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ムーガルサライ・ジャンクション駅

列車はポイントを渡り、1時間程度の遅れでバラナシの東の郊外にあるムーガルサライ・ジャンクション駅に到着します。ジャンクションの駅名のように、各方面からの列車が次々と到着しては発車していきます。跨線橋があるのに面倒なのか、動いている列車のそばで直接線路を横断する人がいっぱい。

ポイントを渡って駅へ
発車していく列車の横で線路上に人がいっぱい パントリー車に飲み物の補給
ホームの雑踏 寝台車デッキ横の乗客名簿は剥がされている

ホームの間の線路に沿って、パイプが通っています。車両に水を供給する水道管でしょうか。それにしては、蛇口の先のパイプが細いような。

ズラッと並ぶのは給水設備?
製造直売のホームの屋台
ホームの果物屋さん

朝食の時間は過ぎていますが、ホームでは作りたて、揚げたての食料を売る売店や屋台が出ています。カットフルーツを売る人も。後ろの蛇口のついた壁には、DRINKING WATER と書いてありますが、日本人には危ない危ない。

 

バラナシ駅に到着

車両のサボを見ると、行き先はアムリトサルとなっています。ガイドに尋ねると、デリーから北西方向、パキスタンとの国境近くの街だとか。この列車、コルカタから北インドを縦断する長距離急行です。この先終着まで、まだ1日以上かかることでしょう。

コルカタ・ハウラーからアムリトサルのサボ ガンガー(ガンジス川)を渡る

列車はムーガルサライ・ジャンクション駅を発車するとガンガー(ガンジス川)の鉄橋を渡り、定刻の8時25分から1時間と少々遅れてバラナシ駅に到着。跨線橋を渡って出口に向かいます。この駅、電化されている線路と、非電化で架線のない線路が同居しています。

バラナシ駅 左の路線は電化されているが駅舎に近い右側の路線は非電化

 


バラナシ市内へ

駅でバラナシの現地ガイドの出迎えを受け、まずはクルマでホテルへ。星3つですが、この旅行の中では一番立派なホテルです。でも、宿泊代が高いとかで、デリーからのスルーのガイドは近くの安宿に泊まるのだとか。そのとき、突然の停電。バラナシでは停電は日常のことで、このクラスのホテルは自家発電を備えていて、しばらくしてエンジン音が聞こえてきたと思ったら電気が復帰します。でも、閉じ込められないようエレベータに乗るのはやめておくことに。

バラナシのホテル ホテルのロビー
タンドリーチキンと2種類のカレー

ホテルでしばし休憩。レストランでタンドリーチキンとカレーの昼食を済ませて、バラナシの市内観光に出かけます。

 

バラナシ市内観光

日本では、ベナレスとも呼ばれるバラナシは、デリーから南東に820km、コルカタから北西に700kmにあるヒンドゥー教の聖地。敬虔なヒンドゥー教徒にとって、一生に一度はこの地を訪れ、ガンジス川で沐浴をするのが夢だといわれています。その沐浴は翌日の早朝に見学することにして、まずは市街地の南端にあるバラナシ・ヒンドゥー大学に向かいます。

       
バラナシ・ヒンドゥー大学の門         ヴィシュワナート寺院

バラナシヒンドゥー大学は、20世紀のはじめにインドの文化、芸術や哲学等を研究する中心的な組織として開学し、海外からも多くの留学生を受け入れているのだとか。クルマに乗ったまま大学の門をくぐり、広い構内を進むと、キャンパスの中心にシヴァ神を祀るヴィシュワナート寺院が建っています。靴を脱いで入るカーペット敷きのところで写真を撮っているので中まで入ったようですが、寺院内は何処でも撮影禁止で記憶が曖昧です。

もと来た道を引き返して、次に向かったのがドゥルガー寺院。シヴァ神の妃の一人である戦いの女神、ドゥルガーを祀っていますが、ここも内部の写真はありません。周辺には、デリーやコルカタでは見かけなかった野良牛が生ゴミを漁る姿が。

ドゥルガー寺院
道路で生ゴミをあさるの野良牛

クルマでさらに北へ、バラナシの中心部に戻って訪れたのがバーラト・マーター寺院。ここもヒンドゥー教の寺院ですが、ご神体は何とインドの地図。北にはヒマラヤが高くそびえ、インド亜大陸から南のセイロン島(スリランカ)までを含めた立体地図になっていて、本堂の2階にあがると上から全体を見渡すことができます。ちなみに“バーラト・マーターと”は、ヒンディー語で“母なるインド”という意味なのだとか。

これでバラナシ市内観光はおしまい。ホテルに戻るクルマの車窓を、ディーゼル機関車が牽引する列車が横切ります。

バーラト・マーター寺院 ご神体はインドの地図
築堤の上を列車がいく 壁に牛の糞を貼り付けて乾燥

街中のホテルの横の道、野良牛の後ろの壁に何か貼り付けてあります。ガイドが“これ何かわかる”と聞くので、“牛のウンチ”と回答したら、“ピンポーン”。牛糞を乾燥させて燃料にするのだとか。横を通ってもほとんど臭いませんが、乾期のこの時期、道に落ちた牛糞が乾燥してバラバラになり、風で砂埃と一緒に宙に舞うのだけは何とかしてほしい。

ホテルで休憩後、ガイドが今日もネットカフェに行こうというので付き合うことに。コルカタと違ってバラナシのネットカフェのOSは Windows 98 で日本語が表示できません。日本語フォントのダウンロードを試みたのですが、制限をかけているようでできず、メールは文字化けで読めません。やむなく英語のサイトを見ていたら突然の停電。照明が消え冷房は止まったものの、さすがにパソコンだけは無停電電願装置につながっていて動いています。

夕食もやっぱり2種類のカレー 左のお煎餅(パパド)がおいしかった

夕食は、また昼間と同じ店へ。前菜で出てくる豆の粉で作った白いインドのせんべいパパド、これがなかなかいけます。メインは、2種類のカレーとチャパティー。毎回カレーでも飽きずにおいしくいただけます。もっとも、インド人にはそれぞれのカレーが全く別の種類の料理に相当するのだそうですが。


 

 

 

 

 

 

  

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