シャーフベルク・シュピツェからヴォルフガング・シャーフベルクへ、山を下るシャーフベルク鉄道の車窓を動画でご覧ください。
山を下る蒸気機関車は、蒸気をシリンダに送ってブレーキにしているのでしょうか。モーター駆動の電気式ディーゼル機関車に比べ、2気筒では客車内に絶え間ない前後方向の加速度を感じ、ガクガクなって乗り心地はイマイチ。
はるか下に見えるヴォルフガング湖に向けて急勾配を下る |
唯一の途中駅、シャーフベルクアルペで上りの定期列車と交換。さらに降りてくると、森の中を走るように。
降りてくると森の中へ |
標高1010m地点に、列車交換のための信号所があります。登ってきたのは臨時列車を押すディーゼル機関車のVz31号機。ポイントの切り替えは手動で、列車から降りた車掌が操作しています。
信号所で列車交換 |
ディーゼル機関車が山に向かう |
最急勾配1000分の255は角度にすると14.3度。車体はこのように大きく傾斜します。
急勾配区間では車両が大きく傾く |
Z14号機が山に向かって信号所を通過していく |
もう1個所の信号所で待っていると、これも時刻表にないZ14号機の押す臨時列車が山に向けて通過していきます。
ドアが車体の前後にある客車 |
ヴォルフガング・シャーフベルク駅の構内まで降りてきました。側線で休むのは、タイプの異なる車体の前後にドアのある客車。
構内には蒸気機関車のボイラが置かれ、その傍らには石炭。夏季の日曜日には、サウンド・オブ・ミュージックに登場する石炭炊きの動態保存機が登場し、特別料金で乗車できるのだとか。
蒸気機関車のボイラと石炭 |
こうして山上から45分でヴォルフガング・シャーフベルク駅に到着しました。駅には大勢の乗客が待っていて、列車は10分後には山上に向けて折り返します。
ヴォルフガング・シャーフベルク駅に戻ってきた |
駅から再びザンクト・ヴォルフガングの町へ。
駅前から湖越しに見えるヴォルフガングの町 |
昼食後に、ザンクト・ヴォルフガングの桟橋から旅客船でストロブルへ。
ストロブル行きの旅客船が来た |
ザンクト・ヴォルフガングの桟橋 |
ヴォルフガング湖を行く船から見たザンクト・ヴォルフガングの町とシャーフベルク山。頂上近くのホテルが米粒のよう。
船から見たザンクト・ヴォルフガングの町とシャーフベルク山 |
シャーフベルク鉄道の運行は、毎年4月中旬から10月中頃まで。詳しい運行日や時刻等は、公式ホームページへどうぞ。