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再びラ・スペツィアへ

坂道を降りて、リオマッジョーレ駅に戻ってきました。幸い、この駅には券売機があります。旧型の2階建て客車を先頭に、ホームにレッジョナーレが入線してきます。車内のつくりもちょっとクラシック。

リオマッジョーレ駅 トンネルから駅に列車が進入
2等車の2階席 ラ・スペツィアに到着

列車は数分で終点のラ・スペツィアに到着。ホテルに戻ると、テーブルと冷蔵庫にメモと一緒に翌日の朝食が置かれています。近所のCOOPで買ってきてくれましたね。

しばし休憩の後、傘をさしながら街中まで夕食に出かけます。適当な店がなかなか見つからず、夕食難民になりかけたところで表に英語メニューの出ているレストランを発見。

夜の旧市街 やっと英語メニューの出ているレストランを見つけた
スパゲッティーカルボナーラとポークソテー

注文していると、午後にヴェルナッツァで見かけた若いカップルが店に入ってきました。彼女と目が合い、向こうも私のことを覚えていたようです。隣のテーブルで、韓国語で楽しそうに会話をしていますが、彼らもメニューが読めるレストランを探し求めてここにたどり着いたのでしょうか。


フレッチャ・ビアンカでローマへ

翌朝は早めにローマに着きたかったので、7時前の列車に乗るため、まだ真っ暗な中を駅に向かいます。ラ・スペツィアからローマへ、イタリア鉄道のホームページで時刻を検索すると、イタリア半島の西海岸に沿った在来線の幹線の優等列車、フレッチャビアンカ(白い矢)またはインターシティーで直接向かうコースと、途中駅のピサで乗り換えてフィレンツェに向かい、イタリア新幹線フレッチャロッサ(赤い矢)に乗り継ぐコースが出てきます。

ローマ・テルミニ行きフレッチャ・ビアンカが入線 ETR460の普通車車内

今回は、在来線経由のフレッチャビアンカにします。ラスペツィア中央駅に入線してきた、ジェノバ・プリンチペ発ローマ・テルミニ行きのフレッチャビアンカは、今はフランスのアルストムに買収されたイタリア・フィアットの鉄道部門が製造したETR460型。振り子式の電車で、ヨーロッパの数カ国に輸出されています。

テーブル付きのボックス席 ピサ付近の車窓

2等の座席はTGVと同じようなボックス席と一方向きの席の組み合わせで、座席は回転できません。窓側を指定して海側に当たったものの、後ろ向きの席になっててしまいました。空いているので、検札に来た車掌に断って近くの4人のボックス席に移動します。

事故車? 途中駅の電車

列車は快調に飛ばし、カーブにさしかかると振り子を効かせてグイッと車体を傾けます。次の停車駅は斜塔で有名なピサ。今まで2回訪問し、斜塔にも登っているので今回はパス。ピサ中央駅到着前に左の車窓にドゥオモとその鐘楼の斜塔が見えないか、目をこらしてみましたがわかりません。

ETR460の食堂車

ETR460型には食堂車を連結しているので行ってみることに。1両全車が食堂で、本格的なテーブルを備えていますが、テーブルクロスがかかっていたりいなかったり、他にお客さんはパソコンを広げている2人連れの女性だけ。メニューもサンドイッチとドリンク類のセットメニュー等に限られていて、リストランテ(レストラン)ではなくバールです。ビールを注文して、日本から持参のおつまみを持ち込んでポリポリ。

車窓に水浸しの風景が ホテルの朝食の残りでお昼に

途中で強い雨が降り始め、そうこうするうちに水害のあとでしょうか、線路の両側の土地が水浸しになっていて、フレッチャビアンカはソロリソロリと徐行運転です。自席に戻って、ホテルの朝食の残りを広げてお腹を満たしていると、車窓に地中海が広がります。イタリア半島の西海岸に沿って走る幹線ですが、ラ・スペツィア−ローマ間で海が見えるのは一部区間のみ。しかもトンネルが連続します。

車窓に海が見えるのは一部区間のみ ローマテルミニに到着
レオナルドエクスプレスと並ぶフレッチャ・ビアンカ ETR460の車体にはユーロスターの表記が

徐行区間があったためか、フレッチャビアンカは15分ほど遅れ、終着ローマテルミニ駅に到着します。隣のホームには、テルミニ駅とローマフィウミチーノ空港(別名レオナルド・ダ・ヴィンチ空港)をむすぶ、レオナルドエクスプレスが到着します。車両が新しくなって、部分低床車のミヌエットになっています。これなら重いトランクを持っての乗降も楽ですね。ETR460型には EUROSTAR の名が健在ですが、新車のミヌエットと並ぶと車体の痛みが目立ちます。


地下鉄B線でピラミーデ

テルミニ駅近くのホテルにチェックインしたのは10時半頃。とりあえずフロントに荷物だけ預かってもらおうとしたら、まだ部屋の掃除ができていないけれど置いてきて良いよとキーを渡されました。部屋に入ると昨日の客が引き払ったままで、ベッドはグチャグチャ。こんな部屋に案内されたのは初めて。

ホテルからテルミニ駅に向かう歩道で、赤ちゃんを抱いたジプシーの若い女が声をかけてきます。大きな声で“NO!”と言ったら離れていきましたが、赤ちゃんに注意を引かせてその間に仲間が持ち物を盗む手口です。テルミニ駅周辺は治安に問題があり、注意しないと危ない危ない。

地下鉄B線テルミニ駅の券売機と改札 B線にも新車が入っていた この写真のあと注意を受ける

地下鉄テルミニ駅の券売機で1日券を買い、B線でピラミーデに向かいます。最新のガイドブックには4ユーロとありますが、6ユーロに値上がりしています。通常の75分券(ただし地下鉄に乗れるのは1回限り)は1ユーロから1.5ユーロに。当時は日本より安いと感じましたが、最近の円安で日本並みの運賃に。

B線にはA線と同じ新車も導入されていますが、旧型車を中心に相変わらずすざまじい落書き電車も走っています。テルミニ駅構内で写真を撮っていたら、駅員にダメと注意されました。どうやら撮影禁止になっているようです。

旧型車は相変わらずの落書き電車 B線旧型車の車内

ピラミーデ駅は地上機区間にあり、その名の通り近くにはエジプトに比べるとずいぶん小振りなピラミッドが建っています。紀元10年代に建造され古代ローマの執政官、ガイウス・ケスティウス・エプロの墓だそうで、これでも立派な遺跡です。隣にに建つサン・パオロ門はローマ時代の城壁にあった門。すぐ横をトラムが通り抜けていきます。

ガイウス・ケスティウス・エプロのピラミッド サン・パオロ門の横を行くトラム

ピラミーデ駅は郊外電車のローマ・リード線の始発駅、ポルタ・サンパオロ駅と改札内は一体となっていて、イタリア鉄道のローマオスティエンテ駅とも接続しています。ここは地上駅だから良いだろうと勝手に解釈して、電車の写真を撮っていますが、この駅の係員は知らん顔。

ローマ・リード線は、地上区間を走る地下鉄B線と途中まで複々線のように並行しており、車両も地下鉄に近い小型車です。旧型車のすごい落書きも地下鉄と同じ。でも、車内はクロスシートになっています。

ローマ・リード線のポルタ・サン・パオロ駅 ローマ・リード線の落書き電車
ローマ・リード線の旧型車の車内
ローマ・リード線の新型車とロングシートの車内

ローマ・リード線にも新型車が導入されており、こちらはまだ落書きが少なく綺麗な車体。車内はプラスチックのベンチを並べたロングシート。

ATAC博物館

ポルタ・サンパオロ駅に来たのは、その構内にローマの地下鉄やトラム、近郊電車やバスを運行する企業、ATACの博物館があるから。平日の9時から13時までの開館時間に間に合わせるため、ラ・スペツィアを朝の早い列車で出てきました。

ローマ・ヴィテルボ線の旧型車 ナローゲージの近郊線

無料の博物館ですから展示車両も少なく、解説もありませんが、珍しい車両に出会うことができます。ATAC鉄道博物館の詳細は、こちらをご覧下さい

ローマ・リード線の電気機関車 ローマのトラム

 


 

 

 

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