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ポルト・カンパニャン駅からアルファペンドゥラールでブラガへ

ポルトの2日目は遠出をしてポルトから東へ、ローカル線に乗ってドウロ川沿いにさかのぼり、終点のポシーニョを往復する計画を立てていました。ところが、前日のトラム博物館が休館日だったため再チャレンジすべく、午後にはポルトに戻れるよう、ポルトから北へ電車で1時間ほどのブラガに行き先を変更です。

ディーゼル機関車の牽引する貨物列車 材木を満載した貨物列車が発車していく

ポルトとブラガの間には、近郊電車が30分から1時間ごとにありますが、リスボンとポルトを結ぶアルファペンドゥラールの一部にブラガまで足を延ばす列車があるので、往路は試しに乗ってみることに。

昨日買ったメトロの24時間を有効に活用して、カンパニャン駅に向かいます。赤いディーゼル機関車が牽く、木材を満載した貨物列車がリスボン方面に走り去ります。

アルミ車体の近郊電車 ステンレス車体の近郊電車

そのあとのホームに、ステンレス車体の近郊電車が入線して来ます。アルミ車体の連接車は新車ですが、このステンレスのボギー車は古い車両の正面に黄色いお面をかぶせ、正面窓と側面窓を連続窓風に仕上げた改造車と見受けます。何だかすごい顔つきですね。

向かいのホームに、リスボン行きのアルファペンドゥラールが入線して来ます。特徴である振り子式の台車はオールコイルバネ、乗務員扉横の車体下部にイタリアの工業デザイナー、ジウジアーロの名前が読み取れます。

リスボン行きアルファペンドゥラ-ル 振り子式の台車とGIUGIAROデザインのロゴ

リスボン・サンタアポローニャ発ポルト・カンパニャン経由ブラガ行きのアルファペンドゥラールは、定刻を10分ほど遅れて入線して来ます。大半の乗客はポルト・カンパニャン駅で下車してしまい、車内はガラガラ。ここからブラガまで、普通電車が1時間6分、快速が49分で運賃が3€のところ、アルファペンドゥラールは37分で駆け抜けますが、2等で14€、1等は19€ですから、ポルトから乗った物好きは私だけのようです。

2等の車内は集団見合い型のクロスシートで座席の向きは固定です。私の指定席の3号車に乗客は3人だけ。車体中央の、テーブルの付いた4人のボックス席に移動します。

アルファペンドゥラ-ルの2等ツーリスタクラス ビュッフェの車内

半室ビュッフェの車両を連結しているので行ってみることに。車販のワゴンがポツンと置かれているだけで、客は誰もいません。1.8€のビールを注文して窓側のカウンターに持って行ったのですが、窓の位置が低くて普通に立っていると外が見えません。フランスのTGVならこの部分だけ窓が2段になっていて車窓が楽しめるのですが、ジウジアーロは車内の乗客より外観のデザインの統一感を優先しているようです。

ビュッフェのカウンター席は窓の位置が低すぎ 北ポルトガル 車窓の田園風景

 


祈りの街ブラガ

振り子式のアルファペンドゥラールは在来線を200km/hで走行するそうですが、気づいた範囲では車内の速度表示の最高速は160km/hです。途中停車駅はファマリカンの1駅のみ。ビアナ・ド・カシュテロ方面の路線が分岐するニーネも通過して、10分遅れのまま終点ブラガに到着です。

ブラガに到着 これから車内清掃 ブラガの旧駅舎

ブラガ駅の頭端式ホームの先にある駅舎は、屋上に地球?の乗ったガラス張りの近代的なビルですが、側面にホームと並行に旧駅舎が残っています。駅前から東へ歩いて旧市街の入口の門、アルコ・ダ・ポルタ・ノヴァに向かいます。

ブラガの新しい駅舎 旧市街の入口アルコ・ダ・ポルタ・ノヴァ

門をくぐると、狭いながらも東にのびるブラガのメインストリート、ドン・ディオゴ・デ・ソウサ通りです。1ヶ月後にやってくるクリスマスの飾り付けでしょうか、明かりがともる夜はきれいでしょう。

メインストリートのドン・ディオゴ・デ・ソウサ通り ブラガのカテドラル

ブラガは教会の数が多く、祈りの街といわれています。かつては大司教座が置かれ、中世から近世にかけて宗教都市として栄えました。通りから南側に入ると、大聖堂(カテドラル)がそびえています。12世紀にエンリケ伯爵が建設を開始し、その息子が初代ポルトガル国王アフォンソ1世になったのだが、現在の姿になるには18世紀までかかったのだとか。

     
カテドラルの内部       カテドラルの中庭

カテドラルの先に、水色のアズレージョが美しいコインブラス礼拝堂があります。隣のコインブラス家の邸宅に附属する礼拝堂で、16世紀の建築。内部は公開されていませんが、入り口から中を覗いて写真を一枚。

     
コインブラス礼拝堂       礼拝堂の内部

アルコ・ダ・ポルタ・ノヴァから東に続くドン・ディオゴ・デ・ソウサ通りの視界が急に開けると、レプリカ広場。大きな噴水があるものの水が出ていません。ここでも、2日後に迫った緊縮財政反対のゼネストへの参加を呼びかけています。外国人の私にも、ビラを配ってくれます。うーん、Greveがストライキということ以外、ポルトガル語は解らない。

レプブリカ広場 ゼネストに参加の呼びかけ

レプリカ広場の先の停留所から郊外にあるキリスト教の巡礼地、ボン・ジェズスの教会までバスがあるのですが、午後にはポルトに戻りたいので、今回はパス。ドン・ディオゴ・デ・ソウサ通りの北側を駅に向かって戻ります。

     
コングレガードス教会 教会 Reitor Da Igreja Dos Terceiros

祈りの街だけあって、広場に面して、あるいは路地の途中に、旧市街の至る所に教会や小さな礼拝堂があります。旧大司教館は、今は図書館兼公文書館になっているのだとか。

旧大司教館 サンタバールバラ庭園

旧大司教館の裏にある、ルネッサンス様式のサンタバーバラ庭園はバラ園。でも、今は季節外れで花はありません。隣の市庁舎前の広場には名物ペリカン噴水があります。ペリカンを天使が取り囲んでいるのは何を意味するのでしょうか。ここは、チョロチョロと水が出ています。その先の広場に面して、ポプロ修道院がそびえています。

市庁舎前のペリカンの噴水 ポプロ修道院

 


 

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