HOME page1 p2 p3 p4 p5 p6 p7 p8 p9 p10 p11 p12 p13 p14 p15 p16 p17 p18 p19 p20 page21
ブレーメン地方裁判所前の交差点で分岐するトラムの路線に沿って、ヴェーザー川に架かる橋を渡り中州に入ります。対岸から眺める旧市街。川の中に設けた浮き桟橋に停泊しているのは、煙突から見て蒸気船でしょうか。外輪船のようです。
ブレーメン地方裁判所 | ヴェーザー川を渡るトラム |
対岸から見た旧市街を背に川港に停泊する船 |
川に沿って散策し、小さな橋を渡って再び旧市街へ。マルクト広場に面した商工会議所の裏手の路地へ、裏の川側から入ってきました。この通りが、旧市街のベッチャー通り。赤煉瓦の建物に菓子屋や小物屋、土産屋などが並び、雰囲気は良いものの観光客はちょっと少なめ。
旧市街のベトヒャー通り |
ハンザの時代には、ここはビールを醸造する樽を作る桶職人、ベッチャーの街だったのだとか。ミニミニブレーメンの音楽隊もいます。
ベッチャー通りの出口というか、逆に歩いてきたので、本当はマルクト広場からベッチャー通りの入口に掲げられているのは、大天使ミヒャエルの黄金のレリーフ。
パイプの上に乗るブレーメンの音楽隊 | ベッチャー通りの入口に大天使ミヒャエルの黄金のレリーフ |
再びマルクト広場から、今度は聖ペトリ大聖堂の先、地方裁判所の裏手でトラムが渡る橋のたもとにあるのが、石畳の小道のシュノーア地区。17〜18世紀に建てられた家が建ち並ぶ、観光客に人気のスポット。
|
|
旧市街のシュノーア地区 |
細い路地に面して小さな店やレストランなどが並び、何処を切り取っても絵になるたたずまい。表にサンタの人形が立つのは、一年中クリスマス用品を並べている店。
|
|
何でも絵になるシュノーア地区の街角 |
次のICの発車時刻に合わせて、ブレーメン中央駅に戻ってきました。駅舎のすぐ横に建つ民族博物館の正面には、何故か赤い鳥居が。
博物館前の赤い鳥居 | ブレーメン中央駅 |
NWB(北西鉄道)の電車 |
ローカル輸送を担当する、私鉄のNWB(ノルドヴェストバーン)北西鉄道は平常運行のようです。イタリアなどに比べると少ないとはいえ、ドイツでも車両への落書きがはびこっています。
車両に落書きが | アルストームの部分低床気動車も |
シュツットガルト行きICが入線 | 満席の車内 |
101型電気機関車の牽引で、シュツットガルト行きICが入線。さすがに今日は満席で、ほとんどの座席に指定の札が入っています。今時、ドイツでは珍しい窓ガラスに貼った指定区間入れにプリントした紙を差し込む方式。隣の老人も同じ区間です。
ブレーメンまで前の客が座っていたようで、札に書かれたその区間のWesterland(S)ってどこかあとで調べたら、ドイツ最北部ユトランド半島のデンマーク国境近くで、本土と橋で結ばれた島でした。このICはこんなところからやってきたのか。
窓ガラスに付けられた座席指定の表示 | 食堂車のカウンター |
食堂車の車内 | この日の昼食 |
ICは半室食堂車を連結しています。乗車したのはお昼過ぎ。ブレーメンを発車すると、早速行ってみることに。唯一空いていた席は、食事を終えたあと水1本でねばっているらしきビジネスマン。座席がないのか、テーブルでパソコンを広げています。一言断って向かいの椅子にに座ります。よく歩いたので、ビールがうまい。
デュッセルドルフ中央駅に到着
指定席に戻りブレーメンから2時間40分ほど、ストにもかかわらずICは定刻に、時計塔のある近代的な駅舎のデュッセルドルフ中央駅に到着します。駅前には、5車体や7車体の低床車や3車体の部分低床のトラムが行き交います。
デュッセルドルフ中央駅に到着 | 時計台のある駅舎 |
3車体連節部分低床トラム | 全低床車コンビーノ |
新型の5車体や7車体の低床車は、先頭の運転台と最後尾の座席の下に車軸のある台車を履き、この部分のみ高床となっていますが付随台車のように見受けます。2両目と4両目(7両編成の場合は6両目も)に動力台車で車軸のない低床台車を履き、この間の車体は台車のない浮き床方式。
初めて見るトラムですが、あとで調べてみると日本では広電が導入したシーメンスのコンビーノの一族だそうです。
最後尾の台車上は高床 | 車端のディスクブレーキ付き高床台車 |
中間車の低床動力台車とその部分の車内 |