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旅の車窓から

ドイツ マンハイム・デュッセルドルフ・ハンブルク

南ドイツのマンハイム・ハイデルベルク・シュツットガルトからICEで北へ、ハノーファー・ハンブルク・ロストック・モリー鉄道の蒸機列車・リューベックからICで南へ、ブレーメン・デュッセルドルフ・フランクフルトを巡る旅にご案内します。。

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マンハイム デュッセルドルフ ハンブルク

ゴールデンウイークのドイツ

2015年のゴールデンウイークにフランクフルトを出入り口にして、南ドイツのマンハイム、ハイデルベルク、シュツットガルト、ノイシュタットの保存蒸機列車、ICEで北上してカッセル、ハノーファー、ツェレ、ハンブルク、バート・ドーベランの路面蒸機列車、リューベック、ICで南下してブレーメン、デュッセルドルフ、ヴッパータール空中鉄道を巡る旅に出かけました。

前年のシルバーウイークに続くドイツですが、4月29日から5月10日までのゴールデンウイークをフルに使って、ヨーロッパ往復の総額で10万円を切るチケットが入手できたのは、成田から上海経由のフランクフルトだけだったのが、再びドイツ行きを決めた理由です。

※最終ページの末尾にそれぞれリンク先を設ける予定です。
詳しく知りたい方はご利用ください。


空港からSバーンでミュンヘン中央駅へ

成田を夜に出発し、深夜の上海で乗り継いだ中国東方航空のエアバスA330が朝のフランクフルトに到着します。ヨーロッパへは日系やヨーロッパ系より運賃が安く、現地早朝着でホテル代1泊も浮き、機内でよく寝れば時差も解消できるアジアの深夜乗り継ぎ便は、財布にも身体にも優しいですね。

同じ中国東方航空のA330でも、成田−上海便はTVモニターもない古い機材。一方、上海−フランクフルト便は大きな液晶モニターに、スマホが充電できるUSBコネクタも付いた最新機材。中国からのヨーロッパ便では、赤ちゃん連れの赴任でしょうか、バシネットがセットされているのをよく見かけます。

大きなモニターのA330 中国系ではバシネットを良く見かける

朝のフランクフルトに着いて荷物を受け取り税関を抜け、ドイツ鉄道DBのフランクフルト空港駅に向かおうとしたら様子が違い、駅につながる通路がありません。係員をつかまえて聞くと、ターミナルビルの外に出て、バスに乗ってターミナル1へ行けとのこと。いつもはスターアライアンスでターミナル1ですが、スカイチームの中国東方航空はターミナル2に着いたのでした。

空港ターミナル循環バス DBフランクフルト空港駅の窓口

DB空港駅の窓口で、ドイツ鉄道乗り放題のジャーマンレイルパスを購入。前年は、使用日の選べるタイプだけだったように思いますが、割安な連続タイプができていて2等の10日間用を購入。その場でバリデートしてもらいます。1等の価格は2等の60%増しだったと思います。一般的に1等のメリットは空いていることでしょう。JRと違ってDBでは座席に価格差ほどの差はなく、2等でも十分快適です。

日本の旅行会社でも取り扱っていますが、ジャーマンレイルパスはドイツ到着後でも買うことができ、旅行会社の手数料がない分だけDBから直接買った方がお得です。


ICE407でマンハイムへ

この日は、フランクフルト空港から南にICEで30分のマンハイムにホテルを確保しています。わざわざフランクフルト中央駅を経由しなくても空港駅から直行できるので、飛行機とドイツ鉄道との連携が良くできていて便利です。

入線してきたミュンヘン行きは、最新型のICE407。目の前に食堂車が停車しましたが、フランクフルト到着前に機内で朝食を済ませてきたばかり。

ICE407の食堂車 検札の車掌さん
車掌室に“i”(インフォメーション)のマークがあった マンハイム中央駅に着いたICE407

新型ICEはシーメンスのヴェラロD。ベースになったICE3と同じ動力分散式。ICE3より正面が丸くなり、ライトの位置が上方へ。初めて乗りましたが、車内は荷物棚が変わった以外に違いはよくわかりません。

途中ノンストップで、定刻にマンハイム中央駅に到着。隣のホームに動力集中式のICE1が入線してきて、初代と最新型ICEが並びます。今後はヴェラロDが、登場から四半世紀になるICE1を置き換えていくことになるのでしょう。

隣のホームにICE1が入線 初代と最新型ICEの並び
マンハイム中央駅前のトラム 角張った旧型と丸い新型

荘厳なマンハイム中央駅の駅舎の前を行き交うのは、5車体連節のトラム。角張った部分低床車と、丸い全低床車があるようです。


Sバーンでハイデルベルクへ

マンハイム中央駅近くのホテルにチェックイン。しばし休憩後、隣町のハイデルベルクに出かけます。ICEなら10分ですが、頻発しているSバーンでも15分程。2扉の赤いET425近郊型電車は、部分低床の4車体連接車の2本併結。

運転台とドアの間の狭い空間に1等室がありますが、“1”と表示した白い枕カバー以外は、座席は2等と同じ。階級社会のヨーロッパでは、庶民と同席したくない人に利用価値があるのかもしれません。

マンハイム中央駅のSバーン Sバーンの2等車
Sバーンの1等車 2等との違いは白い枕カバーだけ ハイデルベルク中央駅とトラム

 

ハイデルベルクのトラム

マンハイムからハイデルベルクへは、トラムの路線もつながっていて、ガラス張りのハイデルベルク中央駅の横を、マンハイムと同じオレンジ色の連節車が行き交います。線路幅はメーターゲージのようで、大半は低床車ですが、連接の中間車だけ部分低床の旧型車も。両運転台の両側扉と片運転台の片側扉の車両が混在しています。

目指すハイデルベルク旧市街は、駅からトラムの路線に沿って東へ。電車を撮りながら歩いて20分ほど、デパートの建つビスマルク広場横のビスマルク公園には、ドイツを統一したプロイセンの政治家、鉄血宰相ビスマルクの胸像が立っています。この日のマンハイムの宿泊先もビスマルクホテルですが、この地とどういう関係かはよくわかりません。

ハイデルベルク市内を走る各種トラム
デュワグMGT6D 胸像はプロイセンの政治家 鉄血宰相ビスマルク

 

ハイデルベルク旧市街とハイデルベルク城

ネッカー川沿いに、ビスマルク広場から東が旧市街ですが、トラムはここで北に向きを変え川に架かるテオドール・ホイス橋を渡っていきます。電車には何種類かの塗色がありますね。

私も橋を渡ってネッカー川の対岸へ。橋の上から旧市街の後方、山の中腹にハイデルベルク城が見渡せます。対岸もやっぱり山。その中腹に、川と並行する道があるようです。

テオドール・ホイス橋を渡るトラム テオドール・ホイス橋から見たハイデルベルク城
旧市街と城の対岸にある山 こんな住宅街から登っていく

前回、ハイデルベルクを訪れたのは18年前。夏休みにしては安いパックツアーを選んだら、ホテルはことごとく郊外。ハイデルベルクのホテルは夏休みで出張者が来なくなった工業団地の中で、遠くて夜の街に出ることもできず、予算をケチって悔しい思いをしました。

その時のハイデルベルク在住現地ガイドの日本人女性、わずか2〜3時間の滞在で城と旧市街をチラッと見ただけで次に向かうツアーの日程に呆れ、“是非もう一度ハイデルベルクを訪れて、川の向こうの哲学者の道から旧市街と城の素晴らしい景色を見てください”と言っていました。その言葉に従って、18年ぶりにこの地に戻ってきて、城と旧市街を見下ろす道に向かいます。

テオドール・ホイス橋を渡った先で、電車通りから住宅地への坂道に入り登っていきます。これが結構きつい。かなりの高さまで来て、住宅が途絶えると山腹に小さな公園があり、ベンチで一休み。木々の間から対岸の旧市街が望まれます。

中腹にある公園 公園から見た対岸の旧市街

さらに登っていくと、眼下のネッカー川に石造りのアルテ橋(古い橋)とも呼ばれるカール・テオドール橋が架かり、旧市街に建つ聖霊教会、背後の山の中腹にハイデルベルク城が見渡せます。城の右側には、さらに高所まで登るケーブルカーの姿も。でも、こちら側の道の方がケーブルカーの終点より高い位置まで登ってきたような。18年越しの景色ですが、哲学者の道は観光バスが通れるような道ではなく、この絶景を見るために歩いて登るにはある程度の脚力も必要で、とてもパックツアーに組み込めるような場所ではないと感じました。

カール・テオドール橋と旧市街に中腹のハイデルベルク城 城の横を行くケーブルカー
川に向かってこんな坂と階段を下りていくシュランゲンの小道 ネッカー川の岸から見た旧市街とハイデルベルク城

シュランゲンの小道と呼ばれる急な坂道と階段で、一気にネッカー川の岸まで下ります。側面から眺める石積みの橋と旧市街、向こうにはハイデルベルク城も望まれ、なかなかの景観です。

カール・テオドール橋を渡る 橋の上からハイデルベルク城をズームアップ
旧市街に渡るところに橋門が建つ 橋のたもとの猿?の像

カール・テオドール橋を旧市街に渡り切るところに橋門が建ち、橋のたもとには猿?のブロンズ像。その先が旧市街の中心、オープンカフェのテーブルが並ぶマルクト広場。広場の西に聖霊教会、東に市庁舎が向き合い、近くにはハイデルベルク城に登るケーブルカー乗り場もありますが、城には18年前に入っているので今回は対岸から眺めただけで次に向かいます。

旧市街の聖霊教会とその内部
マルクト広場 ハイデルベルク市庁舎

 


 

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