関西本線 柘植−加太トンネル

関西本線 柘植−加太トンネルの列車

関西本線 柘植駅の入場券

関西本線 柘植−加太トンネルの想い出

最初のページに戻る



写真をクリックすると拡大写真が表示されます。

キハ82系の
特急“あすか”
'67.7 柘植

特急“あすか”と
急行“かすが”の交換
'67.7 柘植
D51の牽く貨物
列車が発車
'69.3 柘植
     
D51の牽引する
上り貨物列車
'69.6 柘植−中在家
上り勾配にあえぐ
D51の貨物列車
'69.3 柘植−中在家
D51の後部補機付き
の貨物列車
'69.3 柘植−中在家
     
柘植に向け勾配を下る
キハ35系の普通列車
'69.3 柘植−中在家
キハ58系3連の
急行列車
'69.3 柘植−中在家
D51の牽引する
荷物列車
'69.3 柘植−中在家
     
草津線から直通
D51の牽く普通列車
'69.3 柘植−中在家
勾配に挑むD51の
上り貨物列車
'69.3 柘植−中在家
D51の後部補機
付きの貨物列車
'69.3 柘植−中在家
     
築堤を行く客車3両
だけの荷物列車
'69.6 柘植−中在家
D51の後部補機
付きの貨物列車
'69.3 柘植−中在家
加太トンネル入り口
の切り通しのD51
'69.6 柘植−中在家
     
加太トンネルを
抜けたD51
'69.6 柘植−中在家
勾配を下る
戦時型のD51
'69.3 柘植−中在家
築堤の勾配を下る
D51の貨物列車
'69.3 柘植−中在家
     

このページのはじめに戻る

 


柘植駅の入場券

このページのはじめに戻る


今では、急行“かすが”もなくなり、亀山から西の非電化区間は1時間に1本のワンマン運転の軽量気動車が走るだけとなった関西本線。かつては、名古屋と湊町や東和歌山を結ぶ特急や急行の他、普通列車や荷物列車、貨物列車が頻繁に行き交っていた時代がありました。

関西本線の加太−柘植間は駅間距離が8.9kmもあり、この間には加太トンネルの柘植側出口付近をサミットとする、1000分の25の急勾配が存在し、輸送の隘路となっていました。ここに写真のある1960年代の後半は、旅客列車の大半は気動車化されていましたが、草津線直通の普通列車と荷物列車、貨物列車はD51が牽引し、D51の後部補機がつく貨物列車も多く運転されていました。

キハ55/58系の急行“かすが”は、名古屋−天王寺間に2本、名古屋−奈良間に1本があり、“かすが”との併結で草津線経由、名古屋−京都間に急行“平安”がありました。また、京都−鳥羽間の急行“志摩”2往復や多気で分割する急行“くまの”など、加太トンネルを通る急行も数多く運転されていました。

キハ82系の特急“あすか”は、関西本線、阪和貨物線、阪和線を経由で名古屋−東和歌山(現在の和歌山)間を結んでいました。名古屋−天王寺間を関西本線の亀山から紀勢本線経由で直通していた特急“くろしお”の間合い運用で時間帯がよくなかったことと、天王寺に立ち寄らなかったことで利用は低迷し、運転されたのは2年間で、この写真の2ヶ月余り後に廃止されています。

関西本線の名古屋−天王寺間では、当時の「特急」としては運転距離が短すぎて、東和歌山まで伸ばしたことが裏目に出たのか、“あすか”の廃止はその後の関西本線の凋落の始まりだったようです。

2011/02記

このページのはじめに戻る

 


最初のページに戻る

inserted by FC2 system