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太魯閣号で宜蘭へ

台北への帰りは、JR九州の白いカモメの台湾版、日立製の振り子による車体傾斜式太魯閣号(タロコ号)で花蓮から宜蘭まで、宜蘭から台北は日本車両製の空気バネによる車体傾斜式普悠瑪号(プユマ号)に乗り継ぎ、日本製の電車を乗り比べることに。この区間の指定席は売りきれることが多く、車体傾斜式車両では自願無座(立ち席)は発券しないとのことで、日本出発前にネットでたチケット購入し、前日に蘇澳駅で発券済みです。

花蓮駅の太魯閣号と莒光号 樹林行き太魯閣号

売店で一番高い100元(390円)駅弁と缶ビールに、“日式無糖”の表記を確認した上でお茶のペットボトルを買って乗車。缶ビールは壁のコップ受けに置いたものの、弁当を置くテーブルがないのは自強号や莒光号と同じかと思ったのですが、あとで写真を見ていると太魯閣号は肘掛けの蓋を開けると中からテーブルが出る構造のようです。でも、座席にその旨の記載がなく、台湾の人もそんなことは知らないようで、車内でテーブルを引き出して使っている人は誰も見かけません。

太魯閣号の車内 花蓮の駅弁
急峻な台湾東海岸 太魯閣号の車窓 宜蘭を発車する太魯閣号

乗車した太魯閣号の途中停車駅は羅東のみ。1時間弱で宜蘭に到着。


幾米廣場公園から宜蘭市内観光

次の普悠瑪号は宜蘭に停まらないので、2時間後の普悠瑪号までの間に宜蘭市内観光へ。ここ宜蘭では、市内各所でつながる公共Wifiに、台北のWifiのログイン名とパスワードでも接続できて便利です。

駅前の幾米廣場公園には、台湾の人気絵本作家ジミー(幾米)の作品のオブジェが多数あり、メルヘンチックな汽車が空を飛んでいます。宜蘭駅の外装もジミーの作品だとか。

宜蘭駅 駅前の宜蘭火車站幾米廣場

 

石敢当と照応宮

宜蘭の街歩きの途中で、道路脇の民家に埋もれるようなかたちの道祖神を見つけました。石敢当と呼ばれる魔除けの石碑で、類似のものは沖縄に多いのだとか。安曇野の道祖神より派手ですね。

南北のメインストリート、中山路に面して赤や黄色のぼんぼりのぶら下がる照応宮。創建は清代の19世紀初頭。船乗りや漁業者の守り神としての女神、媽祖を祀る社で宜蘭民衆の信仰を集めているのだとか。

道路脇の石敢当 照応宮
正殿に祀られている媽祖 航海の安全祈願かな

間口は狭いものの奥行きがあり、媽祖のみならず様々な神を祀るデパート状態になっています。三色の鯉や怖くない赤鬼や緑鬼(青鬼?)もいて、賑やかな境内です。

結局はここも神様のデパート
鯉と木魚 赤鬼と緑鬼

 

宜蘭酒廠

宜蘭酒廠は、日本統治時代から100年の歴史のある酒造工場。敷地内の甲子蘭酒文物館は、1階は物産即売場で2階が酒造の歴史に関する博物館になっています。次の列車までの時間が無くなってきたので、ざっと見て回りましたが、日本のビール工場のような試飲コーナーは無かったような。

宜蘭酒廠 酒廠の展示館
瓶が並ぶ 陶磁器も
酒造の歴史を展示

 

宜蘭設置紀念館と中山公園

宜蘭設置紀念館は、歴代の地方長官の官舎として日本統治時代の20世紀初頭に建てられた木造建築を修復して、宜蘭の歴史を展示している施設です。ここも時間が無くなり外観だけパチリ。

宜蘭駅に戻る途中、中華風の門のある中山公園に立ち寄ります。中華民国の国父、孫文からその名を取っていて、園内には孫文に加えて蒋介石の銅像も。

宜蘭設置紀念館 中山公園の門
孫文と蒋介石

園内にある忠霊塔の石碑は日本統治時代のもので、日本軍将校の遺骨を埋葬しているとか。最近修復した跡がよくわかりますね。防空壕のようにも見える日本軍の通信所跡や、原住民の少数民族タイヤル族が狩った首が埋められているといわれる獻馘碑を見てから駅に急ぎます。

忠霊塔 日本軍の通信所跡
獻馘碑 中山国民小学校
下校の子供達 幾米廣場に戻ってきた

近くの中山国民小学校は、ちょうど下校の時間。国民小学校の名称も日本の置き土産ですね。遠くから通う子供達が多いのか、親や家族でしょうか、バイクや自転車で迎えに来ています。自転車の二人乗りやバイクの三人乗り、四人乗りはここでは当たり前。


普悠瑪号で台北へ

汗をかきながら幾米廣場に戻ってきました。水分補給に売店でロング缶を買って、花蓮発樹林行きの普悠瑪号に乗車です。次の停車駅は台北市内の松山。雪山トンネルで台北まで短絡する高速バスに対して、圧倒的に不利な海岸線を大回りするルートを、普悠瑪号は車体を傾けながら1時間で走破します。

普悠瑪号の座席は台鉄初の背面テーブル付き 空席もある普悠瑪号
車販は男性 車窓の亀島

台北駅で大半の乗客が下車。隣のホームには、はるばる西部幹線の彰化から花蓮を目指す太魯閣号が入線して並びます。2種類の日本製車体傾斜式電車を乗り比べましたがほぼ同等、シートにフットレストが復活した普悠瑪号に+1ポイントでしょうか。前日に台北駅で預けた荷物を引き取り、地下鉄で忠孝敦化のホテルに向かいます。

新自強号のLED表示と車いす自転車マーク 台北駅で太魯閣号と普悠瑪号の並び

 


 

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