“ウイーンとバーデンをむすぶバーデン鉄道”


オーストリアの首都ウイーンと南西に30kmの温泉保養地、バーデンを1時間余りでむすぶ鉄道がバーデン鉄道です。車両は市電によく似た路面電車タイプの3車体連接車。ウイーン市内へは、市電の路線に乗り入れて、市の中心にある国立オペラ座の前までやってきます。

 

▲ ウイーンオペラ座前のバーデン鉄道の始発停留所 左は市電 

市街地をはずれると専用軌道となり、スピードもでます。広島電鉄宮島線のような電車です。終点に近づきバーデンの市街地に入ると再び併用軌道になりますが、道幅が狭いためかここだけは単線。

 

▲ バーデン市街地の単線の併用軌道をいくバーデン鉄道の電車 

バーデン駅は、行き止まり式のホームが2本だけの簡素な終点です。ウイーン市電のようなループ線で方向を変えることができないため、日本の電車と同様に両端に運転台、左右の両側面にドアがあります。

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