“ハンガリー国鉄 ブダペスト東駅”


ハンガリーの首都ブダペスト、国鉄のターミナル駅はブダペスト東、西、南の3つの駅があり、いずれもヨーロッパの終着駅で一般的な、上野駅のような行き止まり式になっています。

発車を待つウイーン経由ミュンヘン行きの夜行国際列車

3つの駅の中で、国際列車が一番多く発着するのがブダペスト東駅。長さは短いものの、ヨーロッパの終着駅に多いプラットホームを覆うドームを有する、風格のある建物です。

こちらは3扉の近郊列車 

ここに出入りする列車は、青に黄色の警戒色を入れた電気機関車が牽引しています。オーストリアのウイーンを経由してドイツのミュンヘン行きの国際列車が発車を待っていました。寝台車と座席車を連結したかつての日本の夜行急行列車を思い出させる編成です。

ローカル列車の一端には運転台がありプッシュプル編成となる

国内線のローカル列車は、編成の一端に運転台付きの客車を連結して、ここから電気機関車の制御ができるようにしたプッシュプル編成です。運転台の後部の荷物室には、自転車の絵が描かれていました。ヨーロッパでは日本と違って折りたたむ必要などなく、普通の自転車がそのままのかたちで乗っています。

入れ換え用のヂーゼル機関車の向こうには長距離列車用の客車

ハンガリー国鉄は、機関車も客車も青系統の塗色ですが、入れ換え用のL型ディーゼル機関車だけは、赤に正面が虎塗りでした。

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