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昼食はホーカーズで

物価の高いシンガポールで、消費税7%にサービス料10%が加わるレストランの敷居は高く、遅い昼食は庶民的な財布に優しいホーカーズへ。その途中、花で飾られたクルマ。新婚さんを乗せるのかな。

ホーカーは屋台のこと。他のアジア諸国と同様に、昔はシンガポールにも街中の通りに屋台が出ていたものの、何でも管理するシンガポール政府が衛生面等を考慮し、屋台を集めて現在のホーカーズを作ったのだとか。今では市街地から住宅団地の中まで、外食の多いシンガポール国民の生活に欠かせない場所になっています。

新婚さんのクルマ? ラオ・パ・サ・フェスティバル・マーケット

ホーカーズでのランチはシンガポールチキンライスの海南鶏飯

マリーナベイから近いオフィス街の、ラオ・パ・サ・フェスティバル・マーケットの中はホーカーズ。14時を過ぎていても大勢の客で賑わっています。その行動を観察すると、周囲の店で注文してお金を払い、真ん中のテーブルで食べるフードコートのようなシステム。店には写真入りのメニューが掲げられているので、指さしだけで注文できてこれは楽。いろいろ目移りする中から、シンガポールチキンライスの海南鶏飯(ハイナンジーファン)を注文したところお味はなかなか、価格も税込みで安くて大満足。

アジアはどこでも安くておいしそうに見える屋台ですが、衛生面等を考えると利用するのは韓国や台湾まで。それ以外の国では躊躇してしまうので、シンガポールのホーカーズはありがたい存在です。この半日で合計3回訪れることに。

 

チャイナタウンを散策

昼食後は、近くのチャイナタウンへ。といいながら交差点の角に建つのはナゴール・ダルガー寺院。イスラム寺院で一般的な丸屋根のモスクとはイメージが異なり、インド系らしい。その角を曲がった隣にある立派な門は、船乗りの守り神の天后を祀る道教寺院のシアン・ホッケン寺院(天福宮)。観光バスの団体客も訪れる有名どころ。19世紀の前半に福建省出身の華人たちが建てた、シンガポール最古の中国寺院で、中華系シンガポーリアンの心のよりどころだとか。

インド系イスラム寺院(モスク)のナゴール・ダルガー寺院 シアン・ホッケン寺院(天福宮)の門
シアン・ホッケン寺院の境内と堂内

そのすぐ先の商店街の並びには、またイスラム寺院のアル・アブラー・モスク。19世紀前半に南インドからの移民が建てたモスクで、靴を脱いで見学した内部は至って簡素。中東のモスクとはイメージが違います。

商店街の並びのアル・アブラーモスクとその内部
シアン・チャオ・ケオン寺院の小さなお堂 都心に残るショップハウス

この周辺には、他にも小さなお堂や二階建てのショップハウスもあり、高層ビルの谷間に同じ英国植民地だったマレーシアのマラッカやペナン島のジョージタウンに通じる雰囲気が残っています。

広い通りに面して建つ、朱色が目立つ五層の巨大な仏教寺院は新加坡佛牙寺龍華院。ミャンマーの寺院で発見された、仏陀の歯を納めるため2007年に建てられ、まだ新しくてピカピカ。日本人の持つお寺のイメージとはかけ離れています。正面から入ると、如意輪観音像にお供えをして祈る人々の姿があり、奥のホールには大きな弥勒菩薩像。両サイドの壁を100体に及ぶいろんな仏様と無数の極小仏が埋めています。

新加坡佛牙寺龍華院 如意輪観音にお祈りする人
きらびやかな堂内 弥勒菩薩像
周囲をいろんな仏様が取り囲む

1階を見学しただけで圧倒されてしまったのですが、2階から上に周辺各国の仏像や、この寺の名前になった仏陀の歯も祀られていたそうで、見逃してしまい残念。

 

休憩もホーカーズで

新加坡佛牙寺龍華院の近くにもホーカーズを見つけ、しばし休憩することに。昼食と夕食の間の中途半端な時間のため、シャッターを下ろしている店がある一方で、海南鶏飯には長い行列ができていると思ったら、有名店の天天海南鶏飯。行列のできる店ではないけど、お昼に海南鶏飯を食べてしまった。

マックスウェル・フード・センター 有名店の天天海南鶏飯に長い行列

午後4時頃でもこの賑わい 椰子の実やサトウキビの並ぶスイーツの店

暑くて汗をかいたので、店先に椰子の実やサトウキビを並べたスイーツの店で、おやつにかき氷を注文。海外では基本的には生ものは避けているものの、ここはシンガポールで今夜の便で帰国するのだから、まあいいか。

スリ・マリアン寺院は19世紀前半に建てられたシンガポール最古のヒンドゥー教寺院。この時期は雨季で、ここまで来たところで雨が降り始め、雨宿りに入ろうとしたらカメラは有料と言われ、外から天井画を写しただけで退散。地下のMRTチャイナタウン駅に逃げ込みます。

シンガポールだからかき氷を食べても大丈夫か ヒンドゥー教のスリ・マリアン寺院

スリ・マリアン寺院の天井 MRTチャイナタウン駅

シンガポールのMRTは全駅ホームドア設置済み。特に地下駅は、冷気を逃がさないように完全密閉式で、列車の写真が撮りづらい。


MRTでオーチャード通りへ

雨宿りついでに、MRT東北線から南北線に乗り継いでオーチャード通りへ。車両のドア横の箱は非常ボタンとドアを開けるスイッチを内蔵しているらしい。いたずらをした場合の罰金が5000シンガポールドル(約4万円)と明示されているのも、シンガポールらしい明朗会計。それにしても、第三軌条集電で日本の地下鉄車両のような前面の貫通扉はなく、側扉を開けてトンネル内に降りて危なくない?

MRT東北線 非常呼び出しボタンとドアを開ける装置 いたずらの罰金5000S$

オーチャード駅から地上に出て小雨の中、広い一方通行のオーチャード通りを散策。27年前にはこの通り沿いのホテルに滞在したけど、この付近は大きな変化はないように見受けます。

一方通行のオーチャード通り

オーチャード通り

 

ダウンタウンからMRTで空港へ

オーチャード通りの伊勢丹の地下のスーパーで土産を買って残ったシンガポールドルを整理し、マリーナ・ベイの光と水のショーを見てから空港に向かう前に腹ごしらえと、MRT南北線で再びラオ・パ・サ・フェスティバル・マーケットのホーカーズへ。残り少なくなったシンガポールドルから、地下鉄代を手元に置いて注文したココナツミルクスープの麺、ラクサの味にははまりそう。

再びラオ・パ・サ・フェスティバル・マーケットのホーカーズへ 残り少ないシンガポールドルでラクサを注文

MRTダウンタウン線 MRTサークル線

ホーカーズから出ると外は土砂降りの雨。マリーナ・ベイの光と水のショーは諦めて、MRTダウンタウン線のダウンタウン駅に逃げ込みます。過半数の座席が優先席はやり過ぎと気付いたのか、新しい路線では、赤い優先席が7人がけの両端2席だけになっていますね。MRTダウンタウン線の電車が駅間でしばらく停車したり不穏な動きがあったので、MRTサークル線に乗り換え、さらに東西線に乗り継いでチャンギ国際空港へ。シンガポールのMRTは便利になりました。


旅のヒント

2015年のクリスマスイブに羽田−バンコク、大晦日にシンガポール−羽田の深夜便を確保。バンコクからシンガポールまで1900km余り、タイ国鉄とマレー鉄道を乗り継ぎ、マレー半島を縦断する列車の旅に出かけました。タイのバンコクからマレーシアのバタワースまで夜行列車の寝台、バタワースからクアラルンプールまで高速電車ETS、クアラルンプールからジョホールバルまでバタワース始発の客車列車のインターシティー、ジョホールバルからシンガポールは、JBセントラル駅の窓口に行った時点で切符の発売時間が終了していたようで列車に乗れなかったので路線バスにしました。

JBセントラルでマレーシアを出国し、シンガポールのイミグレのあるウッドランズまで列車を利用する場合、ウッドランズから先のバスのチケットを買うには、あらかじめシンガポールドルを用意しておく必要があります。ウッドランズで乗ったバスが着くMRTクランジ駅まで行かないと両替所は無いようです。

JBセントラルからシンガポール方面のバスは、MRTクランジ駅行きと、都心に近いクイーンストリート行きがあります。事前に切符を買って乗車しますが、運賃は異なります。乗客は全員、ウッドランズで一旦下車するので、JBセントラルからはどちらのバスに乗ってもOK、というか行き先にかかわらず次に発車するバスに強制的に案内されます。

ウッドランズでシンガポールに入国後は、バスの行き先を確認の上で乗車。乗車前に係員がJBセントラルで買った切符をチェックするのでなくさないように。私はMRTに乗り換えるのでクランジ駅行きにしましたが、渋滞がなければ、都心まで直行するクイーン・ストリート行きのバスの方が便利かと思います。

2015年12月旅
2017年4月記


お役に立つリンク集

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