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ヒンドゥーの聖地ガンガーの沐浴

インド6日目は夜明け前に起きて、迎えのクルマでガンガー(ガンジス川)沿いに階段が連なるガートへ。ガイドの泊まった安いホテルは自家発電設備がなく、一晩中停電から復帰せずにクーラーが止まって暑くて寝られなかったとか。

聖地、バラナシを流れるインドの母なる大河ガンガー。5月は乾期のため、水位は低くなって階段が下の方まで現れ、前方には広大な河川敷が出現しています。ヒンドゥー教徒にとって、ガンガーの聖なる水で沐浴をすれば全ての罪は清められ、この地で死に遺灰がガンガーに流されれば輪廻からの解脱が得られるとされ、多くの巡礼者が訪れ、死期が近づいた人がここに移り住むこともあるのだとか。

夜明けのガートにやってきた
ヒンドゥー教徒の沐浴が始まっている 沐浴している人々のそばからボートに乗る

早朝から多くの人々が沐浴のためにガートに集まっています。岸から川の中まで続く階段をつたって川に入り、ザブンと頭の先まで水に潜ります。異教徒は、その横からボートに乗り、茶色く濁った透明度ゼロの水の中に乗り出して、沐浴の様子を見学します。運転手はクルマで待機し、客1人にバラナシの現地ガイドとデリーからのスルーのガイド、それに船頭の4人だけの贅沢な船です。

やがて東の空が赤く染まり、ガンガーに夜明けがやってきます。はるか下流に、ムーガルサライからバラナシ到着時に列車で渡った鉄橋が見えます。

 

手こぎの船で出発 ガンジス川の日の出
沐浴する男性 女性はサリーをまとって沐浴
観光客を乗せたボート 瞑想するサドゥー(修行僧)

船はガートに沿って一旦上流へ向かいます、沐浴する人々の背後に建ち並ぶ建物が朝日を受けて赤く染まりなす。寺院、祠、病院、ホテル等が連なります。川岸で瞑想するサドゥー(修行僧)らしき人の姿も。

ガンガー沿いに続くガートとその背後の寺院などもある建物

折り返して、船は下流へ。川岸で薄紫の煙が上がっています。そこは露天の火葬場、マニカルニカー・ガート。近づくと薪で何体かの遺体を焼いていて撮影厳禁とのこと。でも船が少し離れると、ガイドがここからなら撮ってもいいよと言うので1枚パチリ。

船から下りると、ガイドが船頭にチップを渡してやってくれと言うので、少しばかり。パックツアーの場合は、チップは旅行代人に含まれているのが一般的ですが、まぁいいか。

煙が上がる露天の火葬場 バラナシの狭い路地
通学用サイクルリキシャ? ホテルの朝食

ガートからクルマの待つところまで、曲がりくねった狭い路地を、牛の落とし物を踏まないよう足元に注意しながら歩きます。突然、布でくるんだ遺体を乗せた竹の担架を担いだ男達に出くわしてビックリ。これから火葬場に運び込むのでしょう。

スクールバス代わりのリアカーに乗った制服の小学生。お金持ちの子供かな。ホテルに戻って朝食です。


仏教の聖地サルナート

ホテルで一休みしたあと、バラナシから北へ10kmほど、仏教の聖地サルナートに向かいます。ここは、釈迦が5人の修行僧に出会い初めて説法をした“初転法輪”の地で、後にそれが世界に広がり日本にも達したのだとか。人形を使って、弟子に囲まれて説法をする釈迦の姿が再現されていますが、最近作ったものでしょう。黒い石に刻んだ各国の文字で、そのことを説明していると思われます。

ここサルナートには、仏教が盛んな日本、中国、チベット、タイ、ミャンマー等、各国の寺院が点在していますが、隣に建つのはスリランカのムルガンダ・クティー寺院。1930年代に建てられた新しい寺院で、本尊は金ピカのお釈迦様。堂内には日本人絵師による釈迦の生涯を描いた壁画があります。ここは珍しく撮影可能。

釈迦が弟子達に説法 ムルガンダ・クティー寺院
寺院と金色の釈迦像
仏陀の生涯を描いた壁画

隣の遺跡公園の中に、緑に芝生に囲まれて建つ高さ43.6mの円形ピラミッドのような仏塔は、ダメーク・ストゥーパ。こちらは歴史があり、6世紀の建立で初転法輪の場所に建っているそうで、日本の寺にある五重塔も起源をたどればこれに行き着くのだとか。

ダメーク・ストゥーパの回りには、かつては多くの修行僧がいたであろう僧院の跡として、煉瓦の土台だけが残っていますが、これがヒンドゥーとイスラムに席巻されたインド仏教の現状かもしれません。

ダメーク・ストゥーパ
考古学博物館 チャウカンディ・ストゥーパ(迎仏塔)

その向かいにあるのが考古学博物館。内部は撮影禁止のため、10年も過ぎれば何が展示してあったかすっかり忘れてしまいます。記憶に残っているのは、バラナシの現地ガイドは日本のを話さず、博物館内で説明してくれたインドなまりの英語がほとんど聞き取れなかったことだけ。 概要は公式ホームページでご覧下さい

移動中の車内から見かけた、チャウカンディ・ストゥーパ。5人の修行僧が釈迦を出迎えた場所に建ついわれている、迎仏塔です。

バラナシへの帰り道で、日本寺に立ち寄ります。日月山法輪寺は1990年代に建立の日蓮宗の寺院で、屋根瓦はメイド・イン・ジャパンだとか。

日本寺 日月山法輪寺

近くのバス停に停車していたのが、黄色い三輪車と四輪車のミニバス。見るからに窮屈そうだけど、ちょっと乗ってみたかったサルナートの公共交通機関です。バラナシへ戻ってのお昼ご飯は、今日もカレー。

サルナートのバス 今日も昼食はカレー

デリーからスルーのガイドから、バラナシのガイドにチップを渡してくれと頼まれます。どうやら、土産物屋をパスして売り上げの中からのキックバックが入らなくなった補填を要求してきたようです。ぼったくり土産の押し売りに比べれば、多少のチップなどおやすいご用で。


 

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