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龍山駅のITXセマウル号

続いて、隣のホームに龍山始発の光州行き、ITXセマウル号が入線。出入り口床は単なる階段で、ヌリロのように上下する構造ではなく、低いホーム用には下からステップが出てきます。8両編成モノクラスのシートはヌリロとほぼ同じですが、独立した枕と簡単なフットレストが付いて、停車駅の少なさと合わせて運賃の差となっているようです。

KTX山川と並ぶITXセマウル プラグドアと出入り口のステップ
ITXセマウル号の車内

 


ソウル科学館の保存車両

龍山駅のホームからコンコースに上がると店舗が並び、どの駅も同じようなミニ空港ターミナル的な橋上式の駅舎です。広域電鉄線の切符を買って、京釜線の電車に乗車。地下1号線のソウル駅に進入する手前で、交直切り替えのデッドセクションを通過します。地下鉄の車内を、飴売りやガム売りが乗客に声をかけて回る姿は相変わらず。

同じ韓国鉄道公社の路線でも、列車と広域電鉄線は完全に区別されていて、同じ区間でも切符も違えば運賃の通算もできません。一方、広域電鉄線と複数の運営会社のある地下鉄は運賃が完全に一体化していて、相互乗り入れでもソウル駅を通るとまた初乗り運賃がかかるということはありません。

空港のような龍山駅 ソウル科学館
裏に回ると保存車両が ソウル市電383号

地下鉄1号線から4号線に乗り継ぎ、惠化駅で下車して国立ソウル科学館へ。横の坂道を登って裏に回ると、いたいた、ソウル市電とナローの蒸気機関車。19世紀末に開業し、日本の大都市と同様に1968年に全廃されたソウル市電。2両ある保存車のうち383号がここにいます。鉄道は標準軌ですが、市電は1067mmゲージだったようです。

日本車両製で、正面は名古屋の1300型(田中車両/近畿車輛製)に似ていますが、側面は上部に大きなRのある2連窓。もと前中後3扉車から後扉を閉鎖して2扉化は、日本でもワンマン化の時よく用いた手法ですが、中央扉も後方に移設したよう。屋根がかけられて綺麗に保存されていますが、車内はオリジナルと異なりシートは木のベンチ、運転台の制御器も楕円柱の箱だけ。中央扉から車内に一歩入れは、柵があってそれ以上は移動できません。

ソウル市電383号の車内
ナローゲージのタンク機関車28号

その隣にいるのは、762mmナローゲージでD型のタンク機関車28号。日本の植民地時代は私鉄、韓国独立後に国有化された水原から驪州までの水驪線、仁川まで水仁線で活躍した機関車だとか。


昌慶宮

続いて、国立ソウル科学館のすぐ隣、ソウルの紅葉の名所である昌慶宮へ。

昌慶宮はソウル市内にある5大王宮の一つ。李王朝の別宮として15世紀後半の創建ですが、16世紀末の壬辰倭乱(文禄・慶長の役)ですべての建物が焼失後、17世紀に再建。日本の植民地時代は動物園にされていたものを、1986年にもとの姿に復元したのだとか。

明政門 明政殿
明政殿の御座 涵仁亭

入口の弘化門をくぐると中門の明政門。チマチョゴリの女性は、京都で見かける和服の女性と同様に、貸衣装の観光客でしょう。17世紀に再建された本殿の明正殿は、現存する李王朝の正殿の中では最古のもので国宝だとか。

歓慶殿 景春殿
通明殿 通明殿の内部
昌慶宮の紅葉 細かい装飾

通明殿の脇を抜けて坂を登ると、隣接する昌徳宮のチケット売り場があり、相互に内部で行き来できるようになっています。地図で見ると双方の正門は1km近く離れていて、近道ができて、これは便利。

 

昌徳宮

昌徳宮もソウル市内にある5大王宮の一つ。ユネスコの世界文化遺産にも登録されています。前回ソウルに来たときには、決められた時間にガイド付きの見学限定となっていてパスしたのですが、今は後苑を除き自由に見て回れるように変わったようです。

昌徳宮は15世紀初頭、正宮である景福宮の離宮として建造された宮殿で、15世紀後半から19世紀半ばまで李王朝の政務が行われた御所です。本来は正面の敦化門から入場するべきところが、昌慶宮とつながる裏から入ったため、一番奥から入口に向けて逆のコースをたどることに。

誠正閣 観物軒

一番奥には東宮と呼ばれ、誠正閣をはじめとする一族の生活空間。その手前へ出てくると、王の執務の場であり日常生活の場でもあった煕政堂、その裏には王と王妃の起居する大造殿。夕日に紅葉が映えて美しい。

煕政堂 夕日に紅葉が映える
大造殿 大造殿の内部

さらに手前の宣政殿は、王が日常的な業務を行っていた公式執務の場。粛章門をくぐって表へ。撮影会でしょうか、モデルを囲んでカメラの放列が。

宣政殿 粛章門
撮影会? 仁政門

仁政門をくぐって中に入ると現れるのが、昌徳宮の正殿である仁政殿で国宝に指定。公式行事が行われた建物で、中央には王の御座。振り返ると、仁政門の向こうに山はソウルタワーが。

仁政殿 仁政殿の御座
仁政殿の内部 仁政門の向こうに南山のソウルタワー

進善門をくぐり、15世紀初頭に架けられたソウルに最古の石橋、錦川橋を渡ると出口です。昌徳宮の正門である敦化門は、15世紀初頭に建てられ17世紀初頭に再建された、ソウルの宮殿に現存する最古の正門です。入場時間が終わったので閉じられています。

粛章門と仁政門 進善門
錦川橋と進善門 敦化門は閉じられていた

昌慶宮と昌徳宮は、わずか1000ウオンの入場料でなかなか見応えがあります。


夕食はビビンバで

地下鉄で明洞へ。夕食は路地裏の全州中央開館のビビンバで。ソウルに来ると、1回は訪れる店です。偶然隣のテーブルになった、日本人の若い男性。彼もマイルの無料航空券で来て、この日は水原に行ってきたのだとか。

路地の奥の全州中央開館 夕食はビビンバで

1日だけ移動したホテルに預けてあった荷物をピックアップ。東横インに戻ります。


 

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