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デュッセルドルフ散策

中央駅近くのホテルにチェックイン後、デュッセルドルフ市内の散策へ。駅前から北西に延びる、真ん中がトラムの芝生軌道になったインマーマン通りの交差点の角に建つのは、日本領事館も入る日独センター。この街はルール工業地帯に隣接し、多数の日本企業が進出していて、日本人の駐在員やその家族も大勢居住しているのだとか。

インマーマン通りのトラム 領事館も入る日独センター
日本料理店 “本”や朝日新聞、日経の看板

ANAが成田から直行便を飛ばし、日航ホテルの周辺には日本語の看板を掲げた商店や飲食店も多く見られ、ドイツのリトルトウキョウでしょうか。今回ドイツに来てから、初めて日本に出会いました。

イーマーマン通りの先にあるヨハネス教会をちょっと覗いてみたら、日本関連の催しが開催されていて、和服の女性の姿も。

鯉のぼりからドラえもんまで日本がいっぱい 通りの先にヨハネス教会が見えてきた
ヨハネス教会の正面 教会内には和服の女性も

アップルストアの前を、コンビーノが横切ります。その先は、水路に広大な都心の緑を映すホーフガルテン。

都心を行くコンビーノ ホーフガルテンの水路

 

デュッセルドルフのUバーン

地下鉄Uバーンの駅があったので、ちょっとホームを覗いてみます。いろんな系統が行き交いますが、やってくるのはドイツの中規模都市に多い、高床路面電車タイプの車両です。

ケーニヒ通り駅にやってくる各種系統のUバーン

わざわざドイツまで来て日本食も食べたくないし、レストランを探すのも面倒になり、旅も終盤で非常食の消費も兼ね、カフェでサンドイッチ、スーパーでビールを買ってホテルでお湯を沸かしてささやかな夕食です。

夕食はサンドイッチとビールを買って ホテルで一杯

 


ユーロバーンの快速でヴッパータールへ

ドイツ9日目は、デュッセルドルフ中央駅から快速REで20分、Sバーンなら40分弱のヴッパータールへ出かけることに。でも、今日もストライキでDBのREやSバーンはほとんど全滅。1時間に1本の私鉄のERB(ユーロバーン、ドイツ語ではオイロバーンでしょうか)は平常運行のようです。

朝ラッシュ時のデュッセルドルフ中央駅の駅ナカ NWB北西鉄道は平常運行
ユーロバーンが運行するREが入線してきた

朝のラッシュ時に、白に黄色のアクセント、シュタッドラーの部分低床連接車で入線してきたユーロバーンの列車は、今までドイツでは見たことのない1等室まで立ち客でぎっしりの満員電車。デュッセルドルフでは、DBのストの影響は大きいようです。

 

DBヴッパータール中央駅

でも、満員の乗客のほとんどがデュッセルドルフで降りてしまい、この先はガラガラ。RE13系統を表示していて、ユーロバーンも快速運転で、20分ほどでヴッパータール中央駅に到着。隣のホームには、赤いDBのSバーンとアベリオが運行する白い2両連接部分低床のディーゼルカーが停車中。このディーゼルカーもS7系統を表示しているので、Sバーンの一員のようです。それにしても、同じ線路の上にいろんな鉄道会社が入り乱れています。

デュッセルドルフでガラガラになった車内 ヴッパータール中央駅に着いたユーロバーンの快速RE
アベリオがディーゼルカーで運行するSバーン ヴッパータール中央駅は工事中

ヴッパータール中央駅の前は大規模な工事中。

 

ヴッパータール空中鉄道の中央駅

工事現場を迂回して、建物の中を線路が貫通しているヴッパータール空中鉄道のHaupubahnhof(中央駅)駅へ。ヴッパータールにやってきた目的は、この現存する世界最古のモノレールに乗ること。鉄のレールに鉄の車輪の懸垂式。1901年に開通し、現在の路線が完成したのは1903年のことだとか。

ヴッパータール空中鉄道のHaupubahnhof(中央駅)駅
ヴッパータール空中鉄道は鉄の車輪とレールのモノレール

路線の大半は、街中を東西に流れるヴッパー川の上に建設され、西側の終点フォーヴィンケルから中央駅を経て東の終点オーバーバルメンまで、DBのSバーンとほぼ並行する13.3kmを30分程度で結び、市民の足として活用されています。

 

ヴッパータール空中鉄道に乗車

まずは西側の終点に向かおうと電車を待っていたら、向かいのホームに旧型の2両編成が入ってきました。動態保存車で、乗客が乗っているものの一般営業ではないようで、駅をゆっくりと通過していきます。同型車が、ハノーファーのトラム博物館に静態保存されていました。

動態保存の旧型車がやってきた
混み合う車内 最後尾の窓から

乗車したフォーヴィンケル行きは立ち客も出る混雑。最後部の席を確保して、後ろの窓からの車窓を楽しみます。運行間隔は短く、頻繁にすれ違います。塗色はそれぞれ異なるものの、動態保存の旧型車以外は同一形式のよう。

3車体連節車で、台車は前後の長い車体に2台ずつ。短い中間車に台車はなく、車体間は幌でつながっています。側窓は、上端だけが内側に開くタイプで、冷房は無し。1980年代前半の製造らしく、発車時や停車時にJR201系に似た“プーン”の音が聞こえるので、サイリスタチョッパ制御のようです。

ヴッパー川の上を行く 車窓に有名製薬メーカー
線路が川から道路上に 終点フォーヴィンケル駅

蛇行する川に合わせて右や左へのカーブが多く、自然の振り子式。中間駅は、川の上の高架に設置されています。終点の2つ手前の駅を出ると大きくカーブして道路上に移行。クルマを見下ろしながら終点のフォーヴィンケル駅へ。近くには、Sバーンのヴッパータール・フォーヴィンケル駅もあるそうです。

フォーヴィンケル駅のループ線で方向転換して向かい側の乗車ホームへ
フォーヴィンケル駅に到着する電車 フォーヴィンケル駅を発車する電車

乗客を降ろしたあとは、ループ線で方向転換して向かいの乗車ホームへ。この急カーブに対応するために中間に短い車体をはさんだものと見受けます。


 

 

 

 

 

 

  

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