07:22発以降は翌日の時刻。1日わずか5往復の使い勝手の悪い列車のために、立派な施設を造ったものです。

アエロエクスプレス専用駅舎 アエロエクスプレスの時刻
旧来の駅舎と駅前バスターミナル 近郊列車の時刻(クリックで大きく表示)

旧来の駅のホームにある時刻表には、黒字で近郊列車、赤字でアエロエクスプレスの発車時刻と到着時刻がウラジオストク時刻で表示されています。数えてみると、ウラジオストク駅に出入りする近距離列車は1日に24本。

14時発に乗って、郊外のバスターミナルがある3駅先のフタラヤ・レーチカまで行き、頻発している路線バスでウラジオストクに戻ってくることに。最低運賃の21ルーブル(約40円)で安い。窓口で買った切符は、スーパーのレシートのような感熱紙でペラペラ。

近郊列車の運賃(クリックで大きく表示) 陸橋で駅とつながる客船ターミナル
大きなマトリョーシカはマトリョーシカ屋さんだった 港の向こうに湾を跨ぐ黄金橋

発車まで時間があるので、駅と陸橋でつながった客船ターミナルへ。巨大なマトリョーシカを開くと、マトリョーシカの陳列棚でした。韓国の大学の漁業練習船は前日から港に停泊しているものの、北朝鮮の貨物船は出航した後。

 

ЭД9(ED9)型エレクトリーチカ

発車時刻が近づくと、エレクトリーチカと呼ばれる4両編成の近郊電車が入線してきます。正面2枚窓のTcMMTcの4両編成。

前日見かけたラトビアのリガ車両製作工場製のЭР9(ER9)型と同型でも、正面に書かれた型式や側面のプレートから見て、モスクワ近郊のデーミホヴォ車両工場ЭД9(ED9)型。側面にリブのある旧態依然のスタイルながら、製造は1999年らしい。

エレクトリーチカが入線 TcMMTcの4両編成
屋根上はすっきり 車体のプレート

先頭車の運転室側窓の上に方向幕があります。極寒の地を走るので、前後の両開き2扉でデッキ付き。前方のデッキには運転室の扉と、車内への片引き戸の他、トイレの扉もあります。連結面には開き戸、連結面側のデッキの客室扉は両引き戸に 。

運転室側窓上の方向幕 先頭車デッキの運転室ドア
トイレの開き戸と客室の片引き戸 連結面のデッキと客室の間は両開き戸

大陸サイズで幅広車体。車内は6人がけのボックスシート。古いЭР9型の木製クッション無しに比べると、ЭД9型のかけ心地は改善されています。側窓は、下段固定上段上昇式。冷房はなく、締め切ったままの入線時は蒸し風呂状態。みんな一斉に窓を開けます。

車内の照明は今時珍しい白熱灯。発車すると中間の電動車から、懐かしい吊りかけモーター音が響いてきます。

6人がけのボックスシート 先頭車のトイレの部分
側線には入れ換え用ディーゼル機関車がタンク貨車を連結して待機中

シベリア鉄道の輸送の中心は貨物でしょう。側線には、長いタンク貨車の編成がならんでいます。

 

フタラヤ・レーチカに到着

ウラジオストクは、シベリア鉄道で唯一車窓から海が見える区間。日曜日だからか、途中2駅に停車すると家族連れが次々と乗車してきて、ボックス席は満員に。

ЭД9型エレクトリーチカ 海岸に造船所
シベリア鉄道唯一車窓から海の見える区間 フタラヤ・レーチカに到着

ウラジオストクから15分程でフタラヤ・レーチカに到着。ここで下車します。側線には原油を輸送するのでしょうか、黒く汚れたタンク貨車の長い編成が。ヨーロッパ諸国の鉄道車両と違って、ロシアは自動連結器。左右のバッファはありません。

フタラヤ・レーチカを発車して行くエレクトリーチカ 汚れたタンク貨車の編成

フタラヤ・レーチカの駅舎は最近整備されたようで、自動改札機も設置されているものの、まだ使用開始前。線路を越える部分はJRに比べるとずいぶん高く、駅舎側には上下のエスカレータが設置されているものの、ホームへは階段だけ。

線路を越える部分が高い 自動改札機はまだ使用していない
駅舎内にはエスカレータも装備 近郊列車の路線図(クリックで大きく表示)

駅に貼ってあった近郊列車の路線図を見ると、空港を含めウラジオストクから4方面に運行。それにしては、列車本数が多くない。


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