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朝のウラジオストク駅

翌朝は再びウラジオストク駅へ。駅前の公園にレーニンがいた。ソ連崩壊時に多くは撤去されたといわれているが、ここではしぶとく生き残っています。

駅前広場は市内各地に向かうバスのターミナル。乗用車やトラックと違い、右側通行のロシアに右ハンドル左ドアの日本のバスは適用できないので、路線バスは大半が韓国の中古車で現代や大宇製。

レーニン像 ウラジオストク駅と駅前バスターミナル
駅舎に入るときは荷物のX線検査 ベンチのならぶ待合室

駅舎の入口では、中国の主要駅と同様に荷物のX線検査。係のお姉さんは暇そう。閑散とした待合室に警備員の姿だけが目立ちます。

天井に描かれているのは、シベリア鉄道の始発と終着駅、モスクワとウラジオストクの名所。

待合室の天井画にはシベリア鉄道の両端駅 ウラジオストクとモスクワの名所が描かれている
これは誰? シベリア鉄道120周年

壁のレリーフは誰でしょう。ロシア語は読めない。この年は、1897年のシベリア鉄道の開通から120周年を迎えたようで、建設当時の写真パネルが展示されていますた。

広大なロシアの長距離列車はモスクワ時間で一元管理。液晶パネルの発車案内の時刻は、ウラジオストク時間から7時間の遅れで、まだ深夜です。近郊列車用でしょうか、券売機も設置されています。

時刻表示はモスクワ時間(+7時間でウラジオストク時間) 券売機もあります
停車中の客車 EP1型電気機関車

真ん中の2本のホームが長距離列車用らしく、降りてみると昨日の夜に見た寝台車の編成がそのまま停車していて、隣のホームにはもう1本寝台列車が到着したようです。切り離された牽引機、ЗЛ1型(EP1型)電気機関車が休んでいます。

ホーム上に保存展示された蒸気機関車は、動輪が5軸。軸配置1EのЕА型3306号機。シベリア鉄道の貨物列車を牽引していたのでしょう。

ホーム上に保存されている蒸気機関車
機関車のキャブ 自撮り棒の観光客

ウラジオストク駅は、観光客も訪れる市内の観光名所の一つ。目立つのは、機関車の前で自撮り棒を掲げるガイド連れられた中国人と韓国人の団体さん。

3本のホームのうち、一番海側は近郊電車のホーム。停車している電車はЗР9Т型(ER9T型)。正面に型式が記入されているので調べやすい。ソ連時代には鉄道線の電車の供給を一手に引き受けていた、ラトビアのリガ車両工場製。1960年代から大量生産した旧ソ連の国々の標準型でDC3kV仕様のЗР2型のAC25kVバージョンがЗР9型。旧ソ連時代の製造か、車内には簡素な木製の6人がけボックスシートがならびます。

9288kmのキロポスト 近郊電車ホームに停車中のЗР9Т型4両編成
アエロエクスプレスのホームと駅舎 ЗД9М型4両編成のアエロエクスプレス

一番山側のホームは、新しい駅舎を持つウラジオストク駅と空港を結ぶアエロエクスプレス専用。4両編成の専用車は、モスクワ近郊のデーミホヴォ車両工場製のЗД9М型(ED9M型)。21世紀になってからの製造ながら、リガ製のЗР9型と外観は正面をモデルチェンジしただけで、側面にリブのある古風な共産圏標準型。さすがに座席は、同じ6人がけボックスシートでも、背ずりの高いクッション付きにグレードアップしています。

線路はウラジオストク駅を突き抜けて、その先の港まで続いているようで、ホームを長い編成の貨物列車がゆっくりと通過していきます。牽引機は、シベリア鉄道AC25kV区間の貨物列車の主力機、3車体12軸の3ЭС5К型(3ES5K型)電気機関車。1車体機から4車体機までのバージョンがあるそうで、3ЭС5К型の出力は、日本のEH500の2倍近い9840kW。軌間1524mmの広軌とはいえ、狭軌のJRとはスケールが違います。

3ЭС5К型電気機関車の牽引する貨物列車
有蓋貨車 無蓋貨車の積み荷は何?

ゆっくりと通過していく長い編成の貨物列車。陸橋に上がってみると、上から無蓋車の積み荷が見えましたけど、一体この箱は何?

入れ換え用DLを連結 窓がほとんど無いけど荷物車?

 


  ウラジオストク港客船ターミナル

ウラジオストク駅の海側に隣接し、陸橋でつながるウラジオストク港の客船ターミナル。すぐ目の前に金角湾を横断する黄金橋が架かっているものの、霧で霞んでいます。ここには、韓国船籍のフェリーが週に1便、東海を経由して鳥取県の境港とウラジオストクを結び、月曜に入港して水曜に折り返すのだとか。

この日に接岸していたのは釜山大学でしょうか、トロール漁船タイプの韓国の漁業練習船。

巨大マトリョーシカ 韓国の漁業練習船
ガントリークレーン 北朝鮮の貨物船

舶用コンテナの積み卸しをするガントリークレーンの向こうに、ファンネルマークに北朝鮮の国旗を描いた貨物船が停泊中。船尾の丸い船体は、どうみてもまぐろ漁船。日本か韓国の中古漁船を貨物船に転用したのでしょうか。


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