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食は広州に在り

食在広州食は広州に在り。料理がおいしいのは広州ということで、雨も止んだのでホテルから地下鉄で1駅ほどの距離をぶらぶら歩いて、ちょっと有名なレストランに向かいます。週の真ん中の平日の夜ですが、店は良く賑わっていて何とか席を確保します。

夜の広州の街へ 広東料理の有名店
平日の夜に良く賑わっています 全部は食べきれない

何も言わなくても、ウーロン茶とピーナツが出てきます。あとでレシートを見ると、それぞれ5元、6元としっかり請求されています。当たり前か。メニューを見れば、あれも食べたいこれも食べてみたいけど、スープと炒め物にあんかけ焼きそばを注文します。おいしかったけれど、一人でこの量はちょっと…。ビールも含め総計100元、円高の当時のレートで1300円で大満足。同じものを香港で注文したら高いだろうなぁ。


地下鉄で広州東駅へ

広州で1泊した翌日は、朝の列車で香港に向かいます。地下鉄で列車の始発の広州東駅へ。車両は、広州女子医院の広告車。しかし、この女医のキャラはどうなんでしょう。羽が生えて飛んでる医者の診察を受けたいかな。

広州地下鉄のシルバーシートは、老人、孕婦、小孩、残疾人専座になっています。やっとわかった、“残って、障がい者のことだったんだ。他の都市では、子供は優先席に含まなかったような。

地下鉄1号線のシルバーシート 広州女子医院の広告
広州東站に到着 朝食のセットメニュー

余裕を持って広州東駅に到着したので、時間調整を兼ね、昨日の永和大王でライスバーガーと豆乳の朝食セットメニューを注文。


九廣鐵路で香港へ

香港に向かう九広鉄路は、他の路線と乗り場が完全に分けられています。それもそのはず、一国二制度のもと、本土から香港に向かうには、中国人も外国人もパスポートを提出して出境審査を受けます。その先の列車の待合室には、免税店も。

九広鉄路専用乗り場 この列の先に出境審査
免税店のある待合室 乗車ホームへの改札

発車時間が近づくと改札が始まり、ホームに降ります。列車は既に入線しています。車両は中国本土持ちと香港MRT持ちがありますが、これは本土側の客車です。先頭に行ってみると、牽引機は韶山8型電気機関車、次位に半室荷物車が連結されています。このホームの乗客は既に中国を出国しているわけで、隣のホームとの間には鉄柵が設けられています。

先頭は韶山8型電気機関車 機関車の次は軟座行李車 荷物と1等の合造車
食堂車が連結されていた

編成の中央には、食堂車も連結されていて、発車前から既に利用客がいます。しまった、朝食は食堂車にすれば良かった。

半室荷物車と食堂車以外は全て1等座席車。リクライニングシートですが、回転はしないので、半分の座席は後ろ向き。機関車から直接給電するのでしょう、電源車は連結していなかったように思います。

各入口には車掌が立つ         リクライニングシートの1等車内
国内線のホームからCRH1が発車していく 食堂車のスタッフが注文を取りに来た

満席で発車すると、ペットボトルの水が配られます。中国本土の列車にはないサービスですね。車内を食堂車のスタッフが注文を取りに回り、飲み物だけのようですが座席まで出前もしてくれます。これも、食堂車が乗務員のたまり場になっている本土の列車ではあり得ない。

複々線区間を、新幹線タイプのCRH1圳行きと併走します。CRH1の方が速いのですが停車駅が多く、その間にこちらが抜き返します。香港までの途中停車駅は東莞のみ(現在は常平に変更になるとともに列車の本数も増加しています)。

CRH1と併走 テーブルには配られた水 途中の停車駅は東莞のみ

圳の市街地に入ると、地下鉄と併走します。9年前に北京から香港直通列車に乗ってここを通ったとき、既に高層ビルが林立していましたが、まだ地下鉄はできていなかったですね。圳駅を通過して、鉄橋で小さな川を渡ると、列車は中国本土に別れを告げて香港特別行政区に入ります。

深圳の地下鉄駅 圳地下鉄と併走
圳駅を通過 中国本土と香港を分け隔てる川を渡る

引き続き、香港編は、こちら


旅のヒント

2012年の春に、ANAのマイルでもらった羽田−北京、香港−羽田の航空券を使い、北京から香港まで5泊6日で4本の列車を乗り継ぐ旅をしてきました。中国の鉄道は、海外のクレジットカードでのネット決済に対応していないので、現地に着いてからの購入か、旅行会社に依頼する必要があります。日本から切符を手配する機会が多ければ、銀聯カードを作るという方法もありますが、いずれにせよ、切符の受け取りは現地になります。

中国の鉄道といえば、特に寝台券はいつも入手が困難というイメージがありますが、ここ数年で高速新線の建設が進み、新幹線タイプの列車が大増発されたことを受け、春節や労働節、国慶節等の民族大移動の時期を除けば、車内に空席のある列車も多く見かけるようになってきました。

これは、多くの中国人民の収入と、最近の高速列車の運賃との乖離が大きく、高すぎる列車に乗れないということもあり、本数の減った並行在来線の列車は、時間がかかっても人気があり大混雑が続いているようです。

中国の鉄道切符予約サイト、中国鉄路客戸服務中心(このサイトでは、ウイルス対策ソフト等が、“この Web サイトのセキュリティ証明書には問題があります”との警告を出す場合があり、閲覧は個人の責任でお願いします)では、出発地、到着地と日付を入力すると、該当する列車の発駅と着駅それぞれの時刻と所要時間、座席や寝台の種類毎の残り枚数が表示されます。車次(列車番号)にマウスを持ってくると、途中の停車駅と着発時刻もわかります。

このサイトを見ていて、新幹線タイプの高速列車なら中国に着いてから切符を買いにいっても入手可能との見込みを得たのですが、2012年の春段階では、北京−広州間の高速鉄道は広州−武漢間運転で、北京まで全通していませんでした。もはや日本では絶滅寸前になった在来線の夜行寝台列車も組み込みたいと思い、北京南−新幹線タイプの夜行寝台−南京、南京南−新幹線−上海虹橋、上海−在来線の夜行寝台−広州東、広州東−在来線の特快−香港のコースを組みました。

この中で、上海−広州東間の夜行寝台は4本あるものの、所要時間や発車の時間帯から見てT99次特快に限定。また、T99次特快は、上海から広州東行きと香港行きを隔日で運行しており、香港行きの日は広州東で切り離す編成には軟臥が連結されず、国内の乗客は香港行きの車両には乗車できないため、日付も限定されることになりました。日本出発前、切符の発売日に入手が必須です。

日本の旅行会社に中国の列車の切符の手配を依頼すると、切符の値段に対してトンデモナイ手数料が発生することを、2003年の北京から香港へ、T97次京九特快に乗車したときに経験済みのため、今回は中国の旅行会社を使うことにしました。

今では、“中国 鉄道 予約” でネット検索すると複数の旅行社がヒットしますが、2012年の春時点では、MAHOO SHANGHAI だけでした。メール添付ファイルでパスポートのコピーをおくる等(ダフ屋対策として切符に身分証明書の番号が入ります)何度かやりとりして、希望の切符を購入してもらい、上海であらかじめ電話連絡を入れてから直接受け取りに行きました。その場で現金払い、手数料も比較的良心的な金額でした。

広州東から香港の九広鉄路の切符は、中国の鉄道とは別です。香港MTRの、MTR Intercity Through Train のサイトでユーザー登録までしたのですが、何故かエラーが出て購入できず。ダメもとで北京駅の窓口で聞いてみたらメイヨー(没有)と言われ、乗車の前日に広州東駅で入手しました。九広直通列車は1日に7本ですが、切符が入手できなかったときは本数の多い高速列車で深圳まで行って、羅湖からMTR東鐵線に降り継ぐつもりでした。当日乗車した直通列車は満席だったので、前日に入手できたのは幸運だったのかもしれません。

そういえば、東海道・山陽新幹線も、ネット予約はエクスプレスカードというガラパゴスクレカのみで、海外からのネット予約と購入は不可能なようで、JR東を除く日本のJR各社は中国並みに遅れていますね。同じ東アジアでも、台湾の列車は日本からネットで予約、クレカで決済して現地で発券できるので、直前では入手が困難といわれる太魯閣號や普悠瑪號に乗ることができした。

2012年4月旅
2014年3月記


お役に立つリンク集

これからお出かけになる方や鉄道ファンの方に役立ちそうなリンクをそろえました

  • 中国国家観光局 (日本語) 中国国家観光局(東京)公式サイト
  • 中国鉄路客戸服務中心 (中国語) 列車の時刻検索や切符の残りの枚数わかります
  • 北京首都国際機場 (日本語、中国語、英語、韓国語) 北京首都国際空港公式サイト
  • 中国国家博物館 (中国語、英語、日本語、韓国語、フランス語、ドイツ語、イタリア語) 北京の中国国家博物館公式サイト
  • 中国鉄道博物館 (中国語) 北京の中国鉄道博物館公式サイト
  • 中国鉄道科学院 (中国語、英語) 北京の中国鉄道科学院公式サイト
  • 南京総統府 (中国語・英語・韓国語、日本語) 南京中国近代史遺址博物館公式サイト
  • 中山陵 (中国語、英語) 南京の中山陵、明孝陵、霊谷寺
  • 夫子廟 (中国語、日本語、韓国語、英語) 南京の夫子廟の公式サイト
  • 上海鉄路博物館 (中国語) 上海鉄路博物館公式サイト
  • 陳氏書院 (中国語、英語) 広州の陳氏書院(陳家祠)の公式サイト
  • 広州光孝禅寺 (中国語) 広州の光孝寺の公式サイト
  • 西漢南越王墓博物館 (中国語、日本語、英語) 広州の西漢南越王墓博物館の公式サイト
  • .中山紀念堂 (中国語) 広州の中山紀念堂の公式サイト
  • 広深鉄路 (英語、中国語) 広州と香港をむすぶ列車 中国側の広深鉄路公式サイト
  • 九広鉄路 (英語、中国語) 広州と香港をむすぶ列車 香港側の九広鉄路公式サイト

 

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