再びトラム博物館に戻ってきました。
日本でも古い車両を店舗や住宅に再利用する例はありますが、車庫の外に付随車285号を活用した住宅らしきものがあります。ドイツ語から英語に機械翻訳すると、Mobile home(perambulator)となります。車輪もついているので線路上を走行可能? ちなみに、perambulatorは日本語で乳母車。
住宅になったトラム? もう1両、今度は売店のような車両。英語に機械翻訳すると、ticket sales car。これはわかりやすい。1926年製だとか。
切符売り場になる車両 |
パンタグラフやタトラカーの座席が乗せているのは、工事用の貨車でしょうか。床面が低く、車輪の上部が見えているのは、古い付随車の足回りを流用しているのかも。
フラットカー |
クレーン車もあります。ビューゲルや停留所のポールも置かれています。
クレーン車 |
車両だけではなく、台車やモーター等の走行系、制御器、車体の部品等、トラムを構成する機器類も展示されています。標準軌のタトラカーはPCCカーと同様に内側台車枠の直角カルダン駆動で、黒い部分に軸受がセットされるのでしょう。
モーター | タトラカーの直角カルダンの駆動部 |
モーター | マキシマムトラック |
タトラカーの運転台 | タトラカーのドアエンジン |
ゴータカーの運転台のカットモデル 丸い自動車の操舵機のような制御器ハンドル | |
新旧パンタグラフ | |
電動カム式制御器(Nocken-Fahrschalter) | タトラ車のセミオートマチック・スイッチメカニズム加速器 |
停留所の券売機と車内の刻印機もあります。
券売機と刻印機 |
車庫の事務所だったと思われる別棟には、トラムの走るジオラマと売店も。
トラムの走るジオラマ |
自動車もあります。バスボデーはレストア中。緊急車と3台のタクシーも保存されています。東ドイツのクルマといえばトラバントですが、2扉でタクシーとして使うには小さいためか、ここにはありません。
ライプツィヒトラム博物館のホームページは、こちらからどうぞ。