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九龍半島の先端尖沙咀

尖沙咀天星嗎頭から海に沿って続く尖沙咀プロムナードの向こうに広がる香港島、その間を何隻ものスターフェリーや高速船が行き交います。でも、雲が低く垂れ込めたこのお天気では、対岸のビル群は墨絵のよう。

尖沙咀プロムナードから見た香港島

尖沙咀天星嗎頭のすぐ前の広場に立つ、レンガ造りの時計塔は前九廣鐵路鐘樓。1970年頃に紅磡に移転する前の、かつての香港の始発駅、九龍駅の名残だそうです。でも、前回の訪問時に開通したばかりだった、九龍と新界をむすぶ九廣西鐵が、今では地下で紅磡まで延長されて東鐵とつながり、ここから少し東に尖東駅ができています。いつも来るたびに、変貌している香港。

前九廣鉄路鐘樓 尖沙咀を貫く彌敦道
再び尖沙咀プロムナード 天候が回復してくると墨絵からカラーの世界 尖沙咀から灣仔に渡るスターフェリー

香港公園から九龍のメインストリート彌敦道(ネーザン通り)へ、ネオンが輝きを増す頃、再び尖沙咀プロムナードを尖沙咀天星嗎頭へ戻ります。少し天候が回復してきて、香港島はモノクロからカラー写真の世界に。

香港島への帰りは、尖沙咀から灣仔に向かうスターフェリーに乗ります。海に突き出た香港會議展覽中心に向けて、ビクトリア湾を渡ります。

ミレニアム型のトラム 銅鑼灣のそごう

灣仔から歩いて銅鑼灣へ。前面が1枚の曲面ガラスになったトラム、ミレニアムタイプの更新車が走り抜けます。もっと増えるかと思ったのですが、数両で終わってしまったようで、まだこれに乗る機会がありません。

日系デパート、そごうの近くのB級グルメ街にある墨魚丸大王の麺は白いうどんのような麺。墨魚丸はイカのすり身団子、この店の油菜は細い茎だけのブロッコリーのような野菜を茹でています。日本では見かけませんが、中華圏ではおなじみの種類です。

文輝墨魚丸大王 イカのすり身団子の入った麺と油菜

並びの店で、台式(台湾の)珍珠奶茶(タピオカミルクティー)をテイクアウト。トラムに乗って北角に戻ります。ホテルの近くに香港スイーツの店、許留山を見つけてあったので、ここで夜食にマンゴープリンをと思っていたらもう閉店。香港にしては早すぎない。

多少空気が澄んできたのか、ホテルに戻り部屋の電気を消すと、目の前に九龍半島の夜景が広がります。

     
台式珍珠奶茶       ホテルの部屋からヴィクトリア湾の向こうに九龍の夜

 


灣仔の歴史的建造物巡り

北京からはじめたこの旅行も最終日。午後のANA便で羽田に帰りますが、当日の天気予報は曇りで昼前から雨。今のところ、ホテルの部屋から九龍半島は前日よりはっきりと見えています。

時間もあまりないので、朝からガイドブックに載っていた灣仔の歴史的建造物巡りに行ってみることに。ラッシュ時にトラムでは時間がかかるかと思い、地下鉄MTRで北角から4駅の灣仔へ。

     
朝のヴィクトリア湾       地下鉄から灣仔に出てきた

灣仔で地上に出て、ウオーターフロントにそびえる高層ビル街の反対側、電車通りを渡って山の裾に向かいます。再開発で古いものをどんどん壊してきた香港も、21世紀になってから考えを変えたようです。まずは、公園の隣にある北帝廟。19世紀の後半に建てられ、主神の北帝の他、海の女神の天后も祀られています。

山の裾 公園の隣に北帝廟
廟の中には北帝の他に天后も祀られている

北帝廟から坂道を降りてきたところに建つ、青と黄色の建物が藍屋(ブルーハウス)と黄屋(イエローハウス)。20世紀初頭の建築で、藍屋は香港の生活文化を紹介する“香港故事館”になっています。見学したかったのだけれど、まだ朝が早くて開店前で残念。その先の瓦屋根は、もと灣仔郵便局で、現在は灣仔環境資源中心。ここもまだ開店前。

藍屋と黄屋 灣仔環境資源中心

さらに少し行くと、崖の下に漁民の守り神を祀る小さなやしろの洪聖古廟が建っています。19世紀半ばの建築で、屋根の上には中国の故事を表す賑やかな陶器の像が乗っていますが、香港では台湾の廟ほどは屋根の華やかさはありません。

洪聖古廟 屋根には中国の故事表す陶器
洪聖古廟の神様

さらに先へ、山に向かって道路が階段になってるところを登っていくと、赤煉瓦の立派な建物があります。20世紀初頭のコロニアル様式の邸宅で、その色から紅屋(レッドハウス)の名が付いているのだとか。

電車通りまで降りてくると、広東スタイルのベランダ付きのショップハウス、ザ・ボウンがあります。19世紀末に建てられたときは質屋だったそうですが、今では電車通りを見下ろすレストラン。でもやっぱり開店前。

紅屋 電車の向こうがザ・ボウン

まだ再開発の波が及ばない路地に、三明治(サンドイッチ)店が朝から営業していたので、珈琲と熱狗(ホットドッグ)を注文して休憩です。店の前の通りにパラソルと大きな荷物が置かれていますが、これはまだ開店前の路上の露店です。

三明治屋にちょっと立ち寄り 珈琲と熱狗で休憩
肉屋が開店 熱帯の果物が並ぶ

そうこうしているうちに、近所の肉屋や果物屋が商売をはじめます。山積みのドリアンにマンゴスチンや龍眼など、やっぱりここは熱帯ですね。

朝の一仕事を終え、トラムに乗って北角へ戻ります。

     
トラムのかぶりつき席で北角へ       砲馬地からの支線が本線に合

北角名物、買い物客で混雑する春秋街をソロリソロリと進むトラム。両側には八百屋、肉屋、雑貨屋などが並び、車道にまで露店が出ています。この通りに入ってくるトラムは、折り返しとなる北角行きだけ。ここで土産を仕込み、ホテルに戻ってチェックアウトです。そうそう、今回はオクトパスカードの払い戻しを忘れないよう、MTR北角駅の窓口へ。

買い物客で賑わう北角の春秋街

イビスホテルの目の前のバスターミナルを始発として、A11系統の空港行きのバスが出ているので、これで行くことに。オクトパスカードを払い戻してしまったため、40HK$を現金払いで、二階席の最前部に陣取ります。数名の乗客で北角発車してから、トラムの路線に沿って香港島の繁華街を丁寧に客を拾っていくため、結構時間がかかります。上環の先で、オープンデッキのトラム128号と分かれてから、西區海底隧道をくぐって九龍半島に渡りやっと高速に乗ります。

     
A11系統の空港行き       オープンデッキの128号 空港バスの車窓から

2012年 4月旅
2014年 4月記


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