建設型5001号機は、1957年に大連機関車工場で製造されました。解放型をベースに設計しており、軸配置は同じく1-D-1のミカド型です。幹線の貨物列車用の機関車として、1916両製造された中の1号機です。
▲ 建設型5001号機 1957年 中国製
KF1型006号機は1936年の英国製ですが、旅客列車牽引用の大型蒸気機関車として、中国人技術者の設計によるものです。軸配置は2-D-2のノーザン型。
▲ KF1型006号機 1936年 英国製
KD5型373号機は1921年の日本製。日本の9600型を標準軌に改造して大陸に送り込んだもので、各地で広い用途に使われたようです。軸配置は1-Dのコンソリデーション。
▲ KD5型373号機 1921年 日本製
KD7型373号機は1947年の米国製。戦後の中華民国の復興のために国連からの援助として贈られた客貨両用の機関車で、国共内戦終結後に中華人民共和国に引き継がれています。軸配置は1-Dのコンソリデーション。
▲ KD7型534号機 1947年 米国製
PL9型146号機は1922年のベルギー製。軸配置は1-C-1のプレーリーですが、中華人民共和国の建国前に幹線の貨物列車用に使用されていたそうです。それにしても、何でこんな色なんでしょうか。
▲ PL9型146号機 1922年 ベルギー製
MG型35号機は英国製。製造年は表示されていません。中型の幹線の貨物用機関車ですが、機関士の席が少数派の右側だそうです。軸配置は1-C。どこか、日本の国鉄の8620に似てますね。
▲ MG型35号機 製造年記載無し 英国製
0号機関車は1881年の英国製。清の時代に、唐山−胥各庄間に初めて中国の手で建設された路線で使われた機関車です。軸配置はBのタンク機。
▲ 0号機 1881年 英国製
PL3型51号機は1935年の日本製。軸配置は1-C-1のプレーリー、中国語では草原型。満鉄のプレサ型と思われます。タンク機関車で、東北地方で入れ換え用として使用されました。
▲ PL3型51号機 1935年 日本製
工建型1019号機は1959年の中国製。工場や鉱山用の小型のタンク機関車で、太原機関車工場で122両が製造されています。軸配置はC。
▲ 工建型1019号機 1959年 中国製
KD55型579号機は1921年の日本製。日本の9600型をメーターゲージの狭軌に改造して、昆明−河口間の昆河線で客貨両方の用途に使用していたものです。軸配置は1-Dのコンソリデーション。
▲ KD55型579号機 1921年 日本製
解放(JF)51型738号機は1926年のフランス製。メーターゲージの狭軌のタンク機関車で、昆明−河口間で使用されました。軸配置は1-D-1のミカド型です。
▲ JF51型738号機 1926年 フランス製
線路幅わずか600mmの狭軌の蒸気機関車SN型23号機は、1929年の米国製。雲南省の鶏街−個旧や個旧−碧色寨−石屏などの路線で客貨両方の用途に使用されました。軸配置はE。
▲ SN型23号機 1929年 米国製
SN型のキャブ内は黄色。乗務中に目がチカチカしそうですが、現役当時もこんな色だったのでしょうか。
▲ SN型23号機のキャブ
ST型759号機は19世紀の英国製。1948年にビルマ(現在のミャンマー)の鉄道に導入されたメーターゲージの狭軌のタンク機関車で、ブレーキは真空式。2006年に退役後ミャンマー政府から中国に寄贈されたものだそうです。特殊な連結器は、靖国神社に保存されているタイから帰還した泰緬鉄道のC56と同じ形をしています。
▲ ST型759号機 19世紀 英国製