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梅園新村紀念館

総統府の前の道を東へ、すぐ近くに梅園新村紀念館があります。ここは、1946年5月から1947年3月まで、中国共産党代表団の周恩来や董必武が、南京で国民党政府と和平交渉を行うために事務所と宿舎に利用した場所です。

梅園新村紀念館と周恩来の像
玄関には“1946.5-1947.3”の文字が描かれている 周恩来が使用したクルマ

その中には、代表団の事務室や周恩来夫妻の宿舎、董必武夫妻らの宿舎があり、全国重点文物保護単位及び全国愛国主義教育基地として、革命を学ぶ教育の場になっているようです。

周恩来図書館 共産党代表団事務所跡

周恩来の執務室と応接室

周辺の道路には高い建物はなく、まだ夜道が真っ暗だった時代に幹の下部を白く塗られた街路樹が狭い道の両側で枝を大きく広げて上空を覆い、21年前に南京を訪れたときの街の姿がそのまま残っています。

地下鉄駅近くの大通りまで戻ると、そこは21世紀の南京。中華麺で昼食にします。

昔の姿がそのまま残る一角 昼食は中華麺で

 


バスに乗って中華門へ

南京の地下鉄は、複数の路線が建設中ですが、運行しているのは主に南北方向に走る1号線と、東西方向の2号線だけ。まだまだ地下鉄だけで行ける場所は限られていて、バスのお世話になります。

バス停には、そこを通る系統毎に通る停留所名が書かれているので、漢字の読める日本人なら何とかなります。都心部のバス停には、次のバスが何処まで来ているかを表示する装置も付いています。距離を表示するので、GPSを使っているのでしょうね。

バス停の案内表示 LAOXの全面広告車

中国資本に買収された秋葉原の電気店、LAOXの広告をまとったバスで、中華門に向かいます。南京のバスは空調車は2元、冷暖房のないクルマは1元で、空調を使わない季節も同じ。大半の系統は空調車の運行です。地元の乗客は南京のICカードを使って4割引になるようですが、北京のICカード“一卡通”は使えません。北京でバス代4角が身についてしまうと、現金払いの2元(33円)は高く感じてしまいます。

混雑したバスの中で立っていると、前の席が2つ空いた瞬間に横から中年の女性が突入してきます。もう一方の席に中学生ぐらいの娘を呼び寄せて座らせますが、前に立っている私を見上げると娘に立てと命じて、私に座れと促します。“謝謝”と言って座ったのですが、発音で外国人とわかったらしく、娘が英語で“どこから来たの?”。雑談しながら、ツォンファーメン(中華門)で降りたいと言ったら、“次よ”と教えてくれます。

中華門は南京市を囲む城壁の南側の門 城壁の内側

中華門は、南京市をぐるりと取り囲む、世界最大級といわれる明の時代の城壁の南側に位置する城門で、清の時代の再建。入り口から覗くと門が重なって見えますが、3つの小城郭と4重の城門、27の蔵兵洞(兵の待機所)から構成され、3000人の兵士を配置することが可能な南京防衛の要塞だったとか。日中戦争中の1937年、激戦で中華門は爆破され南京は陥落、ここで日本軍による南京への入城式が行われたのだとか。

中華門近くの城壁の外側 中華門駅で貨車に積まれた中国人民解放軍の戦車

中華門から徒歩で、雨花台風景名勝区に向かいます。途中、国鉄の線路を越える陸橋の上から中華門駅を見ると、側線に何十台もの中国人民解放軍の戦車を連ねた貨物列車が停車しています。


雨花台風景名勝区

中華門から南へ、南京市郊外の高台に、広大な雨花台風景名勝区があります。この日は日曜日で、大勢の市民や観光客で賑わっています。ここは、国民党が統治した中華民国時代に、敵対していた共産党員等が処刑された場所で、国共内戦に勝利した解放後の1950年代になって、革命戦士の冥福を祈るため建設されたのだそうです。

雨花台風景名勝区の入口 烈士群彫

雨花台のいわれは6世紀の南北朝の時代、この高台で高僧雲光法師の感動的な法話に、神が花を雨のように降らせたという言い伝えよるのだとか。

入口の門をくぐると、烈士群彫が出迎えてくれます。ここも全国重点文物保護単位や全国青少年教育基地に指定され、社会主義教育の重要施設となっているそうです。うーん、いかにも社会主義って姿。

高台に建つ雨花閣 雨花閣から見た革命烈士紀念碑
雨花閣の内部 何ですかこの足は

高台に建つ雨花閣には金ピカの仏様もまつられ、大きな足もあります。これって何? 塔の上からは周囲360度の展望が開け、スモッグで霞む中、近くの中華門駅を通過する国鉄の快速列車や、交差する高架駅に停車する地下鉄1号線の電車も見ることができます。

雨花閣から見た南京地下鉄中華門駅 雨花閣から見た国鉄中華門駅

ここは、清朝を倒して中華民国を建国した辛亥革命の時にも戦いの場となったそうで、革命烈士紀念館には当時の写真や遺品等が展示されているとのことですが、敷地が余りに広くて遠いためパス。

革命烈士紀念館 革命烈士紀念碑
園内や周辺では雨花石が売られている

園内や周辺では、土産用に雨花石という名の南京の周辺で取れる石が売られています。綺麗に見せるためでしょうか、容器に張った水の中に入れて並べています。


再びバスで夫子廟へ

雨花台から、もと来た道をバスで戻ります。中華門を過ぎて少し戻ったところで、南京夫子廟の門が見えたので下車。ここは南京市の中心からやや南寄りに位置する観光地で、秦淮河の周辺に日中戦争で破壊された明の時代の江南民家建築の街を再建したところ。

バスで夫子廟に向かう 夫子廟の入口の門

日曜日とあって、観光客で賑わい。夫子廟にお参りをして、川の向こうの金の龍や葉を金色に染めた金のなる木?をバックに、盛んに写真を撮っています。廟の前には人力車もいて、ちょっと浅草のような感じ。

夫子廟 夫子廟の門前の人力車
遊覧船の向こう岸には金の龍 葉を金色に染めた木

 


 

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