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ドイツ鉄道歴史協会 蒸気機関車の牽く博物館列車

ディーゼル機関車による客車の入れ替えが終わり、ポイントを切り替えて側線で待機していた蒸気機関車を連結します。帰りの列車は、Sバーンと接続するランブレヒト駅まで、3両の古典客車と貨車改造の食堂車と荷物車を後ろ向き、テンダーファーストで牽引。機関車と対面する先頭の客車に座席を確保します。

ポイントを切り替え蒸気機関車を後ろ向きに連結
出発準備完了 機関車の次位の客車から

団体客は観光バスに乗り換えて行ってしまったので、帰りの列車は個人客だけ。それでも、発車時刻が近づくと人々が戻ってきて、それなりの乗車率になります。

ほぼ定刻に甲高い汽笛一声。列車はゆっくりと動き始めます。機関車側のオープンデッキの扉は開放したまま。でも、この位置関係なら煙突から排出される煙は垂直に上り、シンダも含め客室内には入ってきません。

先頭客車のデッキでご対面 デッキに立つ人も

しばらくオープンデッキに立ち、機関車と対面していましたが、雨が激しくなってきたため扉を閉めて座席に戻ります。濡れるのもいとわずに、カッパを着込んでデッキに立ち続ける親子連れの姿も。

列車は、エルムシュタインから50分余りで終点のランブレヒトに到着。乗客はこの駅でSバーンに乗り換えます。蒸気機関車はすぐに切り離され、隣のSバーンの走る本線を逆走して機回り行い、貨車に連結。博物館列車は、再びエルムシュタインに向けて発車して行きます。

ランブレヒト駅に到着 Sバーンの走る本線を逆走して機回り
前向きで貨車に連結 再びエルムシュタインに向けて発車

 


ランブレヒトからSバーンでマンハイムへ

博物館列車が出ていったあとにマンハイム方面行きのSバーンが入線。今朝、次のノイシュタット駅にある鉄道博物館を見学する時間がとれなかったものの、休館日の月曜を除く平日の開館時間は10時から13時(土日は16時)までのわずか3時間のため、残念ながらもう間に合いません。そのままマンハイムに向かいます。

ランブレヒト駅にSバーンが入線 保線用車両
保線用車両 マンハイムの車両基地

側線に保線用の車両が留置されています。目立つようにでしょうか、ドイツでも黄色ですね。車窓にDBの赤い車両が並ぶ基地が見えてくると、もうすぐマンハイム中央駅に到着です。


マンハイム フリードリヒ広場の給水塔

短時間でマンハイム市内観光に向かいます。中央駅の正面からトラムの走る道を500mほどのところにあるフリードリヒ広場に、街のシンボルである19世紀末の給水塔が建っています。

マンハイム中央駅前のトラム 芝生の軌道を行くトラム
給水塔の姿が見えてきた 給水塔前の三叉路を行くトラム

広場に隣接するフリードリッヒ公園は、花と緑に包まれ噴水がアクセントに。公園の一端に、カール・ベンツ1844-1929と刻まれた石碑が立ち、その前にエンジン付きの三輪自転車のような車両を見つけました。ちょうどガイドツアーの一団が説明を聞いていますが、もちろんドイツ語。

フリードリヒ広場の噴水
カール・ベンツ記念碑 世界初の実用的なガソリンエンジンの自動車

あとで調べてみると、これは世界で初めて実用的なエンジン付きの自動車を発明したカール・ベンツの記念碑。彼が19世紀後半にマンハイムで創業した車両製作会社は、現在のダイムラー・ベンツ社につながる会社の一つなのだとか。この三輪車は、カール・ベンツの発明のレプリカでしょう。


ICEでハノーファーへ

中央駅近くのホテルに戻り、預けていた荷物をピックアップ。夕刻のICEで南西ドイツから一気に北上し、ハノーファーに向かいます。入線してきたハンブルク・アルトナ行きは両端機関車方式のICE1。スイスのクールが始発でチューリッヒを経てバーゼルからドイツに入り、既に半日走ってきましたが定刻に入線。

ICE1が入線 ICE1の2等車内
列車に乗ったら自席でとりあえずビール 沿線の菜の花畑

春の菜の花畑を車窓に見ながらビールで喉を潤し30分余り、車庫に並ぶトラムが見えてくるとフランクフルト中央駅です。ICEは座席が回転しません。頭端式のこの駅で進行方向が変わるので、座席を移動します。

マンハイムからハノーファーまで、ICEで3時間。サマータイムでまだまだ明るいとはいえ、到着が20時を過ぎます。フランクフルトから次のカッセルまで、1時間20分ほど停車しないので、この間に食堂車へ。

フランクフルトのトラムの車庫 天井が高く天窓もあるICE1の食堂車
食堂車のテーブル席 地中海野菜とニョッキを注文

ICE1の食堂車は、ICE-TやICE3のような半室ではなく採光窓付きの高い天井で、ラウンジとテーブル席で1両全体を使う贅沢な構造。テーブル席の紙製ランチョンマットがメニューを兼ねています。その中から地中海野菜とニョッキを注文。電子レンジや電気オーブンでチンするだけとは思えない、なかなかの出来映えです。

ほぼ定刻通り、ハノーファーに到着。駅裏のビジネスホテルに2泊します。


私鉄のメトロノームでツェレへ

ドイツ3日目は土曜日。ハノーファーを起点に、木組みの家で有名なツェレの街と、毎月第一土曜日にだけ開館するカッセルのトラム博物館に行き、帰りにゲッティンゲンに立ち寄る予定です。

ツェレはハノーファーから北東へ、ハンブルク方面に向かうICインターシティーなら20分弱、Sバーンでは40分以上かかります。この間を25分で走破する快速列車は、DBから分社化されニーダーザクセン州のローカル列車を担当する私鉄のメトロノームが運行。列車名はDBの快速を表すREではなくMEですが、DBと同様にジャーマンレイルパスで乗ることができます。

メトロノームの客車 自転車も乗っていく
自転車専用車両 1階の跳ね上げ式ロングシート

MEは赤いDBとは異なり、白とクリームに青がアクセントの6両編成の二階建て客車と電気機関車のプッシュプル。でも、車両の外観や車内の座席はDBのRE用二階建て客車とほぼ同じ。一階の一部は座席がなく、窓の下に自転車の前輪を固定する金具のある専用車。利用客も多いですね。ここがいっぱいになると、跳ね上げ式ロングシートの客室に持ち込むのでしょう。

1等は通路をはさんで4人と2人のボックス席。2等は両側とも2人がけで、所々にボックス席が配置されていて、シートは回転しません。

2階の1等席 2階の2等席
先頭客車の運転室 機関車にもLEDの行き先表示

後押しをしてツェレ駅を発車していく電気機関車は、DBと同じ型式でMEの146型。近郊列車らしく、機関車も正面窓の上にはLEDの行き先表示器を備えています。


 

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