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E77型電気機関車は、1BB1の軸配置に3車体連接構造。この日は、博物館の機関車による運行のデモンストレーションとして、定期の貨物列車を牽引する一仕事を終え、機関区に戻ってきたところです。偶然に途中駅で通過するE77型を見かけたのですが、寄る年波で長い貨物列車の単機牽引は無理があるのか、新型の電気機関車と重連で前補機を務めていました。

1925年のクラウス製。AC15kV 16.67Hz、出力1600kW、速度65km/h。両端の車体に運転台と1台ずつのモーターを収容し、先輪と動輪の間にある減速ギヤからロッドで2軸を駆動。中間の車体には補機類を搭載していると思われます。

3車体連接構造のE77型電気機関車

この他に2軸の電車が3両、ホームページの車両リストに掲載されていますが、現物は見かけませんでした。

架線のない博物館の構内にE77型電気機関車を押し込んでいた、青いB型ロッド式のV15型液体式ディーゼル機関車は、1959年の東ドイツ製。出力150PS、速度30km/h。この機関車は、有料で運転台に入場客を乗せ、隣の操車場内まで遊覧走行するアトラクションも行っていました。

V15型液体式ディーゼル機関車

黄色いB型のロッド式、V23型液体式ディーゼル機関車。1970年の東ドイツ製。出力220PS、速度40km/h。青いV15型より新しいだけに性能が向上しています。しかし、何故か102 188-0 と100番台の電気機関車のようなナンバーを付けています。

V23型液体式ディーゼル機関車

高さ2.7mの背の低いディーゼル機関車。車体には8と記入されていますが、型式はN4だそうで、入れ換え用でしょう。1955年の東ドイツ製、2軸のB型。変速機は機械式だとか。出力90PS、速度30km/h。

ホームページの車両リストには、この他にも入れ換え用の小型ディーゼル機関車のほか、東ドイツ国鉄で活躍したロシア製の本線用電気式ディーゼル機関車2機種、東ドイツ製の電気式ディーゼル機関車、架線計測用ディーゼル動車等も掲載されていますが、現物は見かけませんでした。

無火の蒸気機関車の移動に従事している、長さ3.1mの2軸、B型のASF1。エンジン音がしないのでバッテリー駆動の電気車でしょう。1984年製と意外と新しく、連続出力5.5kw、最大出力8.5kW、速度6km/h。機関庫内にもう1両、バッファーの長い色違いがいます。

機関庫内に1両と庫外に1両のボギー客車がいます。これらは、ホームページの車両リストには掲載されていませんが、東ドイツで活躍した客車でしょう。中国の緑皮車と同じ、共産圏の標準色? 屋外の客車は屋根が深いので、寝台車かと思われます。

旧共産圏のボギー客車

3軸の客車が1両と2軸の客車が2両。2軸車はホイールベースが長いですね。いずれも、ドイツ帝国鉄道時代の2等車を、路線の建設やメンテナンスを行う職員の宿泊車として改造したもので、2軸車は1928年製と1929年製です。オープンデッキの客車に、衛星放送のアンテナがついています。

旧型2等車改造の職員の宿泊車

クレーン車がいます。EDK6M型電気式旋回クレーンで、1958年の東ドイツ製。ディーゼル発電機による電気推進で自走できるのでしょうか、エンジン出力45.6kW、速度3.6km/hとなっています。

ホームページの車両リストには、蒸気機関駆動によるスチームクレーンも掲載されています。

その他、車両リストにはない貨車も数両。

機関庫内では、記念品やお土産の売店も出ています。Nゲージの模型には、日本製でしょうか、KATOの製品も並んでいます。簡単な食事のできるコーナーも。

隣の操車場の間は、簡単な金網で隔てられています。横の本線を走る赤いDBの車両は、わずか2両の2階建て客車と電気機関車のプッシュプルのSバーン、部分低床の電車やディーゼルカーの普通列車レギオナルバーン、私鉄か第三セクターの色違いのディーゼルカーなど。ICやICEは通らないものの、京都梅小路のような雰囲気です。

ボランティアで運営されているからでしょうか、ドレスデン・アルシュタット機関区鉄道博物館の開館日は、4月から10月までの1ヶ月に1〜2日だけ。2015年のオープンは、4月17日。この日から3日間、ドイツ各地から7両の01型を含む11両の生きている蒸気機関車が集合し、第7回ドレスデン蒸気機関車フェスティバルが開催されるそうです。

詳しくはホームページで、こちらからどうぞ


 

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