高島貨物線

高島貨物線の列車

高島貨物線の記念乗車券

高島貨物線の想い出

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京都の梅小路から
借りてきたC581
'80.6 東横浜

招待客が乗り終え
発車を待つ列車
'80.6 東横浜

大勢の見物客の向こう
に横浜線の103系
'80.6 東横浜

     

C581の背後は
三菱重工横浜造船所
'80.6 東横浜

C581のキャブには
横浜機関区の札が
'80.6 東横浜

山下埠頭に向け
走り去る列車
'80.6 東横浜

     

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1989年に開かれた横浜博覧会の記念乗車券

 

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1980年に、横浜商工会議所創立100周年と横浜港開港120周年を記念して、高島貨物線に蒸気機関車の牽く列車が運転されました。 根岸線の桜木町駅の隣にある東横浜から高島貨物線を山下埠頭まで、C58型1号機がスハ43系の客車を牽引しました。

この時のC58型1号機は、京都の梅小路蒸気機関車館の動態保存機の1両で、前年に国鉄に8年ぶりに復活した山口線の蒸気機関車牽引による旅客列車、“やまぐち号”牽引機であるC57型1号機の予備として整備されていました。赤いナンバープレートのC571に対し、C581は緑のナンバープレートを付け。同様に集煙装置を頭に乗せています。

私にとっては、1974年の北海道宗谷本線で乗って以来6年ぶり、東京近辺では1972年に汐留−桜木町(鉄道開通時の新橋−横浜に相当)間に、C57型7号機牽引で運転された蒸機列車(蒲田の線路脇で見送ったのですが、この時はカメラを持っておらず写真がありません)以来8年ぶりのSL列車です。

桜木町駅のすぐ海側にある貨物駅の東横浜は、この汽車を見に来た大勢の人々でごった返していました。客車の号車別のプラカードを持った係員に誘導され、招待客が乗り込む客車はブルーの近代化改装済みのスハ43系。当時は定期列車で上野駅にも出入りするごく一般的な客車です。

汽笛一声、大勢の見物人と警備の警察官や国鉄職員の見守る中、C581はクレーンが林立する三菱重工業横浜造船所をバックに山下埠頭に向け走り去ります。キャブには所属の梅小路の“梅”ではなく、横浜機関区の“浜”の札が入り、芸の細かいところを見せてくれます。

それから9年後に世の中がバブル経済に浮かれていた頃、ここで横浜博覧会が開催され、国鉄から民営化されて2年目のJR東日本は、次世代の夜行列車“夢空間”を展示して食堂車では実際に営業を行うとともに、高島貨物線にはクラシックタイプの気動車が運行されます。

C58の牽く列車に乗れたのは、招待客のみだったようですが、横浜博では切符を買えば一般客もクラシックタイプの気動車に乗ることができました。わずか15年前のことなのに、写真も記憶にも無いのですが、記念乗車券が残っているので試乗したのだと思われます。

その後この地は再開発でみなとみらい21に生まれ変わり、東横線が地下に乗り入れ、かつての貨物駅と造船所は大きく姿を変えました。JR東日本が試作した夢空間は量産されることなく、岩手県に引き取られ三陸鉄道に貸与された横浜博のクラシックタイプの気動車は寿命を迎え、山下公園の貨物線の高架橋も撤去されて、C581がスハ43系客車を牽引した当時をしのぶものは見つかりません。

2004/11記

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