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宝山路駅周辺

地下鉄3号線と4号線共用区間の上海火車站駅と宝山路駅の間は、上海駅の留置線を見下ろす高架線を走ります。上海まで列車を牽引してきた電気機関車やディーゼル機関車が車体を休め、留置線に並ぶ多くの客車の中には珍しい車両も。

上海駅から続く留置線上の電気機関車やディーゼル機関車
この端面に窓のある客車は何でしょうか 緑に黄帯は青海チベット鉄道の客車

留置線の反対側には、古い二階建ての家並みが残っています。宝山路駅を降りると、駅前の通りには荷車や自転車が行き交い、都心では見かけることにない三輪バイクタクシーが走り回っています。上海駅からわずか一駅で、この周辺には昔の上海の面影がありますが、上海の発展の早さから見て、今後はいつまで残っているかは疑問です。

留置線の反対側には古い上海の家並みが残る 街ゆく自転車にも昔の中国の面影が
都心では見かけない三輪バイクタクシーが走り回っている

 


上海鉄路博物館

宝山路駅で降りたのは、4年前に休館日に来てしてしまった上海鉄道博物館に再訪するためです。高架線を行く地下鉄から、留置線に並ぶ客車の向こうに宝山路駅の前身、国鉄時代のかつての上海北駅を再現した博物館の建物が見えます。駅から上海鉄路局の前を通って博物館に向かう途中で、鉄路局の職員でしょうか、若い女性が生け垣に鋏を入れて手入れをしています。

留置各車の向こうに国鉄宝山路駅を模した博物館 赤いセーターの女性が鉄路局の生け垣の手入れ

上海鉄路博物館には、数日前に北京の中国鉄道博物館で見たのと同じ型式の蒸気機関車が展示されています。詳しくは、こちらをご覧ください

上海鉄路博物館の屋外展示車両

 


上海の路面電車(有軌電車)

今夜も夜行列車。一旦ホテルに戻りシャワーを浴びてからをチェックアウトしてフロントに荷物を預かってもらい、地下鉄中山公園駅から続くショッピングモールのフードコートでカレーライスで昼食です。スプーンの代わりにレンゲになっているところ以外は、日本のカレーライスそのもの。味噌汁用に割り箸も付いてきます。隣には、ドンクのパン屋さんも。

ショッピングセンターのフードコートのレンゲで食べるポークカレー 味噌汁が付いてきた

地下鉄2号線で西から東へ、上海の都心部を通り向けて張江高科駅に向かいます。浦東空港行きのリニアモーターカーの乗換駅、龍陽路の次の駅で、2号線が浦東空港方面に延長されるまで、東の終点だったところです。

ドンクのパンもあります 張江高科駅前のバスターミナル

ここに来たのは、上海の路面電車に乗るため。駅を降りて地上に出て一周したのですが、バスターミナルはあるものの路面電車は見つかりません。バスターミナルで待っている人に、地下鉄路線図に一緒に掲載されている路面電車の終点、張東路金秋路を指さして聞いてみると、親切に乗り場に案内してくれます。でも、そこは張東路金秋路を通る系統のバス乗り場。違うんだなー。

この露店街を右に行くと路面電車乗り場 路面電車の張江地鉄駅

もう一度地下まで戻り、駅の窓口で“トラム”と聞いても理解してもらえません。その時、路面電車の中国語は有軌電車だったことを思い出し、メモ用紙に中国の簡体字で有軌電車と書いて見せると、バスターミナルの方向を指さしています。地上に戻り、バスターミナル近くの露店の女性に有軌電車のメモ用紙を見せると、露店街の先を指さしてくれます。

横の高架は“上海軌道交通培訓中心実訓基地” 1本レールのポイントに注目

露店街を通り抜けるとありました、架線と一本の線路が。ここが路面電車の始発、張江地鉄駅です。すぐ隣は、地下鉄2号線が張江高科駅が終点だったときに使用していた高架駅の跡のようです。延長時に地下駅に移転したのでしょう。今では上海軌道交通培訓中心実訓基地の表示が出ています。軌道交通は地下鉄のことで、教育訓練センター実習場になっているようです。

2010年に開通した路面電車は、1本のレールをガイドにゴムタイヤで走るフランス製で、中国では天津に次いで2番目の導入だとか。待っていると、3車体連接の低床車が入線して来ます。ポイントがモノレールと同じ構造です。というか、これもモノレールの一種ですかね。

車掌さんはスマホに夢中 ゴムタイヤで道路を走る路面電車

車掌さんのいる中央の車両のドアが入り口で、前後の車両のドアが出口。乗車時に車掌さんから切符を買い求めますが、大半の乗客はICカードを読み取り機にピッ。運賃はバスと同じ2元です。フランスではワンマン運転でしょうから、車掌の立つ場所など考えていないと思ったら、中央の車両の連結面に乗務員専座のステッカーを張った席があります。北京のバス等と同様に、乗客には立たせても、車掌さんは座って勤務する中国仕様です。

私服の車掌さんは、鞄がなければ乗客と区別が付きません。手持ちぶさたで、乗務中もずっと座ってスマホをいじっています。日本だったら投書する奴がいて、たたかれるだろうな。

上海中医薬大学で途中下車 道路の向かいは名門校復旦大学

ゴムタイヤなので、乗り心地はトロリーバスと同じ。クルマのようなナンバープレートも付いています。車窓に変わったモニュメントが見えたので降りてみることに。上海中医薬大学、上海中医薬研究院と繁体字で書いています。簡体字より繁体字の方が権威があるのでしょうか。降りるときドアのボタンを押して開けるのもヨーロッパ仕様そのまま。

道路の向かいには、名門校復旦大学もあります。ここで折り返して張江高科駅に戻ることに。

乗務員専座が空席と思ったら 車掌さんは運転士の横でずっとおしゃべり

一緒に両大学の学生さんも大勢乗りますが、みんなICカードでピッ。私だけ切符を買おうと思っても、乗務員専座は空席で車掌さんがいません。車内を探したら、運転席の横で運転士とおしゃべり中。私に切符を売った後は、終点までずっと話し込んでいました。日本のように、運転中は乗務員に話しかけないでくださいとは、何処にも書いていないようです。


豫園近くの超級電容客車

地下鉄2号線で都心に戻り、10号線に乗り換えて。豫園駅に向かいます。名園の豫園は複数回訪れているので、目的は上海万博時に運転を開始した、バッテリーに換えてキャパシタに急速充電して走る電気バス。地下鉄駅に日本観光の広告が出ています。日本のイメージといえば、富士山、京都に温泉ですかね。

地下鉄にあった日本観光の広告

地下鉄です。豫園駅から地上に出た交差点で、若い2人の美女に呼び止められます。デジカメを渡され写真を撮って欲しいとのこと。何でこんなところをバックに写真?と思いながらも、イー・アー・サンでシャッターを押してあげた後、綺麗な英語でどこから来たの聞いてきます。日本から、ベイジン(北京)、ナンジン(南京)と回って今夜の夜行列車でグァンチョウ(広州)へと答えます。

日本は富士山・京都・温泉ですか 浦東のビル群が見える公園

ちょうど良かった、私たち来月日本に行くの、日本の話を聞きたいわ。キョウト(京都)のサクラはどうかしら。京都の桜はもう終わっているよ、今からなら桜は東北地方に行かないとと答えながら、(ホントかな? タイミングが良すぎるし、彼女は英語の中に一部日本語を織り交ぜながら、京都を中国語読みではなく『キョウト』と発音するなど日本人の扱いに慣れてそう)とちょっと警戒。京都のことなどをやりとりした後で、豫園なんて混んでいるから行かないで私たちとお茶しない、中国のティーセレモニーは日本のお茶とはまた違うのよ、と誘ってきた。

何で、若い女性がこんなオヤジを相手に。時間がないからと言って、危ない(かもしれない)誘いには乗らずに別れましたが、手に持っていた地○の歩き方を見つけて、写真を撮ってを餌に声をかけてきたのかも。

パンタグラフを延ばして充電中 前から見るとこんな感じ

彼女たちに声をかけられた通りに、26系統の電気バスが走っています。各停留所の前には短い剛体架線があり、始発の黄浦江近くの公園の脇の停留所では、2台分のスペースがあって、ここに到着したバスの屋根からスルスルとパンタグラフが立ち上がり、架線に接触して充電を始めます。バスには、超級電容客車 SUPER CAPACITOR BUS の標記があり、バッテリーではなくキャパシタを持っています。

黒い蛇腹の部分が垂直に上下します 浦東のビル群も見納め

バスは、パンタグラフをおろして発車していきます。1回充電するとしばらくは走れるようで、停留所毎にパンタグラフを上げているわけではありません。

外灘から浦東のビルを眺めてから、ホテルに戻って荷物をピックアップ。上海駅に向かいます。


 

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