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中興駅に戻ってきました。下車したホームのすぐ横にある建物の中へ。タブレットや閉塞機、電話機等、この鉄道で使用されてきた機器類から職員の制服まで展示されています。片隅には切符売り場と売店があります。 

 

 

 

 ▲ 新營糖廠五分車で使用されてきた機器類

構内は新營鐵道文化園區として、ここで活躍した車両が保存展示されてい て、糖業鉄路博物館のようになっています。それでは車両を見て回りましょう。看板の向こうにいるディーゼル機関車130号は、まだ現役です。

 

▲ 新營鐵道文化園區の看板 

12.5トンC型蒸気機関車350号はベルギー製。1949年から原料であるサトウキビの運搬に活躍しました。同じく12.5トンC型蒸気機関車382号は台湾製。1958年から使われています。 

 

 

 ▲ 蒸気機関車382号と350号

12.5トンC型ディーゼル機関車54号は米国製。1948年から使用していたものを1967年に台湾で改造。機関室の上に飛び出しているのは排気管でしょうか。

 

▲ 54号ディーゼル機関車 

製糖工場が操業を停止したのは2001年のことだとか。それから12年。 広いヤードには、多くのサトウキビ運搬車や有蓋貨車が赤錆た状態のまま放置されています。

 

 ▲ 放置されている貨車の群れ

そんな中で、展示用に整備された車両もあります。説明の看板がありますが、漢字の拾い読みのため間違いがあったらご容赦ください。

C型ディーゼル機関車133号は1976年の西ドイツ製。同型は、台湾各地の糖 業鉄路で活躍しました。

 

▲ 133号ディーゼル機関車 

1957年製造1979年改造のタンク車は、糖蜜櫃車。糖蜜を運搬したが、後に薬剤散布車に改装したことになっています。

 

▲ 糖蜜櫃車 

蔗廂車は1970年から始まったサトウキビの機械式採集に対応するため、1973年から自社工場で製造したサトウキビ運搬車。

 

 ▲ 蔗廂車

蔗箱客車は、上の蔗廂車の上部を撤去しただけのように見えますが、人を乗せる客車だそうです。

 

▲ 蔗箱客車 

鐵皮蓬車は有蓋貨車。砂糖、トウモロコシ、肥料などを輸送したそうです。

 

▲ 鐵皮蓬車 

1952年に蓬車を改造した救援車は、脱線事故の復旧に必要な工具や滑車、枕木を積載したのだとか。

 
 

 

 ▲ 救援車

日本統治時代1933年製の低邊車は、石灰石や石炭等の輸送に使われました。

 

▲ 低邊車 

フラットな平車は1948年製。レールや枕木の輸送に使用したそうです。

 

▲ 平車 

1968年にサトウキビ運搬車を改造した鹽車は、その名の通り塩田のあった嘉義布袋で生産する塩を運搬したそうです。

 

 ▲ 2両の鹽車(塩車)

客車らしき車両がいますが、看板がないのでよくわかりません。外部のペンキは塗り直していますが、車内は床に穴も開き、ご覧のように荒れ果てています。

 

 

 ▲ この車両の用途は?

C型ディーゼル機関車189号は1979年の西ドイツ製。

 

 ▲ 189号は1979年西ドイツ製


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