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北ミラノ鉄道カドルナ駅

トラムが北ミラノ鉄道のターミナル、カドルナ駅前を通ったのでここで途中下車。前回に来たときは無かったと思われる、自動改札機が設置されています。その隙間から写真を撮っていたのですが、試しに地下鉄やトラムの1日券を入れてみると自動改札機が開くのでホームへ。

カドルナ駅 TRNOLDとLeNORDの二階建て電車

北ミラノ鉄道の雑多な凸凹編成の電車以外に、TRNOLDやLeNORDの二階建て電車が入線しています。イタリア鉄道と同じ車両でも、塗色によってずいぶん印象が異なります。そういえば、前回訪問時にコモからカドルナまでの帰りに乗った、北ミラノ鉄道オリジナルの旧型車の姿は見かけませんでした。

北ミラノ鉄道の電車

 

ミラノのメトロポリターナ

ミラノの地下鉄メトロポリターナは赤い1号線、緑の2号線、黄色い3号線の3路線。都心部で交差しながらネットワークを作っています。前回2003年の訪問時にはほとんどの車両に落書きがひどく、次の駅の案内放送がないため窓ガラスにまで落書きされた車両に乗ってしまうと駅名も確認できない有様でした。その時に比べれば改善されたとはいえ、やっぱりやられている車両も。

赤いメトロポリターナ1号線の落書き電車 緑のメトロポリターナ2号線

最近黄色い3号線が北東に延長され、終点で路線を付け替えたトラムの郊外路線に接続しているとのことで、出かけてみました。終点コマシナで下車して地上に出ると、真新しい線路と停留所があるものの、貼ってあるトラム179系統の時刻表を見ると昼間の運転間隔は1時間近く開いていて、まだ40分以上待たないと電車は来ません。

黄色いメトロポリターナ3号線 郊外トラムとの接続駅にコマシナに来てみたものの電車はいない

チョイ乗りは諦めて、そのまま地下鉄3号線で市内に戻ります。貴重な時間を無駄にしてしまった。その後、2013年になって3号線の途中駅から北へ部分開通した地下鉄5号線は、ミラノ初の自動運転なのだとか。

地下鉄3号線の折り返し線 黄色がシンボルカラーの3号線の車内

 


サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会とサンタンブロージョ聖堂

3号線から2号線を乗り継いで、カドルナ駅の近くに戻ってきました。この先に、最後の晩餐で有名なサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会があります。教会の近くの電車通りは、広い歩道とトラムの軌道だけ。クルマは電車について軌道敷を走ります。

幅広の歩道 車道は軌道敷だけ サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会

レオナルド・ダ・ビンチが描いた最後の晩餐があるのは、教会の左隣のクリーム色の建物、旧ドメニコ派修道院の食堂の部分。初めてミラノを訪れた20年近く前に、まだ修復前の最後の晩餐を見ましたが、今では事前の予約が必須とのこと。前回は入らなかった教会の方だけと思って再訪したものの、ガイドブックにないシエスタタイムなのか15時まで閉鎖中。

サンタンブロージョ聖堂 聖堂の内部

やむなく見学はパスして、近くのサンタンブロージョ聖堂に向かいます。ミラノの最古の教会として知られ、4世紀に建設されたロンバルディア・ロマネスク様式の傑作。ミラノ司教で守護聖人でもあるアンブロージョを祭り、9世紀から11世紀の増改築により、中庭をもつ回廊や鐘楼が造られ現在の姿になったのだとか。

祭壇天蓋と黄金祭壇  大司教のミイラ

主祭壇部分には赤色大理石の柱で支えられた祭壇天蓋と、その下に黄金祭壇があり、祭壇の裏側にはガラス越しに大司教のミイラが納められています。


ミラノ中央駅からトリノへ

サンタンブロージョ駅から地下鉄でホテルに戻り、預けていた荷物をピックアップして、トリノへ行くために中央駅に向かいます。

ミラノ−トリノ間には高速新線経由で所要1時間のフレッチャ・ロッサ(現在はイタロも)、在来線経由で所要1時間40分のフレッチャ・ビアンカと1時間55分の快速列車RV(レッジョナーレ・ヴェローチェ)があります。この時間帯に適当なフレッチャ・ロッサが無く、1時間間隔で運行されていて、コストパフォーマンスの良いRVに乗ることに。

ミラノ中央駅(側面) トリノ行き快速列車RV(レッジョナーレ・ヴェローチェ)

券売機で切符を買って、発車の20分ぐらい前にホームに上がると、既に列車は入線しています。最後部は片運転台のE464型電気機関車で、連結面よりには荷物室もある模様。続いて客車は1等車が3両、2等車は7両で、ミラノ−トリノ間の専用車でしょうか、車体に名所の写真がプリントされています。夕方の時間帯のせいか頭端式ホームの入口に近い車両はよく混んでいます。

名所をプリントしたRVの専用客車 プッシュプルの先頭の制御客車

先頭車は運転台付きの客車での前方デッキ周辺は低床になっていてこの部分にシートが跳ね上げ式になった広いコンパートメントと広いトイレが設けられています。本来は車椅子用でしょうが、コンパートメントは若者に占領されています。

定刻にミラノ中央駅を発車。車窓を見かけない配色の振り子式ペンドリーノが横切ります。あとで調べてみると、イタリアとスイスを結んでいたチザルピーノのETR470が、ただのEC(ユーロシティー)に名称変更したときに、現在の銀に青帯になったようです。

トリノ行きRVの車内 もとチザルピーノのETR470

レッジョナーレ・ヴェローチェの速度は150km/hぐらいでしょうか。途中で日没となって行程の半分は暗闇の中を走り、ほぼ定刻にトリノ・ポルタヌオヴァ駅に到着。この駅も、ホームは頭端式の構造です。2泊する予定で、駅の横のホテルにチェックイン。

トリノに到着したRV スパッカナポリのピザ

すぐ近くの地元料理のレストランが開く時間を待って訪れたのですが、外の看板に電気は点いているものの入口には鍵が。やむなく、その先にあるナポリのピザ屋に向かいます。大きな看板が出ているので見つけたけれど、店が移転したのかガイドブックの地図とは違う場所で営業中。やっぱり地球の迷い方です。

安くておいしい店は大繁盛。でも、会計が間違っていることを指摘すると、もうクレジットカードを切ってしまったからと言って、差額を現金で返したうえでそのままの金額でサインを求めます。やっぱりイタリアは、やることがいい加減です。


トリノ・ポルタヌオヴァ駅の列車

翌朝は、次の日の朝にトリノから山越えのローカル線を乗り継いで、フランスのニースまで行くための乗車券の購入にポルタヌオバ駅へ。券売機では、ニースが選べないため、窓口に並んで購入します。トリノ−クーネオとクーネオ−ニースの2枚に分けて発券されました。クーネオの次のリモーネを過ぎてから国境を越えると思うのですが。

トリノ・ポルタヌオヴァ駅 ポルタヌオヴァ駅の切符売り場

クーネオまでのイタリア鉄道区間の5.8ユーロに対してフランス国鉄区間は22ユーロ。地図で見ると同じ程度の距離なので、イタリアに比べてフランスの鉄道運賃は高い。

駅まできたついでに、ホームに出て朝から列車見物です。フレッチャ・ロッサはミラノ、ローマ経由のナポリ行き。フレッチャ・ビアンカは在来線でミラノを経由しないボローニャ行き。その他、ミラノ行きのRVや近郊のR(レッジョナーレ)などが次々と発着します。

レッジョナーレの2階建て客車とフレッチャ・ロッサ フレッチャ・ビアンカとE464型電気機関車
トリノーミラノ間RVのプッシュプルの制御客車 トリノーミラノ間RVのプッシュプルのE464型電気機関車

ローマからの夜行列車が到着していました。イタリア半島の西海岸沿いにピサからジェノバを経由するコースで運行しています。E402型電気機関車が先頭に立ち、寝台車4両にコンパートメントの座席車が2両で、かつての日本の夜行急行列車を思わせる編成ですが、ちょっと短いですね。食堂車はありません。

ローマから夜行列車を牽いてきたE402型電気機関車 個室寝台 コンフォート
簡易寝台 クシェット 個室寝台 エクセシオール?

寝台車は、2段寝台4人部屋のコンフォート2両の間に、3段寝台6人部屋のクシェットと、もう一両広い個室の寝台車が挟まれています。CLASSと書かいてありますが、窓の数から見てクラシカではなくエクセシオールでしょうか。実は、この旅行の計画段階では、ジェノバからローマまでこの寝台列車の逆方向の利用も検討したのですが、結局はラ・スペツィアからの昼間のフレッチャ・ビアンカにしました。

夜行列車の後部2両はコンパートメントの座席車 ボローニャ行きフレッチャ・ビアンカ

 


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