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エントロンカメントの留置車両

駅員が“外から写真を撮ってもいいよ”と言ってくれたのを拡大解釈して、鉄道博物館の敷地周辺に留置されている車両も見て回ります。陸橋の上からも見えていた2両のステンレスの客車は、まだ現役かもしれません。業務用でしょうか、2軸車のフラットカーにあとからタンクを載せたようなタンク車もいます。

ステンレス車体の客車 特殊な2軸のタンク車

2両の木造の貨車がこんな所にいるのは、博物館への入館待ちかもしれません。赤と白に塗り分けた、客車が何両かいます。中央にも扉がある車両は荷物室のある合造車のようです。ステンレスの客車に比べると、車体長は短く車体断面も小さくなっています。この客車、15年前にはポルトのサンベント駅で見かけましたが、もう廃車ですね。解体されないのは、博物館への入館待ちでしょうか。

   
木造の2軸貨車 3扉1段下降窓の客車
前後2扉2段窓の客車 客車のオール板バネ台車

その他にも、入れ換え用の小さなディーゼル機関車や車運車らしき貨車、車両限界をはみ出していそうなクレーン車をはじめ、赤錆た車両や怪しげな車両が留置されています。

L型ディーゼル機関車と車運車 クレーン車と小さなステンレス車体の車両

鉄道博物館の裏は、貨物列車の操車場。舶用コンテナを搭載した貨車や、タンク車を連結したシーメンスの4700型電気機関車がパンタグラフを下ろして待機し、その横をエンドキャブのディーゼル機関車が忙しそうに動き回っています。もちろん、これらは現役の列車です。

現役の貨物列車 入れ換え用エンドキャブのディーゼル機関車

 


リスボン行きのインテルシダーデス

リスボンに戻る列車の時刻が近づいてきたので駅に戻ります。構内をウロウロしすぎて休憩する時間もなくなり、ホームのカフェでナタ(エッグタルト)を買っていると、サンタ・アポローニャ行きのインテルシダーデスが赤い電気機関車に牽かれたステンレスの客車の編成で入線してきます。

       エントロンカメントに停車中のIC サンタ・アポローニャ行きICが入線

エントロンカメント駅を発車するとすぐに、車両基地が車窓を横切ります。

白と緑に塗り分けた両運転台の流線型ディーゼルカーは、一見新しそうに見えますが、博物館にいた紺色の流線型気動車の車体をもとに正面1枚窓、側面を連続窓ふうに改装したものです。

流線型のディーゼルカー

続いて電気機関車が現れます。アルストームのゲンコツ型がずらりと並んでいますが休車でしょうか、動いているところを見た電気機関車はシーメンスばかり。

ゲンコツ型電気機関車 検修庫?と各種機関車

その先にステンレスの電車とディーゼルカーがいます。電車の方は今日乗った、正面にFRPのお面をかぶせて改造した普通電車より一世代前のタイプで、休車かもしれません。前面に赤白の警戒色を入れたステンレスのディーゼルカーも、スペインの中古車が大量に転入した今は休車で留置でしょう。これより一世代新しいステンレスのディーゼルカーは、電車と同様にプラグドアと連続窓ふうの改造を受けて現役です。

ステンレス車体の旧型電車 ステンレス車体の旧型ディーゼルカー

ICは全車指定席。先頭の電気機関車に続く客車はわずか4両のちょっと寂しい編成ですが、3両の2等車はよく混んでいます。一番前の1両は半室の1等と、カウンターとテーブル席があるビュッフェの合造車。1等、2等とも座席は回転しない固定式。幸い、指定された席は前向きでした。

インテルシダーデスの2等車内
デッキから見たビュッフェ車 ビュッフェ車の車内
1等車内 エントロンカメントのホームのカフェで
買ったナタ(エッグタルト)

途中停車駅のサンタレンでホームの向こう側に小さな機関庫らしき建物があり、ホームから線路を横断していく側面の入口の上部に掲げられた文字の中に“MUSEO”が含まれています。イタリア語やスペイン語でmuseoは英語のmuseumですから、ポルトガル語も同じとすれば、ここも鉄道博物館かもしれません。

ホームページで確認すると、ここサンタレンもポルトガルに10個所ある鉄道博物館のうちの1個所で、2014年11月現在で一時休館(全体の半分の5個所が一時休館中とはどういうこと)となっています。

インテルシダーデスの車窓 サンタレン駅のホームの向こうに何かありそう
サンタレン駅の鉄道博物館も扉は閉まっている

リスボンのオリエンテ駅は、リスボン万博似合わせて整備され、椰子の木のような柱の高い屋根のユニークなホーム。近郊電車や地下鉄、テージョ川を渡ってポルトガル南部に向かうポルトガル鉄道の路線との接続駅となっていて、ICからも大勢の乗客が下車します。

ステンレス車体の旧型車を、プラグドアと連続窓ふうに改造したディーゼルカーがいましたが、ひどい落書き。

ホームの屋根が高いオリエンテ駅 連続窓ふうに改造のディーゼルカー

終着のサンタ・アポローニャは、頭端式のホームに到着します。そういえば、多くのヨーロッパ諸国の客車列車で一般的なプッシュプル運転が、ポルトガルやスペインでは見かけませんね。

終点のサンタ・アポローニャに到着したインテルシダーデス

 


リスボンのアルファマ地区へ

サンタアポローニャの地下鉄駅の窓口に誰もいないので、券売機を使ってICカードにリスボン市内24時間券のチャージをします。やっと券売機の使い方に慣れてきました。アルファマ地区は、サンタアポローニャ駅のすぐ横の丘陵地。地下鉄とトラムを使って行くと大きく迂回することになるので、タブレットにダウンロードしておいた路線図を頼りに、サンタアポローニャ駅前からバスで行くことに。

       
狭い道をすり抜けるトラム         坂道の向こうにテージョ川

バスは右折と左折を繰り返しながら、急な坂道を登ります。このあたりかなと見当を付けて下車したバス停の先の通りに、トラムの線路を見つけて一安心。線路をたどって停留所の看板の出ているところで電車を待つ乗客にグラサ展望台を尋ねると、すぐそこだから歩いていけばとのこと。確かに次の停留所でした。狭い電車通りの極端に幅の狭い歩道では、電車が来ると身体を横にして避けないと引っかけられそうで怖い。

       
グラサ展望台         ノッサ・セニョーラ・ダ・グラサ教会

アルファマ地区の高台から、リスボンの街を見下ろすグラサ展望台では観光客がカメラを構えています。でも、夕刻は逆光になって景色が霞んでいます。展望台の隣には、ノッサ・セニョーラ・ダ・グラサ教会。入ってみたらちょうどミサの最中で、異教徒は遠慮しておきます。

       
教会ではミサが行われていた         グラサ展望台からみた夕方のリスボン市内

 


 

 

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