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白馬高地駅からDMZトレインに乗車

白馬高地駅に戻ってきました。駅の隣の物産館は、土産物を買い求める乗客で賑わっています。駅舎内には、この地を訪れた人々の感想か、統一を願う思いなのか、何かが書かれた色紙がびっしりと貼られていますが、ハングルが読めません。

白馬高地駅 駅舎の中の寄せ書き
発車を待つDMZトレイン 線路の終点に“鉄馬は再び走りたい”

DMZトレインは、既にホームに入線しています。ホームの北の端、京元線の分断点には、“The Northernmost Point 鐵道中斷点”の文字とともに、“We want to be back on track”鉄馬は再び走りたいの看板が立っています。まだこの先、月井里駅までの延長計画があるそうで、採算性などということは考えないんでしょう。

ソウルに向けて、列車は定刻に発車。次の新炭里駅で白馬高地行き通勤列車と交換。向こうには、乗客はほとんどいなかったような。

新炭里駅で通勤列車と交換
売店の前の窓際にも寄せ書きが テーブル席でビールで休憩

2号車の売店でビールを買って、テーブルのあるドア横のロングシートで一休み。売店には一般の食料や飲料の他、乾パンや戦闘食糧も売っていますが、ちょっと。売店前の窓際には、乗客が感想か思いを書いたカードをクリップで留めています。

 

漣川駅で小休止

漣川駅で15分程小休止をして、アテンダントの案内で駅構内に立つ給水塔の見学です。蒸気機関車に水を補給する時に使われていたもので、ツタが巻き付いているものの韓国の文化財の登録されていて保存状態がよく、朝鮮戦争当時の銃弾の跡も残っています。

漣川駅で小休止 蒸気機関車時代の給水塔
蒸気機関車が描かれた漣川駅舎 工事用車両も留置

給水塔にあわせてか、駅舎には蒸気機関車の牽く列車が描かれています。向こうのホームには工事用の車両も。

DMZトレイン車内の写真

DMZトレインの車内、窓上の広告差しに写真が入っています。説明はハングルだけでよくわかりませんが、1号車では人が立ち入らなくなったDMZの自然、2号車では日本の敗戦による解放から南北分断、朝鮮戦争と休戦から現在に至るまでDMZで起きた事件を展示しているようです。

3号車の写真の一部を下に示します。日本統治時代から朝鮮戦争を経て近年に至る韓国鉄道の変遷です。一番下の、日本の0系新幹線もどきは一体何だったんでしょうか。

3号車の窓上に掲示してあった歴代韓国鉄道の写真 日本の新幹線0系もどきは一体何?

帰路の車内では、アテンダントが中心になって乗客を集めて車内でゲームをしたり、当日撮った写真を大型モニターにスライドショウで映したりと盛り上がっていますが、言葉のわからない外国人はなかなかついて行くのが困難です。

 

清凉里駅

途中で日が暮れた中、白馬高地から2時間余りで清凉里駅に戻ってきました。列車はソウルまで行きますが、ここで下車します。隣の広域電鉄線のホームにはホームドアが完備。こちら長距離列車のホームには無し。向かいのホームに、初めて見る流線型の電車が停まっています。始発の中央線栄州行きITXセマウル号です。

モノクラス6両編成の電車で、カフェカーも連結していません。最近運行をやめた、KTX登場前の韓国の看板列車、両端が流線型動力車のディーゼルカー、セマウル号に替わる新車のようです。韓国の列車も、食堂車をやめた日本のようにだんだん味気なくなっていくのでしょうね。

清凉里駅に戻ってきた 隣の線路のL型DL
新しい電車のITXセマウル号

7年ぶりに降り立った清凉里駅は立派な駅ビルに改築されていました。ロッテに乗っ取られた感もありますが。夕食はロッテのレストラン街へ。マックにケンタにCoCo壱番館、食べたいものがないなと思って見回っていると、韓国料理のチェーン店でしょうか。表に出ている看板のメニューをデジカメで撮って、液晶画面を見せて注文したのはスンドゥブ。

ロッテに乗っ取られたような清凉里駅 夕食はスンドゥブ

東横インに預けていた荷物を引き取り、近所のホテルに移動です。1部屋ありますよと今更言われても、向こうのキャンセル料がかかるので。


ソウル駅の各種列車

韓国3日目は、ソウル駅から京釜線で30分ほどの水原に行くことに。旧市街の城壁に囲まれた、水原華城は世界遺産に指定されています。別に、列車に乗れれば何処でもよかったのですが、本数が多くて適当な距離とのことで、9年前に城壁の西半分を歩いているので、今度は東半分に挑戦しようかと。

水原は広域電鉄線でも行けますが、まずは列車線(在来線)の切符を買ってソウル駅に出入りする列車の見物です。韓国が独自開発と言っているKTX山川が入線してきます。浦項と晋州発の編成を東大邱で併結し、ソウルを経て仁川国際空港まで乗り入れます。線路幅が同じなので、新幹線の一部と成田エクスプレスを一体化して空港に乗り入れできるんですね。

KTX山川が入線 2編成を併結

フランスのTGVを導入したKTXは両端の動力車を含め20両編成に対して、KTX山川は支線直通の輸送力に見合う10両編成で併結対応。中間車は連接タイプの客車で、基本構造は踏襲していますが、普通車も座席を広げ回転できる等の改良が施されているのはよしとしても、初期故障が頻発して、欠陥車として現代ロテムが韓国鉄道公社から訴えられているのだとか。

先頭の形状 客車の連接面
KTXがずらりと並ぶ ムグンファ号

でも、高速新線の主力はTGVそのもののKTX。東京駅で新幹線を見るように、ソウル駅のホームにもズラッと並びます。在来線の主力は機関車牽引のムグンファ号。電化区間の延伸で、ソウル駅でディーゼル機関車をほとんど見かけなくなりました。

お目当ては、そのムグンファ号と同じ運賃で乗れる日立製の電車ヌリロ号。天安から別れて長項線に入る新昌行き。モノクラスでわずか4両の短い編成、カフェカーの連結もなし。車体が大陸サイズのためか、ムグンファ号にはない座席のテーブルが隣の席との間の肘掛けに折りたたまれていて、JRより隣との間隔が広く干渉しない点は良いものの、足元の座席下のヒーターの取り付けは、もう少し上手に処理できそうなものですが。

最近導入されたヌリロ ヌリロの車内
荷物置き場もある 隣の席との間に折りたたみテーブルを収納

 

水原駅に到着

30分少々で水原駅に到着。ソウル駅より低い水原駅のホームにあわせて、ドアのステップが下がって階段が現れるのは、なかなかユニーク。

ホームにあわせて上下するステップ 水原駅の低いホームのヌリロ号
水原駅を発車するヌリロ号 貨物列車が通過

ホームで大勢の乗客がいたのに、ヌリロ号にはほとんど乗りません。待っていた列車は釜山行きのKTX。線路幅が同じなので、ソウルから高速新線の通らない在来線の乗客を拾い、大田から高速新線に乗って釜山へ。高速新線だけを走る前後の列車に比べ、ソウル-釜山間の所要時間は30分ほど増えるものの、水原の乗客にとっては便利な列車です。こんな柔軟な運用もできるんですね。

在来線経由のKTXが入線 大田から高速新線に入る釜山行きKTX

 


 

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