“チェコ プラハのレトロトラム乗車” |
東欧チェコ共和国の首都プラハ。市内には総延長140kmに及ぶ路面電車網があり、地元のタトラ社やシュコダ社が製造した高性能のトラムが活躍しています。
そのプラハの、開通から140年余りにわたるトラムの歴史を伝えるトラム博物館(プラハ市公共交通博物館)がプラハ城の近くにあり、こちらで紹介しています。
博物館の開館は春から秋までの土日と祝日の9時から17時まで。これに合わせて開館日の午後には、動態保存のレトロトラムがトラム博物館を始発とする41系統で、1時間間隔でプラハ市内を運行します。
▲ 博物館に隣接する車庫で待機する動態保存車
トラムの車庫を活用した博物館は、表の電車通りに線路がつながっていて、構内には方向転換のためのループ線もあります。
▲ ループ線で41番のレトロトラムが発車待ち
レトロトラムの多くは、2軸の電動車が付随車を牽引する2両編成。1日券等も含めプラハ市内の地下鉄やバス、トラムの共通券は使えません。専用の切符を車内で車掌さんから買い求めます。
▲ 車掌さんが乗車
41系統のコースは、市の北西部にある博物館を発車するとプラハ城の横を通り、急こう配を下ってマラー・ストラナ広場。ヴルタヴァ川を渡るとプラハの中心、旧市街の外周をプラハ・マサリク駅前へ。再びヴルタヴァ川を渡り、北東部のホレジョヴィツェに至ります。
▲ 大きな直接式の制御器
電車の制御器は直接式。運転士は左手でハンドルを回して加速し、逆転で停止の直前まで電気ブレーキ。最後はハンドブレーキを操作します。
▲ 未更新のタトラカーT3とすれ違い
▲ こんなガントレット区間もある
▲ 41番のレトロトラム
▲ 平面交差を渡る41番のレトロトラム
トラム博物館のある VOZOVNA STŘEŠOVICE から、市の中心部を通って VÝSTAVIŠTĚ HOLEŠOVICE に向かうレトロトラムの様子を、動画でご覧下さい。
▲ 41系統のレトロトラム
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