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快速REでハンブルクへ

ドイツ8日目は、リューベックからハンブルクへ、ストで運行本数が半分以下になったREで出発。前日に指定席を確保したICに乗り換えてブレーメンへ。3時間後に来る次のICでデュッセルドルフに向かう予定です。今日もDBの二階建て客車プッシュプル編成に乗車。相棒の112型電気機関車は、正面窓の内側に行き先表示を備えています。

リューベック駅のハンブルク行きRE ハンブルク中央駅 向こうのホームにメトロノームが入線
ハンブルク中央駅のNWBの電車 ICの車内 荷棚の縁に各席の指定区間をLEDで表示

ハンブルクでは、私鉄のメトロノームやNWB(北西鉄道)は平常運行のようで、特に混乱はありません。ハンブルク・アルトナ駅始発でシュツットガルト行きのICは、乗車したハンブルク中央駅でほぼ満席。荷棚の縁に指定区間がLEDで表示された席に着きます。途中までメトロノームのREが運行しているためか、ストライキ中にしては大した混雑ではないものの、大半の席の上には表示が点灯し、指定が入っていることを示していて、事前に席を確保しておいて正解です。

ICに乗り換えブレーメン中央駅で下車

ICは、ハンブルク中央駅から1時間足らずでブレーメン中央駅に到着。まずは、コインロッカーに荷物を預けて身軽に。駅舎内の壁面には、ロバの上に犬とネコと鶏が順番に乗ったブレーメンの音楽隊が描かれています。

蒸気機関車の牽く博物館列車のポスターを見つけました。ブレーメンの南にある、ブルッフハウゼン・ヴィルセンの周辺で春から秋まで運行しているようです。

ブレーメン中央駅に到着したIC 荷物はコインロッカーへ
中央駅の駅舎の中にブレーメンの音楽隊の絵が 博物館列車のポスター

レンガ造りのブレーメン中央駅を出ると、駅前はトラムのターミナルになっています。次々とやってくる電車の多くは、4車体連節で各車体の下に2軸の台車を1つずつ装備したブレーメン型。終点のループ線で折り返す、片側ドアの片運転台タイプで、シングルアームのパンタが4両目にあるのはデザイン的にはいかがなものか。

'90年代にMANが開発した全低床車のパイオニアで、ブレーメンが最初に多くの両数を導入したことから、ブレーメン型と呼ばれることになったとか。その後、メーカの合併等が繰り返され、今はボンバルディアに引き継がれています。ミュンヘン等の他都市でも活躍中で、メーカがアドトランツだった時代に、日本初の全低床車として熊本市に、このブレーメン型の両運転台、両側ドアの2車体連節バージョンが入りました。

駅前を行くブレーメン型低床車GT8Nの4連 駅前の交差点を曲がるGT8N-1の3連
ブレーメン型GT8N フレキシティー・クラシックGT8N-1

ブレーメン型より新しい、もう1種類のトラムは、ボンバルディアのフレキシティー・クラシック。3車体連節で、中間車に2軸ボギーの付随台車が2台、両端の車両の車端よりに2軸の動力台車を1台ずつ配置する構成で、動力台車は車軸のある車輪を使用して、ドアから車端よりは1段ステップのある部分低床車。市内で見かけたのはこの2車種だけで、ステップ付きの旧型車は淘汰されたようです。

 

メルヘン街道の終点ブレーメン

駅前からトラムの走る通りを西へ、濠に架かる橋を渡りその先の旧市街へ。橋の上からは、緑地の向こうに風車が見えます。昔はもっとたくさんあったそうで、最後に残った1基がレストランにとして使われているのだとか。

商店街の街角、道の真ん中に何匹かの親子の豚とラッパを吹く豚飼いのブロンズ像があり、子供が乗って遊ぶので背中が光っています。こんな童話ってあったかな。

濠に架かる橋を渡って旧市街へ 向こうに風車 街角に豚と豚飼いの像
豚と豚飼いの向こうをトラムが行く 電車の先に市庁舎と大聖堂の塔が見えてきた

さらに先に進むと、電車の向こうに緑の屋根の市庁舎と2本の尖塔を持つ大聖堂が見えてきます。ここはブレーメンの中心、マルクト広場。広場の真ん中に立つのは聖ローラント像。何かのイベントが終わった後らしく、広場では後片付けが行われています。

ブレーメンもリューベックなどとともに、ハンザ同盟の都市として発展しました。市庁舎は15世紀初めの建築で、広場に面したルネッサンス様式のファザードは16世紀末から17世紀の初めにつくられたのだとか。広場の真ん中、右手に剣、左手に盾を持つ聖ローラント像は、教会に支配されない自由都市ブレーメンのシンボル。15世紀初めに木像で立てられ、その後高さ10mの石像になって、市庁舎とともに“ブレーメンのマルクト広場の市庁舎とローラント像”として世界遺産に登録されています。

ブレーメン市庁舎と聖ペトリ大聖堂 市庁舎前を行くブレーメン型のトラム
市庁舎前のマルクト広場に建つ聖ローラント像

市庁舎の横には、グリム兄弟の童話にあるブレーメンの音楽隊の像。飼い主に捨てられてブレーメンに向かう途中、ロバの上に犬、ネコ、ニワトリが順番に乗って一斉に鳴き声を上げたので、盗賊たちが驚いて逃げるという場面でしょう。

観光客の記念写真ポイントで、ロバの足を持つと願いが叶う?とかで、前足と鼻がピッカピカ。同じ像が、バルト三国ラトビアの首都リーガの旧市街にもありました。ブレーメンと姉妹都市かな。

ブレーメンの音楽隊 ロバの足と鼻がピッカピカ

広場をはさんで市庁舎の向かいのあるのは、商人ギルドの建物シュッティングで16世紀の建築。屋根には帆船の浮き彫りがあり、玄関の柱の装飾が立派。今は商工会議所だとか。

マルクト広場に面したシュッティング(商工会議所) 屋根には帆船の絵が
正面の柱 中を覗くと帆船の模型が天井から吊り下がっている

 

聖ペトリ大聖堂

市庁舎の横で2本の高い尖塔を持つ聖ペトリ大聖堂。11世紀の中頃から200年ほどかけて建設され、現在のゴシック様式に改装されたのは15世紀の半ば。正面に描かれているのは、十字架を背負ってゴルゴダの丘の処刑台へ向かうキリストとキリストの磔刑図。

2本の高い尖塔を持つ聖ペトリ大聖堂 正面に描かれているキリストの受難
側面から見た聖ペトリ大聖堂 尖塔のアップ

内部は、華やかな天井に豪華な装飾や調度品に、ドイツの教会には珍しい美しいステンドグラス。第二次世界大戦の空襲では被害を受け、戦後に修復されています。

聖ペトリ大聖堂の内部

2本の尖塔のうち、片方は上まで階段で上れます。金網がちょっと目障りになるものの足下をトラムが行き交い、ブレーメンの市街地を見渡す絶景が広がります。

大聖堂の尖塔から見たマルクト広場 聖ローランと像と市庁舎の間をトラムが行く
トラムが行き交う 聖ペトリ大聖堂

 


 

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