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レーティッシュ鉄道の連絡バスでルガーノへ

レーティッシュ鉄道のティラノ駅まで戻って、窓口でルガーノ行きのバス乗り場を尋ねると、イタリア鉄道の地下道をくぐった向こう側と教えてくれます。とりあえず、場所を確認してから駅の表側に戻って昼食にすることに。バスの発車まで余り時間がないので、イタリア鉄道の駅構内のバールでパニーノとビールで済ませます。

ここはイタリアですが、物価はスイス並み。バールはクレジットカード不可で、ユーロの現金がすぐにとり出せず、スイスフランで受け取ってくれましたが、換算レートはかなり悪かったような。

ティラノ駅裏のバス乗り場 ティラノ駅構内のバールで昼食

車体にベルニナエクスプレスと書いたティラノとルガーノをむすぶ赤いバスは、夏季限定で1日に1往復だけ。ルートの大半がイタリア国内を走りますが、レーティッシュ鉄道が運行するためかスイスパスで乗車できます。指定席は別料金。スイスに到着した日にジュネーブコルナバン駅でスイスパスを購入と同時に指定席を確保しておきました。バスは満席で、前売りで事前に座席指定を受けておいて正解です。

休憩個所でルガーノ行きベルニナ急行連絡バス 車窓のコモ湖

ティラノ駅裏を発車したバスは、イタリア鉄道の単線の線路と並行する一般道を一路西へ。1時間半ほど走ったところで、バールのある駐車場に入って休憩をとります。再び発車すると、すぐに車窓にコモ湖が見えてきます。南に向きを変えてコモ湖の東岸をミラノ方面に向かう線路と分かれ、バスはコモ湖の北岸から西岸沿いに湖畔の狭い道を走ります。小型のトラック同士の衝突現場に出くわします。動けなくなったトラックを押して道を空けてくれるのを待って、やっと横をすり抜けます。

交通事故をやったところに遭遇 ルガーノ湖が見えてきた

再び西に向きを変えて低い峠を越えると、今度はルガーノ湖の北岸に出ます。湖畔の道路にあるイタリアとスイスの国境をくぐれば、もうすぐ終点のルガーノ駅前。列車の旅に慣れていると満席のバスの座席は多少窮屈ですが、所要時間3時間と少々の、まずまず快適な移動です。

イタリア・スイス国境 ルガーノに到着したベルニナ急行連絡バス

 


ルガーノ散策

駅近くのホテルにチェックインしてしばし休憩後、ルガーノの街へ散策に出かけます。高台にあるルガーノ駅の構内に、湖畔の街に下りるケーブルカーが顔を出していて、市内の交通機関なのでスイスパスが有効です。

ルガーノ駅構内のケーブルカー 駅から湖畔の街に下りる

湖畔の通りを、ヨーロッパの街でよく見かける観光列車が走ります。青いプラスチックのカタツムリの形をしたオブジェは何でしょう。ジュネーブ湖に比べると規模は小さいものの、ルガーノ湖でも噴水が吹き上げています。

湖畔の通りを行く観光列車 ルガーノ湖
湖畔にカタツムリのオブジェ 噴水が上がる

湖畔の市民公園では、大きな駒を使ってチェスに興じる人々も。今日の営業を終えた肉屋の店先には、巨大なソーセージがのれんのようにぶら下がったまま。

夕食は、デパートの上階にあるフードコートに入ります。セルフサービスのようですが、表示はイタリア語だけ。皿やビールのグラスの所に、ピッコロ○フラン、グランデ○フラン等の料金表示があったので、選ぶ皿やグラスの大きさに合わせて均一料金になっているらしいと判断して、皿に盛り上げてレジに持っていったら正解でした。

チェスに興じる 市民公園
肉屋のソーセージ デパートのフードコートで

チッタ(街)駅からケーブルカーに乗って国鉄駅に上がります。時計は9時を指していますが、まだまだ明るい夏のスイス。国鉄駅から一段低いところに、小さな電車が発着する駅を見つけ行ってみることに。ニコちゃん顔の電車の方向幕にあるように、メーターゲージの電車がルガーノと西の郊外をむすぶ、ルガーノ・ポンテトレーザ鉄道です。

2両編成と3両編成があって、3両編成は中間に台車間が低床になった付随車を連結していますが、車体の断面が異なり、あとから組み込んだと見受けます。イタリアでは、このような小さな電車は落書きだらけの悲惨な姿になっていることが多いのですが、ここはイタリア語圏といってもスイス、綺麗な状態に保たれています。

ケーブルカーのチッタ駅 ルガーノ・ポンテトレーザ鉄道のルガーノ駅
向こうの中間車は部分低床車 ニコちゃん顔の電車

 


ルガーノ散策の続き

スイス7日目は、マッターホルン山麓のツェルマットの天候が良ければ、朝から直行する計画でしたが、天気予報を見て翌日に延ばすことに。時間ができたのでルガーノ出発を遅らせて、昨日は時間が遅くて入れなかった教会に行ってみることに。

聖ロレンツォ教会 祭壇?

駅から街に下りるケーブルカーの中間、行き違い地点の横に聖ロレンツォ教会が建っています。ケーブルカーに中間駅はないので、ルガーノ・ポンテトレーザ鉄道の駅の横から坂道を下りていきます。まだ朝が早いのか、教会の正面扉は閉められていて、横の入口から入ってみたものの狭い部屋があるだけ、主祭壇ではなさそう。

聖ロレンツォ教会の塔 大聖堂の脇を通るケーブルカー 左の坂はケーブルカーの廃線跡

諦めて、次の聖マリア・デリ・アンジョーリ教会を目指します。ガイドブックの地図に、湖畔に建つ教会のそばに下りるもう一つのケーブルカーの路線があったので行ってみると、そこにレールは残っていたものの、どう見ても廃線跡。それも、かなりの年月が経過していると見受けます。でも、すぐ隣に並行して階段があるので、歩いて湖畔まで下りることに。

聖マリア・デリ・アンジョーリ教会とその祭壇

外観はぱっとしない聖マリア・デリ・アンジョーリ教会ですが、内部のフレスコ画は立派です。イエスキリストの生涯や、最後の晩餐が描かれています。

聖マリア・デリ・アンジョーリ教会のフレスコ画

教会から、湖畔から1本内側に入ったルガーノのメインストリートを歩いて、ケーブルカーのチッタ駅の方に戻ります。朝の9時過ぎではまだ店が閉じていて閑散としています。市庁舎の建つリフォルア広場まで来ると、やっとオープンカフェが店開きをしています。

メインストリートはまだ店が開いていない リフォルア広場と市庁舎

 


TILOのSバーンでロカルノへ

ホテルへ戻ってチェックアウト。ルガーノ駅からロカルノに向かいます。直通列車はなく、ICNでも近郊電車Sバーンでも乗り換えが必要です。始発のICNが入線していますがロカルノへの分岐駅に停車せず、1駅先のベリンツオーナで乗り換えになります。先発のSバーンの方が早く着くので待つことに。

ICNは乗換駅に止まらない Sバーンの車内

S10系統のSバーンはイタリアのミラノが始発で、ベリンツオーナの一つ先のカスティオーネ・アルベード行き。北イタリアと南スイスの近郊電車は、スイス国鉄とイタリア鉄道が出資するTRENORDが共同で設立したTILOが国境を越えて一体で運行しています。正面にTILOのマークの入ったシュタッドラー製の電車は、台車間が低床の4車体連接車。前後の動力台車部分の床は階段で高くなり、中間の連接台車部分はスロープになっています。

ロカルノ方面の乗換駅、ジュビアスコで下車。側線には、入れ換え用機関車や事業用の車両が留置されています。

S10系統のSバーン 入れ換え用凸型機関車
事業用車が留置 ロカルノ行きSバーンが入線

10分ほどの待ち時間で、ロカルノ行きS20系統のSバーンが入線。土曜日の午前のせいか、車内は行楽客で混雑しています。ロカルノまでの20分余り、今回のスイスで唯一、座れなかった列車です。


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