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バルト海に面したキュールンクスボルン

キュールンクスボルン・ヴェスト駅構内のミニ鉄道博物館を見学したあと、帰りの列車までの時間を活用してキュールンクスボルンの街の散策です。駅前から真っ直ぐ北へ、庭に桜が満開の住宅街を抜けると10分足らずでバルト海が見えてきます。

キュールンクスボルン・ヴェスト駅 庭の桜が満開
キュールンクスボルンのバルト海に面した公園

海岸に沿って東西に長い公園が整備され、花も咲いているものの、波が穏やかでも北の海はちょっと寂しげ。

穏やかだけどちょっと寂しげなバルト海

 


蒸気機関車モリーの牽く列車に乗ってバート・ドーベランへ

キュールンクスボルン・ヴェスト駅に戻ってくると、蒸気機関車モリーがバックで牽く列車が到着し、ホームで待っていた乗客が一斉に駆け寄ります。

キュールンクスボルン・ヴェストに列車が到着 折り返しの列車に待っていた乗客が駆け寄る
切り離された牽引機がしばし休憩 帰りの車内

99 2221号機は機回しをして、今度は前向きで先頭に連結。列車はバート・ドーベランに向けて発車。子供が線路内に立ち入っているものの、こちらでは自己責任です。住宅街の中を、キュールンクスボルン・ミッテ、キュールンクスボルン・オストと停車して、乗客を拾っていきます。モリー鉄道は観光客だけではなく、地元の人たちの生活路線としても機能しています。

バート・ドーベラン行きがキュールンクスボルン・ヴェストを発車 キュールンクスボルンの住宅街を行く
前方に菜の花畑が見えてきた 腕木式信号機が現役

復路は食堂車でのんびりとも思ったのですが、お天気が回復したのでオープンデッキに陣取ってカメラを構えます。前方のデッキには、同じ習性の同業者の姿も。

郊外の菜の花畑や森の中を走り、日本とは逆に斜め上向きが“進行”を示す腕木式信号機を通過すると、交換駅のハイリンゲンダム。99 2222号機の牽くキュールンクスボルン・ヴェスト行きが先に到着して待っています。

ハイリンゲンダムでキュールンクスボルン・ヴェスト行きと交換
ハイリンゲンダムを発車 オープンデッキから身を乗り出す同業者

ハイリンゲンダムを発車して、道路沿いの並木道を快走。カーブを曲がって併用軌道に入るとカンカンと鐘をならして徐行です。道路上のバート・ドーベラン ゲーテシュトラッセ駅を発車すると、狭い商店街に入り、バート・ドーベラン シュタットミッテ駅で下車。

バート・ドーベランの商店街 狭い道路の併用軌道を行く
バート・ドーベラン行きがバート・ドーベラン シュタットミッテ駅を発車 歩道で乗客が待つバート・ドーベラン シュタットミッテ駅に到着
路面のバート・ドーベラン シュタットミッテ駅を発車していくキュールンクスボルン・ヴェスト行き

その先の交差点の信号を双方向とも赤に変え、踏切警報音が鳴る中で多くのクルマを待たせ、99 2221号機はゆっくりと終点のバート・ドーベランに向けて発車して行きます。

道路にテーブルを並べたオープンカフェで休憩していると、バート・ドーベランで折り返して来た99 2221号機が再び登場。バック運転でゆっくりと目の前を通り過ぎていきます。


ローカル線でヴィスマールへ

商店街を行く列車を見送ってから歩いてホテルに戻り、ストライキ中も平常運行のDBバート・ドーベラン駅へ。昨日はローカル線で東のロストックへ行きましたが、今日は西のヴィスマールへ。いずれもハンザ同盟の都市です。当初計画では、7つの湖に囲まれたシュヴェリーンにも足をのばすつもりでしたが、DBのストでヴィスマールとシュヴェリーン間の列車の運行間隔が開き、バート・ドーベランに戻るのが遅くなるため断念することに。

バート・ドーベラン駅には売店もなく、冷えたビールの入手困難かと思い、シュタットミッテ駅近くのスーパーで確保したワインと食料を持ち込み、車内で簡単な昼食です。

車内で白ワイン ローカル線の途中駅
風力発電のプロペラがならぶ ヴィスマール駅の442型部分低床電車

ロストックからバート・ドーベランを経てヴィスマールに至る非電化ローカル線の途中駅は、煉瓦造りの立派な駅舎があってもほとんど無人駅。菜の花畑に立つ風力発電のプロペラが、いかにも北ドイツ。

シーメンスの2車体連接部分低床ディーゼルカー、デジロの普通列車は40分ほどで終点のヴィスマールに到着。ここは南のシュヴェリーンからハンブルク方面につながる路線と接続していて、こちらは電化しています。ホームには5車体連接部分低床電車、ボンバルディアの442型がパンタグラフを上げて停車しているものの、ストライキで昼寝中らしい。

旅客列車はヴィスマールで行き止まりでも、線路はその先にある港まで続いているようで、側線には軸配置BBの145型貨物用電気機関車にはさまれて、正面がフラットで軸配置がCCの155型電気機関車が休んでいます。見かけない機種だなと思ってあとで調べてみると、東ドイツ国鉄DRから引き継ぎ機でした。

145型貨物用電気機関車 東ドイツ国鉄DR引き継ぎの貨物機155型
旧ソ連製のディーゼル機関車232型 扇形庫の名残

軸配置CCの232型ディーゼル機関車もいます。顔つきから見てそうかなと思ったのですが、こちらもあとで調べてみると東ドイツ国鉄DRから引き継ぎ機で旧ソ連製でした。青い凸型の入れ換え用ディーゼル機関車の向こうにある建物は、扇形庫の名残のようです。


ハンザ同盟の都市ヴィスマール

人口4万人の街に似つかわしい、こぢんまりとしたヴィスマール駅を出て観光に向かいます。この街は、今日泊まる計画でDBのストで断念したシュトラールズントとともに、ハンザ同盟都市の煉瓦建築が建ちならぶ“シュトラールズントとヴィスマールの歴史地区”として、世界文化遺産に登録されています。

ヴィスマール駅 運河沿いの道にガイドツアーの集団がいた

運河に沿った石畳の道、橋のところにガイドツアーの人々がいます。見上げているのは煉瓦造りでゴシック様式で船乗りや漁師たちの信仰を集めるニコライ教会。13世紀の建築で、現在の姿になったのは15世紀末だとか。37mの天井はドイツで4番目に高く、大きな身廊を持つ立派な教会ですが、第二次世界大戦で被害を受けまま、東ドイツ当時は放置されていたものが、東西ドイツの統一後にやっとここまで修復されたのだとか。

ニコライ教会とその入口
天井の高いニコライ教会の内部と祭壇

 


 

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