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水の都蘇州まずは寒山寺へ

20時過ぎに蘇州に降り立った時、駅前はオレンジ色のわずかなナトリウム灯の明かりだけで、上海にもまして街が暗いことに驚きました。足元がほとんど見えません。当時の中国の電力事情の悪さを物語っています。

ホテルに1泊した翌朝は雨の中を観光に出かけます。蘇州は名園と運河で知られる江南の古都で、東洋のベネチアとも呼ばれています。当時はまだ地下鉄はありません。主要な道路には、車道と歩道の間に自転車道があり、カッパを着た大勢の通勤客が自転車の大群となって行き交います。

カッパを着て自転車 蘇州の通勤風景 蘇州の運河に架かる橋
運河を行き交う古い木造船 寒山寺の入口

千年来の鐘声で全国に知られた臨済宗の名刹、“寒山寺”を訪れます。黄色い壁のすぐ前には運河。船が通れるようにか、階段になった石造りの橋で渡ります。

本堂にあたるのが大雄宝殿。前には大きな香炉が立っています。寒拾殿には寒山と拾得の像が。黄色い建物は鐘楼です。

大雄宝殿 寒拾殿
寒山と拾得の像 鐘楼
金色の羅漢 掛け軸がいっぱい

 

虎丘

続いて、春秋戦国時代に呉の王の離宮があったといわれる虎丘に向かいます。

標高30mの虎丘の頂上には、蘇州のシンボルである虎丘塔がそびえます。七層八角形の塔で、イタリアのピサの斜塔のように傾いていますが、こちらはもう1000年以上そびえているそうです。孫悟空が空から虎丘に塔を落としたため、斜めに傾いてしまったのだとか。

虎丘に向かう道 虎丘の塔が見えてきた
観光客が大勢 下から見上げる虎丘塔
剱池 正式名称は雲岩寺塔らしい
雲岩寺塔とその1階と2階部分

当時はまだ外国人が珍しいのか、遠足の子供達は興味津々。我々に向かって手を振ってくれます。

遠足の子供達

 

蘇州刺繍研究所

続いて案内されたのが、蘇州刺繍研究所。布の両面に同じ絵柄を刺繍する両面刺繍は蘇州の伝統工芸。その作業と、実に見事な完成した作品を見学します。

両面刺繍 そのアップ
回転すると表と裏で絵柄が異なるものも
こんなこともできるようで

裏と表で絵柄が異なる刺繍は、回転できる構造になっています。どうやって刺繍するんでしょうか。

展示作品 中心部のショッピングセンター
レジはなく算盤が トラックの荷台に乗って移動

当時の蘇州は公共交通機関がバスだけ。それもこんなオンボロ車。これでも周辺は蘇州一の繁華街です。立ち寄った店舗にはレジスターはなく、そろばんが。日本のものより玉が多い。

 

玉石細工

クルマの前方に報恩寺の北寺塔が見えてきたので、立ち寄るのかと思ったら近くの玉石細工の工房へ。これも刺繍と並んで蘇州の名産なのだとか。

玉石を材料に水を供給しながらグラインダで削りだしていますが、マスクをしているのはごく一部の作業員だけ。作業環境に問題有りと見受けました。展示コーナーには、種々の作品が並びます。

報恩寺の北寺塔 工房
 加工中 完成品

 


上海駅から列車で蘇州へ

これで蘇州の観光はおしまい。レストランで昼食後、蘇州駅に向かいます。軟座待合室にいると、無錫まで乗車予定の南京西行き列車の案内が表示され、ホームに向かいます。日本語表示もあるんだ。

上海発南京西行きの306次直快が、緑色のルーマニア製ND2型ディーゼル機関車を先頭に蘇州駅のホームに入ってきます。客車は、全てリブのある22型。中国にしては短距離の列車のためか、蘇州での乗降客は少なく、硬座車でも中国名物の大きな荷物を抱えて入口に殺到しての押し合いはみられません。

待合室の列車案内 蘇州の駅名標
ND2型ディーゼル機関車牽引で列車が入線 蘇州駅で306次直快に乗り込む人々
ホームを行き交う売店のワゴン

ホームには売店のワゴンが行き交い、窓を開けて買い求める乗客の姿も。ND2型牽引の、306次直快の入線シーンを動画でご覧ください。

蘇州駅で南京西行き306次直快の入線

列車は、車窓に江南ののどかな田園風景を眺めながら、1時間弱で無錫に到着します。

 
蘇州駅入場券   蘇州−無錫間の乗車券

 


 

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