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ノッサ・セニョーラ・ド・ピラール修道院とドン・ルイス一世橋

ジャルディン・ド・モーロの横の坂道を登ると、ドウロ川を見下ろす高台にノッサ・セニョーラ・ド・ピラール修道院があります。眼下にドン・ルイス一世橋が架かり、対岸は赤い屋根の建物が続く世界遺産のポルト旧市街の絶景が広がります。中でもひときわ目立つのが、高くそびえるカテドラルとグレリゴス教会の塔 。

修道院から見た対岸のポルト旧市街 グレリゴス教会と2つ並んだカテドラルの塔
ドン・ルイス一世橋を渡るメトロD線のユーロトラム

19世紀後半に架けられたドン・ルイス一世橋は、二階建て構造になっていて、下層部の長さが川幅の174m、上層部の長さは395m、高さは約45mあります。12年前にこの場所に立ったときと、旧市街の眺めは変わりませんが、かつては橋の上層部、下層部ともクルマが行き交っていました。今では、すぐ上流側の高い位置に新しいコンクリート橋ができて上層部を通っていたクルマはこちらに移り、上は新しく開通したメトロと歩行者専用橋になっています。1999年のポルトは、こちらをご覧下さい

     
橋のたもとにあるケーブルカー       ドウロ川クルーズの遊覧船が出港

対岸に目をやると、下層部の橋のたもとから上層部まで、40m程の高度差を上り下りする新しいケーブルカーが開通しています。勾配が大きく変化しても、常に車体を水平に保つ構造になっているようです。

かつて、外洋を行き来する大型帆船の港だったカイス・ダ・リベイラから、ドウロ川クルーズの遊覧船が出港します。

かつてドウロ川でワインの樽を運んだ帆船ラベロ ワインセラーの上空を行くロープウエー

川の手前は、ポートワインのサンデマンをはじめとするワインセラーの建ち並ぶヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア地区。川には、かつてドウロ川でワインの樽を運んだ帆船ラベロが浮かび、新しく開通したロープウエーがサンデマンの上を越えて、橋の上層部のたもとと船着き場を行き来しています。

ドン・ルイス一世橋を渡るメトロ ノッサ・セニョーラ・ド・ピラール修道院

 

ポルトのカテドラル

ドン・ルイス一世橋の上層部を渡って、旧市街に戻ったところにポルトの大聖堂(カテドラル)があります。12世紀に要塞として建てられ、17世紀から18世紀の改修で今の姿になったのだとか。高台のカテドラルの前庭からサンベント駅とその横の坂道を登るトラム、正面のアズレージョが美しいコングレガドス教会が見渡せます。

ポルトのカテドラル カテドラルからみたサンベント駅とコングレガドス教会
カテドラルの前の民家 カテドラルの正面

カテドラル前の広場に立つねじねじの柱はペロリーニョ。罪人を見せしめのために吊り下げた、さらし柱なのだとか。いつ頃まで使われていたのでしょうか。

ポルトのカテドラルの内部

カテドラルを出るともう夕暮れ。民家の間の急な坂になった狭い路地を下っていきます。広い通りを横切ると緑の芝生のインファンテ・ドン・エンヒーケ庭園があり、その中心にポルトガル大航海時代の英雄エンリケ航海王子の像が立ち、その向こうに建つポルサ宮のライトアップが始まっています。ポルサ宮は宮殿ではなく、18世紀に建てられてから商業組合や裁判所、最近まで証券取引所と使われ、今は商工会議所です。

ポルサ宮とエンリケ航海王子の像 サンフランシスコ教会前のトラム1系統折り返し点

ここまで来たのは、ポルサ宮の隣にあるサンフランシスコ教会の近くから発車する、トラム1系統の時刻の確認です。明日ポルト近郊の街に出かけ、サンベント駅まで戻ってから1系統に乗ってトラム博物館に再チャレンジしようとの計画です。ちょうど、トラムが到着して折り返し線に入ります。

 


カンパニャン駅まで夕食に

夕食は、タコ料理の有名店に行ってみることに。ガイドブックでは、カンパニャン駅から坂道を上がるというだけで、場所がよくわかりません。一旦ホテルに戻ってGoogleマップで検索して、カンパニャン駅からの道順をストリートビューでシミュレーションです。これなら迷う心配はありません。メトロの24時間券を持って、サンタ・カタリナ通りをボリャオン駅に向かいます。

タコ料理で有名なレストラン タコのマリネを注文したはずが

このお店、日本語のメニューもあり、先客には日本人らしき中年のカップルも。旅行者ではなく、こちらの駐在員のような慣れた雰囲気です。タコのマリネを注文したのですが、タコのフライ野菜添えのようなものが出てきました。間違ったのかな? メインのタコの天ぷらはタコライスも一緒になったすごいボリューム。とても全部は食べきれません。

タコの天ぷらライス添え 夜のカンパニャン駅

日本語は通じないものの、店の主人は“味はどうだ”と英語で聞いてきます。“とてもおいしいんだけど、おなかがいっぱいになってしまったので持ち帰りたい。ドギーバッグをもらえる?”と聞いたら、使い捨てのアルミ箔の鍋に入れてくれました。オブリガード。ホテルで朝ご飯にしましたが、冷めてもおいしいタコご飯。

 

夜のポルト・カンパニャン駅

レストランからの帰り道、カンパニャン駅に立ち寄ったらリスボン行きのアルファ・ペンドゥラーレが入線してきました。イタリアのペンドリーノの広軌バージョンです。さすがに夜9時前になると乗客もまばら。

振り子式のアルファペンドゥーラール リスボン行き

続いて、アルミ車体の近郊電車が入線してきます。頭端式で北に向かっており返す構造になったホームには、ローカル線の気動車が停車しています。エンジン音が聞こえてくるのは手前の車両だけ、日本式にいうとキハ+キクハの編成です。この気動車、車体はちょっと古風なコルゲートのステンレス製。どうやら旧型車を改造して近代化し、正面も側面も連続窓風に見せかけたようです。それにしても、落書きのすごいこと。

ステンレス車体2連の気動車 落書きがすごい アルミ車体の4両連接のローカル電車

 


 

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