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ポルタ・サン・パオロ駅前のトラム

ピラミーデ/ポルタ・サン・パオロ駅前には、コロッセオ方面から3系統のトラムが次々とやってきます。9200番台の7車体連接車で、3両目と5両目には座席がなく、ここが動力車になっているようです。3系統は、この先でテヴェレ川を渡ってイタリア鉄道のトラステヴェレ駅まで行く系統ですが、何故かピラミーデ/ポルタ・サン・パオロ駅前のループ線でコロッセオ方面に折り返していきます。

3系統の9200型7車体連接全低床車 折り返しのループ線上の3系統

近くに、ローマ市電の旧型車2047号がいます。今では営業車は全て連接車になっていますが、20年近く前に初めてローマを訪れたときには、この旧型ボギー車がまだ現役でした。今でも動態保存されているのでしょう。車外にいた運転士に聞いてみると、イタリア語はよくわからないのですが、“チネマ”という単語だけ聞き取れたので、映画の撮影のために登場したようです。車内に撮影に使う小道具やペットボトルの水が乗っていました。

ローマ市電の保存車2047号
       
映画に出演するらしい         2047号の車内

 


コロンナの鉄道博物館が見つからない

ネットで検索すると、ローマにはATACのポルタ・サン・パオロ駅の他にもう一個所、コロンナの鉄道博物館がヒットします。最寄り駅は、イタリア鉄道近郊線のコロンナ・ガッレリア駅のようで、時刻を検索するとテルミニ駅から30分ほど、概ね1時間間隔で列車があります。

地下鉄B線でテルミニ駅に戻り、昼食用に駅横の店でドネルケバブをテイクアウトし、駅の券売機で切符を買い求めます。2.6ユーロ、ということはローマ市内1日券の範囲外と思われます。でも安い。券売機では、購入時に候補となる列車を列記して、乗る列車の時間を聞いてきます。切符の変更手続無しに、該当する以外の列車の乗車して検札に合うと罰金8ユーロとのことで、復路は時間が読めないため切符は現地で買うことにして、とりあえず片道だけ買い求めます。近郊区間のためか、券売機からは時間指定のない切符が出てきました。ホーム入り口の刻印機の使用が必須です。

ローマ・テルミニ駅に戻ってきた 近郊路線のレッジョナーレ

普通列車は電気機関車のプッシュプルで、客車は台車間が低床のタイプです。駅間隔が長く、かなり飛ばしますが、駅ではゆっくり停車しています。コロンナ・ガッレリア駅に降りてみたものの、鉄道博物館らしきものはありません。若い人に聞いてみても、英語が通じません。イタリア語の博物館、ムゼオと聞いてみますが、知らない様子。

ドネルケバブをテイクアウト ローマ近郊の車窓

周辺をしばらく歩き回って通過する列車を撮り、あきらめてテルミニ駅まで戻ろうとしたところ、コロンナ・ガッレリア駅は無人駅で、しかも券売機がないことに気付きました。

車内検札の時、無札の場合は50ユーロの罰金です。ホームで列車を待っている乗客の中では最も若そうな青年に何処で切符が買えるか聞いてみましたが、英語が通じません。イタリア語の切符、ビレットと言ってみると、こちらの困っていることは理解してくれたようですが、どうやら近所に切符を売っているところは知らない様子。

コロンナ・ガレリア駅で下車 猛スピードで通過する列車

彼が、列車を待っている中年女性に聞いてくれたものの、購入できる場所はずいぶん遠いと言っているらしい。でも、彼女が持っている切符を1枚売ってくれるとのこと。でも、出してきたのは値段が違う1.5ユーロの地下鉄やバス、トラムと共通の1回券。ローマ市内の限定区間はメトロの切符でイタリア鉄道にも乗れるはずだけど、この駅まで乗れるのなら誰も2.6ユーロの切符なんて買わないでしょう。それに、私は1日券を持っているんだけど。とりあえず売ってもらって、ホームの刻印機で差し込みますが、壊れているのか反応無し。

コロンナ・ガレリア駅に乗客が集まってきた ローマ・テルミニ行きが到着

コロンナ・ガッレリア駅の線路はカーブしていて、見通しの悪いところを通過列車が猛スピードで駆け抜けて行きます。左右を指さし確認して、十分注意の上で線路を横断して対向するホームにある刻印機でやっと日付と時刻を刻印。検札が来たときに彼女に説明してもらおうと、同じ車両に乗ります。

結局、帰りのローマ・テルミニ行きの列車は到着まで検札に来なかったので、このれで良かったのか確認のしようがありません。それにしても、貴重な昼間の2時間を無駄にしてしまった。


ナローゲージのローマ・ジャルディネッティ線

テルミニ駅に戻り、駅の横から出ていて東に向かう、線路幅950mmのナローゲージの郊外電車を見に行くことにします。9年前には猛烈な落書きの古い電車が一部路面区間もある路線をゴロゴロと動いていました。当時はなかった自動改札機が設置されていて、駅員に聞いてみると1日券で乗れるというので、チョイ乗りに出かけます。

やってきた電車は当時と同じTc・Mc・Tcの3両編成。でも塗色が変更になり、落書きもなく、車内も更新できれいになっています。

始発のテルミニ・ラツィアーリ駅
左の壁はローマ・テルミニ駅
旧型車の車内
一部に併用軌道の区間もある マッジョーレ門広場駅

始発のテルミニ・ラツィアーリ駅からイタリア鉄道やトラム、地下鉄A線と併走して2駅目、マッジョーレ門広場駅に市電との平面交差があります。その先、イタリア鉄道のガードをくぐると、高架線と共同住宅にはさまれて、線路敷きが狭くなったところにガントレット区間があります。ガントレットを渡り終わった駅で一旦下車して、対向の電車に乗り換えて、マッジョーレ門広場に戻りしばし撮影です。ここには、紀元52年に建設されたローマ時代の水道橋の遺跡があります。

水道橋を背に城壁をくぐり
ローマ市電との平面交差をわたる
イタリア鉄道の下をくぐる
イタリア鉄道と住宅にはさまれたガントレット区間 比較的新しい連接車

マッジョーレ門広場でローマ市電と平面交差し、ガードをくぐってガントレット区間を走る、ローマ・ジャルディネッティ線の動画をご覧下さい。


ナローゲージのローマ・ジャルディネッティ線

 


マッジョーレ門広場のトラム

マッジョーレ門広場にはトラムのループ線がありますが、ここが始終点の系統はないはず。なのに、テルミニ駅やヴァチカンから来るトラムから降ろされた乗客で広場はあふれ、電車はループ線を回って折り返していきます。

トラムとローマ・ジャルディネッティ線の平面交差 9100型5車体連接部分低床車

しばらくすると、14系統や5系統のトラムの番号を表示した代行バスが現れ、トラムから降ろされて待っていた乗客が殺到します。どうやらここから東に向かう路線で何かトラブルでもあって、電車が不通になった模様です。一方、交差する南北方向のトラムは影響を受けずに正常運行です。

折り返し線にトラムが集まってきた
7000型連接車と9000型
トラムから降ろされ代替バスを待つ乗客
折り返し運転のテルミニ駅行き5系統 9000型3車体連接部分低床車の車内

ループ線で方向を変え、テルミニ駅に戻るトラムに乗って、一旦ホテルに引き上げます。


郊外電車のローマ・ヴィテルボ線

部屋でしばし休憩後、フラミーニオに行くことに。地下鉄テルミニ駅に降りるエスカレータに乗ると、中年の女性が大声で怒鳴っています。相手はと見ると、またしても赤ちゃんを抱いたジプシーの女がいます。エスカレータを降りきっても、まだこの女性は怒りが収まらない様子。赤ちゃんを抱いた女はそのまま去っていきます。ローマ・テルミニは治安が悪い。

地下鉄A線テルミニ駅の改札を入ると、ホームは混雑していてスリに注意です。電車が入ってきました。車内が混んでいるので1本見送ろうかなとも思ったものの、次は4分後の表示と、先頭車両の一番前のドアは比較的空いているのでとりあえず乗ることに。

フラミーニオで折り返す2系統のトラム フラミーニオ広場駅

車内に入り、ドア付近はスリに会う危険性が高いので奥に行こうとしたとき、前に立ちふさがる奴がいます。右に避ければ相手も右に、左に避ければ左にと行く手をを妨害しているのは明らかで、立ち止まったときに後ろから別の奴がポケットの財布をスルのが一般的な手口です。危ない! 狙われていると思い、相手に体当たりして突き飛ばして奥に入ったら、ドアが閉まる前に降りていく若い輩が3人。ホームにいるときから狙われていたようです。危ない危ない。

地下鉄をフラミーニオで降りて地上に出ると、2系統のトラム乗り場に並んで北に向かう標準軌の郊外電車、ローマ・ウルティボ線の始発駅があります。ビルの裏は山になっていて、フラミーニオ広場駅のホームはトンネルの中。ここにも、9年前にはなかった自動改札機が設置されています。やはり、ただ乗りが横行しているのでしょうか。

旧型3扉車とプラスチックのベンチが並ぶ車内
2扉車とその車内 車体には落書きされているが車内はきれい
ホームの先にマリア様 トンネルの中の留置車

電車は頻繁に発着しているので、チョイノリをしてみることに。低いホームから3段のステップで乗車する3両編成の旧型車、車内はプラスチックのボックスシートで、吊りかけ音が響きます。電車がトンネルを抜けるとローマ北部の郊外、住宅地が広がります。でも、土手がゴミの不法投棄場になっていたり、余り良い雰囲気ではありません。適当な駅で降りて戻ろうと思うのですが、夕暮れに誰もいない無人駅で待つのもどうかと思い躊躇していると、向かいのホームに大勢の人が待っている駅に停車したので迷わず下車。

途中駅で下車して折り返す 吊りかけ音が響く車内
フラミーノ広場駅の旧型車と新型車 新型車の車内

すぐに反対方向の電車も来て、無事にフラミーニオ広場に戻って来ることができました。


 

 

 

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