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旅の車窓から

韓国 ソウル・白馬高地・水原・春川・板門店

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ソウル 春川

ANAのマイレージで韓国へ

2015年秋の飛び石連休に、ANAマイレージの無料航空券で韓国に行きました。3ヶ月前の予約ではANA便は既に満席、金曜夜の羽田発と火曜(祝日)夜の金浦発のアシアナ航空便が予約できました。

ソウルをベースに正味4日間。ホテルは東横インソウル東大門にしたのですが、出発1ヶ月前で土曜日だけは既に満室。大田の東横インなら空室があり、新幹線KTXに乗ってとも考えたのですが、大田駅から地下鉄の乗り換えさらに徒歩と、立地がイマイチ。結局、1日だけ東横イン近くの別のホテルを予約して移動することに。

※ 9ページの末尾にそれぞれリンク先を設けています。詳しく知りたい方はご利用ください。


金浦空港から地下鉄でソウル市内へ

羽田20時05分発のアシアナ航空のA330-300で出発です。以前に乗ったJALの韓国便の機内食はパンだけだったり、冷たい弁当だったりと酷いものでしたが、アシアナや大韓はまともな食事が提供されます。あれ、機内食にキムチを付けるのをやめたのかな。

2時間余りで、ほぼ予定通りにソウル郊外の金浦空港に到着。空港の下に乗り入れる地下鉄は、以前は5号線だけだったのですが、路線図を見ると9号線に加えてソウル駅と仁川空港を結ぶ空港鉄道もできています。でも、既に時刻は23時を過ぎているので、今日はホテル最寄りの東大門歴史文化公園まで乗り換えなしで行ける5号線を使うことに。

アシアナ航空の機内食 ソウル地下鉄の券売機とICカードの払い戻し機

券売機は、韓国語に加えて英語、中国語、日本語の4ヶ国語対応。日本語をタッチすると、使い方について日本語で話しかけてきます。1回限りの切符を買うと、運賃にICカードのデポジット500ウオンを上乗せされているので、下車後に払戻機に投入して500ウオン硬貨を受け取る面倒なシステム。

65歳以上の韓国人が、券売機の老人マークをタッチすると無料で乗れるそうですが、外国人は韓国に永住権を持つ人のみが対象だとか。

地下鉄金浦空港駅のホームドア 東横インソウル東大門

地下鉄は、利用した範囲では全ての駅にホームドアが設置され、東京の先を行っていますが、電車の写真が撮れない。また、地下の深くにある駅でもエスカレーターやエレベーターが途中までの中途半端な設置だったり、全くなかったりで、荷物を持っての移動はちょっと大変。

東横インの朝食 東横インの目の前が空港行きバスの停留所

東横インの目の前に空港リムジンのバス停があったので、大きな荷物があるときはバスの方が便利かも。


白馬高地行きDMZトレイン

韓国2日目は、京元線のDMZトレインに乗って北朝鮮との休戦ライン周辺の観光に出かけます。DMZとは、韓国と北朝鮮の間の休戦ラインに沿って双方に2km、計4km幅で設けた非武装中立地帯のこと。

2006年には、かつてはソウルと北朝鮮の中国国境駅新義州を結んでいた京義線の韓国側の終端駅、都羅山からDMZ観光に行きました。、もう一方のソウルと北朝鮮の元山を結んでいた京元線の韓国側の終端駅、新炭里から1駅先の白馬高地まで線路が復活し、2014年の夏にソウルから直通の観光列車DMZトレインが運行を開始したのでこれに乗ってみることに。

ソウル−白馬高地間、京元線のDMZトレインは火曜日を除く毎日1往復の運行で、全車座席指定。切符は韓国鉄道公社KRのホームページで、海外から購入することもできます。ソウルへの出発前日に手配しましたが、既に日曜日は満席だったので、土曜日のソウル−白馬高地と、帰りはホテルに近い白馬高地−清凉里を確保したつもりが、帰りの切符の日付を1日間違えて前日にしてしまったことにホテルに着いてから気付くチョンボ。

ソウル駅のDMZトレイン 先頭車は蒸気機関車のラッピング

DMZトレインは、観光列車ということで在来線で一番高いセマウル号の運賃が適用され、クレジットカードの請求額を見ると片道で1400円弱。地下鉄から広域電鉄線の電車で東豆川まで行き、通勤列車に乗り換えて白馬高地までなら、時間はかかるものの300円ほどですが。

ネット予約のバウチャーはE-チケットではなく、駅で切符に交換します。ソウル駅の窓口で、帰りの切符の日付を1日間違えて前日にしまったことを伝えると、列車出発後の払戻手数料は15%とのこと。有効期限を過ぎると切符が無効になるJRに比べ、KRは良心的な対応です。

ソウル−白馬高地のサボ 入口で車掌とアテンダントがお出迎え

乗車ホームに向かうと、列車は既に入線しています。セマウル号、ムグンファ号、通勤列車とある韓国在来線で一番下のクラス、通勤列車に使われていた3両編成のディーゼルカーの車体にラッピングを施した、DMZトレイン専用車です。1両目には蒸気機関車が描かれていますが、側面を見て何ですかこれは。動輪が前方に3、後方に4で合計7つもあるG型なんて存在しなかったでしょう。2両目と3両目には、韓国の国花ムグンファ(ムクゲ)と、いろんな民族が手をつなぐイラストが。

車内に入ると、床から天井まで何とも派手な色づかい。壁には鳥やヘルメットのイラストとともに、各国語で平和を表す単語がならんでいます。ちなみに日本語は“へいわ あい わごう”。窓上に座席番号が表示された転換式のシートは、風車の絵柄に貼り替えただけで通勤列車と同じもの。この座席でセマウル号の運賃を取るのかい。

何ともど派手な車内 中間車の売店
車端部は窓を下方に広げ横向きの転換式のシートを配置 乗客が増えてきた

ドアから車端部はロングシートを撤去して窓を下方に拡大し、中間車では転換式のクロスシートを横向きに配置していて、窓に向かって座ることもできるのは観光列車らしいところ。反対側の車端部分には、売店と放送設備を備えたカウンターを設置。ドア横の短いロングシートの下にはドアエンジンでも納まったいるのでしょうか、オリジナルのままで小さなテーブルを設置しています。

定員の半分程度の乗車率でソウルを発車。各車両の車端部お壁面に取り付けた大型の液晶モニターには、停車駅の案内のほか、運転室からの前方の展望が映っています。

運転台からの展望を映すモニター ソウル郊外の団地群

ソウルの上野駅、清凉里で乗客が増えます。前に各駅停車の電車が詰まっているのでしょう、列車は地下鉄1号線から直通する広域電鉄と同じ線路をノロノロ運転で郊外へ。議政府で電車を追い抜くとやっとスピードアップ、車窓に山並みと団地の風景が続きます。

 

広域電鉄線から非電化区間へ

地下鉄1号線から直通する広域電鉄線の北の終点、逍遙山の一つ手前、東豆川に停車します。向かいのホームには、この駅始発で京元線の非電化区間に向かうディーゼルカー、白馬高地行き通勤列車が乗客を待っています。

広域電鉄線の終点の1駅手前 東豆川駅に停車 東豆川始発の通勤列車

車窓を、山肌に38を丸で囲んだ北緯38度線を示すマークが横切ります。やがて列車は近年まで終点だった新炭里に到着。列車交換のためしばし停車。前方からやってくる東豆川行きの通勤列車の左側に、分断された京元線の“鉄馬は再び走りたい”と書かれた看板が残っています。

北緯38度線を越えて北へ かつての終点新炭里駅に到着
通勤列車が到着 左は“鉄馬は再び走りたい”の看板 東豆川行きの通勤列車と交換

 

終点白馬高地

DMZトレインは、まだバラストの新しい復活区間の線路に足を踏み入れます。短い3本のトンネルをくぐると、ホーム片面1線だけの韓国最北端の終着駅、白馬高地に到着です。ここまで、ソウルから2時間20分ほど。大型の液晶モニターには、4ヶ国語で到着案内が表示されますが、“ペグマゴジ駅”は漢字で書いてほしいですね。まだ、中国語の方がわかります。

先頭車の運転台側は2枚のモニターに運転台の映像 延長区間にあるトンネル
4ヶ国語で到着駅の案内 ホーム片面1線の終点白馬高地駅

 


DMZ周辺を巡る安保ツアー

駅前広場には1台の観光バスが駐車していて、その手前の小さな建物がDMZ周辺を巡る安保ツアーの申込所。窓口で住所、氏名と電話番号を日本語で記入して2万ウオンを支払い、バスに乗ります。車内は自由席。

駅舎と現地ツアーのチケット売り場 DMZ周辺を巡る現地ツアー安保観光のバス

ほぼ満席となったところで、女性のガイドが乗ってきて発車。もちろん案内は韓国語だけ。全然わかりませんが、何処をまわるかは事前にネットの“ソウルナビ”で確認済みです。都羅山のDMZツアーに行ったときは、現地のバスに数人の日本人がいたのですが、今回はまわりを見回してもほかに外国人はいないよう。

バスはすぐに、文学碑と作家の胸像のある建物に到着して全員下車。丹頂鶴村の平和館だそうで、まずはここでバイキング形式の昼食です。食事代は払わなかったので、ツアー料金に含まれているようです。

丹頂鶴村の平和館 並んでセルフサービスで昼食
お皿に盛りつけ コーヒーはインスタント

食後のコーヒーはインスタント。あらかじめ、たっぷりと砂糖が入れてあって甘いこと。

食事をとった建物の横に地下に下りていくスロープがあり、乗客が入っていくので付いていくと、入口に厚い鉄の扉があり内部は防空壕のような広い空間、有事の避難場所のようです。

地下への入口があった 入口には厚い鉄の扉
ここは防空壕らしい 何故か汽車の写真が展示
戦前の朝鮮総督府鉄道でしょうか サンフランシスコのケーブルカーのような路面電車も

何故か、部屋の片隅に鉄道写真のパネルがあります。日本の植民地時代の朝鮮総督府鉄道の蒸機機関車でしょうか。サンフランシスコのケーブルカーのような車体の路面電車は、運転士がケーブルカーのグリップマンのようなレバーを操作していますが、これで運転したのでしょうか。


 

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