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金爪石黄金博物園区

九份からバスで山道をたどること10分ほどで、終点の金爪石に着きます。ここは九份とともに、日本統治時代から金鉱山で栄えていたところですが、1970年代の廃坑とともに寂れていました。近年、黄金博物園区として観光開発されています。

バス停からすぐの入口にはこんなオブジェも。すぐ先に、新北市立黄金博物館の看板が出ている建物がありますが、ここは案内所。この先、全体が博物館ということでしょうか。

黄金博物園区の入口 新北市立黄金博物館の看板が出ているが
四連棟は社宅 鉱山のトロッコ

かつて日本人が住んでいた四連棟は、日本建築の4軒長屋の社宅だったとか。その先には、鉱山で使っていたと思われる黒いトロッコが置かれています。これは本物と見受けます。

昭和天皇が皇太子時代に金爪石の鉱山の視察に訪れるという計画があったために、1922年に迎賓館として建てられたという日本建築の太子賓館。日本庭園の池には錦鯉が。

太子賓館 太子賓館の日本庭園
鳥居が残る黄金神社跡 名残の桜

日本統治時代に台湾各地に建てられた神社は、国民党政権下で撤去されましたが、黄金神社跡には珍しく鳥居が残されています。ここは標高が高いためか、3月中旬というのにまだ桜の花が残っています。

鉱山のレールが残っている通りを歩いていくと線路上にトロッコがいますが、これは観光開発のために最近作ったレプリカでしょう。

トロッコの線路 これは最近作ったレプリカでしょう
本山五坑 これは本物のトロッコかな

線路は、上に“本山五坑”の額がかかる坑道のトンネルへと続いています。有料で坑道の見学ができるとのことですが、この日は扉が閉まっています。その隣に建つのが、鉱山会社の事務所を改築した“黄金館”。金鉱脈の発見の歴史や坑道の模型、作業員の人形や使用していた道具類などが展示されています。

黄金博物館の展示 金鉱石
作業の様子 220.30kgの大金塊

この展示館の目玉は、重さ220.30kgの大金塊。ギネスにも載っているのだとか。皆さん両脇の穴から手を入れ、金塊に触れて記念写真を撮っています。毎日変わる価格を表示していて、この日は2億9388万200台湾元、11億円余りです。

屋外には、坑道に空気を送るブロワーでしょうか。かつて使われた機械類もそのまま残されています。山の中なので、毒蜂毒蛇に注意のちょっと怖い看板も。でも、人が多いだけの九份基山街に比べ、金爪石はなかなか見応えのある所でした。

今日の値段は2億9388万台湾元 坑道に空気を送るブロワーでしょうか
毒蜂毒蛇に注意 基隆行きのバス

バス停に戻り、始発の基隆行きのバスに乗ります。途中、九份で満員になったものの、多くの乗客は瑞芳駅で下車。そのまま終点まで乗り通すと、金爪石から1時間ほどで台鉄西部幹線の北の終点、基隆駅前に到着です。


夕暮れの基隆

山の中腹にKEELUNGの文字がある基隆は、中国語ではキールンではなくジーロィンだそうです。キールンって台湾語?

基隆は台湾北部の港町。駅前には海洋広場があり、石垣島や那覇に向かう国際フェリー乗り場も。遠くには、コンテナターミナルも見え、貨物の取扱量は高雄に次いで2番目だとか。

山にKEELUNGの文字 基隆港に停泊する船舶
海洋広場の向こうに高層ビル コンテナターミナルも

夕暮れの街を、仏光山極楽寺に向かうはずが、大きなお寺なのに見落としたのか道を間違えたのかよくわかりません。小高い丘に向かう階段に門があったので、ここかなと思って登ってみることに。夕闇が迫ってきたのに、山道には明かりがありません。本来ならば直ちに引き返すところですが、ここは治安の良い台湾。そのまま登っていくと高台に出て、何やら大きな建物があるものの、ここにも明かりはありません。

主普檀への登り口 中元祭祀文物館 主普壇
主普檀から観る市街地 向こうの山に観音像が見える

基隆の夜景が見渡せ、丘の続きにはライトアップされた中正公園の観音像も見えますが、周囲は真っ暗。もと来た道を戻ります。あとで調べてみると、仏光山極楽寺はこの丘の裾にあり、登ったところにあった建物は、中元祭祀文物館主普壇だったようです。

 

基隆の夜市

丘から降りて基隆廟口夜市へ。食べ物屋を中心に、クルマを閉め出した狭い通りは、毎晩大勢の市民で賑わっています。10年ほど前にここに来たときには雨に降られて早々に退散したのですが、今日はここで晩ご飯にすることに。

基隆夜市の賑わい 商店街の奥にある奠濟宮
奠濟宮の境内にも店舗が たくさんの神様が並ぶ

夜市のメインストリート、仁三路から少し奥まったところにあるのが、開漳聖王を主祀とする基隆奠濟宮。例によって、いろんな神様が鎮座しています。その境内まで飲食店が進出して、客引きが声をかけてきます。基隆廟口夜市も奠濟宮から名づけたのでしょう。

通りの両側に並ぶ店の看板には、中国語に加えて英語と怪しい日本語を併記。“揚げモツ・豚血からし菜スープ”、“ビーフンスープ”はよいとして、“章魚の足ばかり”は何?。タコ焼きが“章魚小丸子”なので、蛸の店でしょう。“沈家アワアワ氷”、“ハンドコロンリング”となると、もう何が何だか…。中国語の“泡泡冰”や“手工大腸圏”の方がまだイメージできますね。

怪しげな日本語の看板が続く
おこわととろみスープで夕食に

そんな中の1軒、元気な中年女性が3人で切り盛りする店で、おこわととろみスープをいただきます。例によって酒類は置いていないので、あらかじめコンビニでビールを買って持ち込みます。安くておいしい夜市のメニューは、一つ一つの容量は少ないので店をハシゴして、次はオヤジの店で米粉湯を注文。これもうまい。

米粉湯 大阪にこんなものあったっけ

“大阪花枝の焼”の店も盛況ですが、大阪にこんなものあったっけ。ちなみに“花枝”は台湾語でイカです。

デザートは、ほんのり甘いスープにゴマ餡の団子が浮いた芝麻湯園。隣のジューススタンドは“オワンジーパパイヤジュース”だそうですが、オレンジジュースとパパイヤミルク、アボガドミルクですね。

デザートに芝麻湯園
ここにも怪しげな日本語が 高速ベスで台北へ

お腹がいっぱいになったところで、基隆駅隣接のバスターミナルから高速バスに乗って台北に戻ります。バスなら、ホテル最寄りの忠孝敦化まで乗り換えなしで直通です。


 

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