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屋外の鉄道車両

交通博物館が使用する先代のブラチスラバ中央駅は、頭端式の構造だったようで、1本のホームと4本の留置線上に鉄道車両が並んでいます。黄色い説明の紙が貼ってあるものの、やっぱりスロバキア語だけ。英語に機械翻訳を試みました。

軸配置1Dのテンダ式蒸気機関車434型128号機。1920年にチェコのプラハで製造され、チェコスロバキアでは主として貨物用に使用されました。

貨物用の434型128号機

隣国オーストリアで開発され、日本のD51でも一部で使用されたギースルエジェクタを装備した、軸配置1Eのテンダ式蒸気機関車534型0471号機。煙室扉に描かれたのは、共産主義の赤い星でしょうか。第二次世界大戦後の1947年から製造された貨物用の重量機関車です。デフにはシュコダのマークが。

ギースルエジェクタを装備した935型094号機 デフにシュコダのマーク

火の粉止めでしょうか、森林鉄道のような煙突を持つ軸配置Cのタンク式蒸気機関車3100型107号機。もちろん標準軌です。説明の紙がなかったか、撮り忘れたかで詳細はわかりませんが、オーストリアによくある 煙室扉が観音開きのタイプです。ナンバープレートの3100の最後の0の文字が小さいので、310型?

3100型? 107号機

3679の番号を付けた軸配置Cのタンク式蒸気機関車。車体に貼ったスロバキア語の説明では、“CP600型660号機は、第二次大戦後の典型的な中・重量型の入れ換え用蒸気機関車”となっています。

3679号機

軸配置CのCN40型無火機関車は、爆発の危険性がある等で火気が禁止されている場所で使用する蒸気機関車。外部のボイラから、熱湯と圧力40バールの蒸機の供給を受けて稼働する特殊な機関車です。

無火機関車

3軸台車のラッセル車ヘッドSP113号。蒸気機関車と連結して、降雪時の除雪作業に使われました。

ラッセル車のヘッド

1927年製のクレーン車102号は、架橋や事故復旧等の重作業に1950年代まで使われました。

移動式クレーン車

ホームには、鋼製の有蓋貨車が2両停車しています。

ホームに停車中の有蓋貨車

屋根上に観測室のような出っ張りのある木造の有蓋貨車。何故か軽便鉄道のような朝顔型の連結器に2灯のヘッドライトまで装備しています。説明の紙に書かれていたのは、1928年急行貨物列車用に製造されたと翻訳されますが、何か違うような。

貨車改造の業務用車?

扉の向こう側は線路がブラチスラバ中央駅の留置線につながり、現役車両が休んでいます。ドイツ鉄道DBの客車を連結したディーゼル機関車では、女性の作業員がワイパーの交換中。

向こうにいるのは、国鉄の線路を借りて運行する私鉄でしょう。REGIOJET社所属の628型ディーゼルカー。ドイツ鉄道DBから中古車を買って塗り替えたものと思われます。

塀の向こうの留置線にいた現役車両

 

別棟の自動車コーナー

同じホーム上の奥まった所に位置する別棟では、東西冷戦時代の東側のクルマが展示されています。通路を挟んで、チョコスロバキアの代表的なメーカであるタトラ社とシュコダ社の車が対峙しています。

タトラ社製の乗用車

東西で冷戦終了後は西側のクルマが入ってきて、旧共産圏のメーカは苦境に陥ります。タトラの自動車部門はトラック専業で生き残り、シュコダの自動車はフォルクスワーゲン傘下で乗用車の生産も続いています。

シュコダ社製の乗用車

チェコスロバキア以外のクルマもあり、一番端には東ドイツの国民車、車体が紙でできているという噂のトラバント。

共産圏のクルマ 東ドイツのトラバントも

軍用のジープやトラックも展示されています。

共産圏の軍用車

何故か西ドイツのフォルクスワーゲンも。

何故か同世代の西ドイツのクルマも

交通博物館なので鉄道と自動車以外に、わずかばかりの船のコーナーもあります。飛行機は見かけませんでした。

唯一の船のコーナー

屋外には大型、小型のトラックも。フロントグリルの無いトラックは、空冷エンジンを搭載した1920〜30年代のタトラでしょう。

屋外展示のクラシックなトラック

交通博物館の公式ホームページは、こちら。ただしスロバキア語だけ。英語のページはいつまでたってもunder construction。


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