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ヴァルシャワ・シュトラッセ駅

U1は、番号からみてベルリンのUバーンのなかでは古い路線でしょう。クレイドスドレイエック駅から東へ、高架線を走りシュプレー川に架かる橋を渡って終点、Sバーンやトラムと接続するヴァルシャワ・シュトラッセ(ワルシャワ通り)駅に到着します。

ヴァルシャワ・シュトラッセ駅を発車したU1 ヴァルシャワ・シュトラッセ駅のU1
ビニール張りロングシートのU1の車内 駅前はにはトラムの始発停留所も

 

ベルリンの壁イーストサイドギャラリー

ヴァルシャワ・シュトラッセ駅からSバーンの隣駅、かつての東ベルリンの中央駅であったベルリン・オスト駅までの間、シュプレー川の東ベルリン側の岸に沿ってベルリンの壁がありました。東側の低い壁は撤去され、緩衝地帯は広いミューレン通りとなっていますが、川に面した西側の高い壁は1.3kmにわたって残されています。

ヴァルシャワ・シュトラッセ駅前で折り返すトラム シュプレー川を渡るSバーン
壁の裏 川側は落書きだらけ イーストサイドギャラリー

その壁の通りの面に、ベルリンの壁崩壊後に世界各国の100人以上のアーティストが描いた絵が、壁とともにイーストサイドギャラリーとして保存されています。風雨にさらされた絵は、10年ごとに補修されているのだとか。川に面した壁の裏側は落書きだらけ。

イーストサイドギャラリー

ミューレン通りの歩道は、イーストサイドギャラリーを鑑賞しながら歩く観光客でいっぱい。記憶に残っている絵も出てきます。“独裁者のキス”と呼ばれて有名になった、旧ソ連のブレジネフ書記長と旧東ドイツのホーネッカー書記長のキスシーンの前では、順番に並んで一緒に記念写真におさまる人の列が。

イーストサイドギャラリー プジョー404のタクシー

ベルリン・オスト駅前に、壁を突き抜けて飛び出してくるトラバントより一回り大きなタクシーが客待ちをしています。旧共産圏のクルマかなと思ってよく見たら、プジョーのマークを付けています。あとで調べたら、プジョー404。フランスでは1960年から75年まで製造していたのだとか。これが現役のタクシーで、今も活躍中なんですね。

 

ベルリン・オスト駅からオストクロイツ駅乗り換えでラーンスドルフへ

ベルリン・オスト駅構内の、お土産屋さんの看板に描かれたSバーンは、先ほどドイツ技術博物館にあった旧型車。トラバントにテレビ塔と赤の市庁舎、東ベルリンですね。でも、ロゴはDRではなくDB。お昼時を過ぎたので、今日も駅ナカでカリーヴルストの昼食に。

オスト駅のお土産屋さんに描かれたSバーンとトラバント 駅ナカでカリーヴルストの昼食
黄色い保線機械 オストクロイツにS3が入線

オスト駅に黄色い保線機械が止まっています。Sバーンのホームだから第三軌条集電? ディーゼルエンジン駆動でしょうね。

ここからSバーンでワルシャワ・シュトラッセの次のオストクロイツへ。始発のS3系統のSバーンに乗り換えてラーンスドルフに向かいます。隣の列車線を片側機関車のプッシュプル、ICE2の2本併結編成が通過して行きます。

オストクロイツを通過するICE2の2本併結 Sバーンのラーンスドルフ駅

 


ヴォルタースドルフ鉄道87系統のトラム

Sバーンから降りてラーンスドルフ駅の外に出ると、交差点の向こうにトラムの始発停留所があり、線路が森の中に続いています。しばらく待つと来た来た、東ドイツ製の2軸単車ゴータカー、ヴォルタースドルフ鉄道の28号です。

運転士にベルリンCゾーンの1日乗車券を見せて、旧型の路面電車としては珍しい、幅広の両開き扉から乗車。側面は大きな窓が3枚の明るい車内に、通路をはさんで4人がけと2人がけのボックスシートが並んでいます。

森の中から電車が来た 東ドイツ製2軸の単車ゴータカー
車内はボックスシート 足元に車輪のカバーの出っ張り

客室と運転室は区切られていて、正面3枚窓のうち左右の曲面窓が曇っているのは、ガラスではなくプラスチックかな。運転士は左手で制御器のハンドルを操作し、停車する寸前まで電気ブレーキを使い、最後に右手でレバーを手前に引くハンドブレーキで止めます。

終点のヴォルタースドルフ・シュロイゼ行きの87系統が20分間隔、平日の朝と午後には、その間に途中折り返しのE系統が入る時間帯もあります。

独立した運転室 壁面に監視カメラ 運転室 右のレバーはハンドブレーキ

電車は、ラーンスドルフ駅前を発車すると、軽い吊りかけ音を響かせ、単線の専用軌道で森の中を快走します。軌道がしっかりしているのか、単車特有のピッチングもなく、乗り心地は上々。信号所で区間運転の電車と交換待ちをした後、森を抜けると住宅地になり最初の停留所。あとは、道路の端の併用軌道を行きます。このあと、交換可能な停留所は2個所あったと思いますが、交換したのは1個所だけ。全長5.6km、20分で終点のヴォルタースドルフ・シュロイゼに到着。

森の中を快走 森の中の信号所で区間運転のE系統30号と交換
終点のヴォルタースドルフ・シュロイゼに到着 線路の終端の先で開閉式の橋が開いていた

電車を降りると、赤信号で車が渋滞しています。その先では、川に架かる開閉式の橋が降りてくるところ。船が通り終えたようです。地図を見ると、この付近には小さな湖が点在していて、その間を川(運河?)でつないでいます。電車の停留所名の、ヴォルタースドルフ・シュロイゼのヴォルタースドルフは地名、シュロイゼで水門で、橋のところにカルク湖とフラケン湖をつなぐ水路の水門があります。

橋が降りてきた カルク湖
静かな湖面 フラケン湖

ラーンスドルフに戻る電車を待っていると、路線バスがやって来ます。ここはもう、ベルリン市の外。ベルリンの黄色いバスではなく、赤いDBのバスです。坂を下りてきた折り返しの27号に乗車。

赤いDBのバスもやってくる 乗客が待つ停留所に折り返しの27号が到着

 


 

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