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基隆から八堵で乗り換え瑞芳へ

野柳公園から、再び台湾好行のマイクロバスで基隆駅へ直行。途中の停留所が少ないので、30分ほどで到着。ICカード悠遊卡で入場し、西部幹線の区間車で2駅先の八堵に向かいます。西部幹線の区間車は、セミクロスシートの700型スネ夫が主体になっています。

基隆駅の700型 スネ夫(中国名:阿福) セミクロスシートの700型の車内

西部幹線より八堵駅で分岐する宜蘭線から北廻線に直通する自強号に乗り換えます。自強号は全車指定ですが、悠遊卡の通用区間では無座(立ち席)ですが区間車の運賃で乗車できます。日本にたとえれば、Suicaで自由席なら特急券不要。台鉄も太っ腹です。

日立製のDR2900型が入線してきます。日本に比べるとメンテナンスが劣るのか、ちょっとくたびれた内装と座席ですが、十分な空席があり座っていけます。瑞芳で大勢が下車。

八堵駅で乗り換え ディーゼルカーの自強号が入線
DR2900型の車内 瑞芳に到着

 


深澳線海技館行き

瑞芳で分岐する深澳線は、日本統治時代の私鉄の軽便鉄道にルーツを持つ路線で、1989年に旅客営業を廃止し、火力発電所の石炭貨物輸送が2007年に終了した路線の一部を2014年に復活させてもので、新しく開館した国立海洋科技博物館の最寄り駅、海技館駅までの1駅間に区間車のみがDR1000型ディーゼルカーで運行されています。

海技館行きDR1000型 ロングシートのDR1000型
列車はトンネルを抜けて先へ ホーム片面1線の海技館駅

1両でも十分な乗客を乗せた3両編成の列車は、瑞芳を発車すると30km/hほどの速度でトロトロ走り、一駅4.2kmを10分かけてホーム片面1線の終点、台湾で一番新しい駅、海技館に到着します。閉塞区間の関係でしょうか、乗客を降ろした列車はトンネルを抜けて先へ行ってしまいます。

無人駅の出口に設置されたICカード読み取り機にタッチして、山から下りていくと景色が開け、国立海洋科技博物館が建っていますが、周囲はまだ一部工事中。

駅の出口にICカード読み取り機 海技館周辺はまだ工事中
国立海洋科技博物館 基隆からのバス

深澳線は、科技館への足として一部復活したとのことですが、駅で降りて科技館に向かう乗客は誰もいません。公共交通機関を使うなら、列車より基隆から直通のバスの方が便利そうです。

帰りの列車までの30分余りで周辺を散策することに。バス通り沿いには商店や廟があり、港の近くには巨大な商船のプロペラや古い木造漁船を展示する台湾海洋大学の施設があります。

国道沿いの商店街を抜けると 福清宮
台湾海洋大学 小型の木造船

海技館駅に戻ってくると、往路の列車に乗っていた乗客の大半は周辺をブラブラしたり、駅のベンチに腰を下ろして時間を潰しています。全員が乗り鉄のようですが、発車時刻の直前にトンネルの向こうから戻ってくる列車を撮っていたのは、タブレットをカメラにしていた台湾の撮り鉄と私だけ。

海技館駅 周辺の看板
トンネルの向こうから DR1000型が入線
海技館駅に停車するDR1000型ラッピング車 瑞芳駅を通過する太魯閣号

再び全員が乗り込むと、列車はトロトロと鈍足で瑞芳に戻ります。海技館の乗客輸送を目的に復活した深澳線ですが、ローカル線ブームの台湾で、実態は乗り鉄のためだけの路線となっているようです。


バスで九份へ

瑞芳駅からバスに乗って九份へ。日本統治時代からの鉱山の閉山で時代から取り残された山間の集落が、ヴェネチア映画祭でグランプリを獲得した台湾映画“非常城市”の舞台となったことで台湾中の注目を集め、宮崎アニメ“千と千尋の神隠し”のモデルともなったといわれて日本人が押しかける、今や台湾の一大観光地です。以前に平渓線に乗りに来たときに九份にも行くつもりだったのですが、雨に降られて台北に戻ってしまい、今日は出直しです。

駅前に停留所がないので店で尋ねると、通りの少し先とのこと。バス停の向かいに“双胞胎”の看板の出た店があったので、おやつに買ってみることに。“1個10元、買5送1”とあるので、5個買うと1個オマケのようですが、そんなに要らないので2つ買って78円。揚げ饅頭のようなもので、うん、おいしい。“双胞胎”の意味を調べると、双生児。ふたごか。

瑞芳駅 おやつに“双胞胎”を買ってみる
金爪石行きのバスが来た 九份代天府

基隆からやってくる金爪石行きのバスに乗って山道をくねくねと登り、九份で下車。観海亭という名の展望台のようなところから海まで見渡せるものの、もやがかかって墨絵状態。それにしても、平日にもかかわらず観光客の多いこと。

海はもやがかかっていた セブンイレブンの横から路地に入っていく

狭い基山街の路地の両側には、土産物店や各種商店、小籠包や点心を出す店やカフェなどが並び、ガイドに引率された団体客もゾロゾロ。あちこちから日本語が聞こえてきます。京都の清水坂や三年坂を狭くしたようなようなもので、あの有名な階段を降りたら九份はもういいやという感じ。階段の下から再びバスに乗って、終点の金爪石に向かいます。

九份の路地 基山街 基山街の階段 映画館昇平戯院のあと

 


 

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