富山港線

富山港線の列車

富山港線の想い出

最初のページに戻る



写真をクリックすると拡大写真が表示されます。

富山港線の
クモハ73
'84.10 岩瀬浜

富山港線の
クハ79
'84.10 岩瀬浜
   

このページのはじめに戻る

 



富山港線は、北陸本線の富山から北へ、日本海の岩瀬浜まで8kmの路線でした。富岩鉄道で開業し、第二次大戦中に富山地方鉄道の富岩線となっていたものを国が買収した路線で、当初から電化されていました。その後、北陸本線が交流電化された後も、富山港線は直流電化のまま残り、他の買収国電路線と同様に、使用される車両は買収国電から旧型国電へと移り変わってきました。

初めて富山港線を訪問した1984年当時は、首都圏や京阪神の国電区間を追われた、戦後の通勤電車の代表形式である片側4扉のモハ72系のクモハ73とクハ79のコンビが、ここで最後の活躍をしていました。

モハ72系は、製造時期やその後の更新により形態はバラエティーに富みますが、最後に残った車両は、クモハ73は全金属製の車体更新車、クハ79は後の101系につながる最後の新造車である全金属製の920番台で、いずれも近代的な車体にスカイブルーの京浜東北色がよく似合います。

旧型国電の引退後は、もと急行型の475系も交直両用という特技を生かして富山港線に入線し、その後閑散時には、架線の下を単行運転のディーゼルカーをワンマン列車として走らせるまで合理化したようですが、最終的には2006年に第三セクター富山ライトレールとしてLRT化して成功を収めたモデルケースとなったのはご存じの通りです。

写真の終点岩瀬浜駅へは、2008年に富山駅北口から富山ライトレールの全低床車に乗って24年ぶりに訪れましたが、沿線の各駅と同様に綺麗に整備され、連絡バスとの接続がはかられていました。

2009/7 記

 

このページのはじめに戻る


最初のページに戻る

 

inserted by FC2 system