“ブダペストの黄色いトラム”


ハンガリーの首都ブダペスト、街の中心を北から南へ流れるドナウ川で、西岸のブダと東岸のペストに分かれます。市内には黄色と白に塗り分けた市電が頻繁に走り、市民や観光客の重要な足として活躍しています。

2系統はハンガリーガンツ社製の3車体連接車

第二次世界大戦後1989年の民主化まで、旧共産圏の一員として発展してきたハンガリーでは、今でも旧西側諸国では見かけない電車が使用されています。ペスト側を、ドナウ川沿いに南北に走り、観光客に人気の2系統の1300型はハンガリーのガンツ社製。

61系統はチェコタトラ社製の連結車

起伏のあるブダ側の、王宮の丘の裏を南北に走る61系統の4000型は、かつて共産圏諸国に広く路面電車を供給していたチェコのタトラ社製。

まだ超低床車のような新しい技術は導入されていませんが、どの電車もきれいに整備され加減速もよく静かな高性能車で、路面電車に関しては旧共産圏の技術レベルは高かったと思われます。

多くの系統が集まるモスクワ広場では56系統だけがループ線で方向転換する

ブダペストの市電は、他のヨーロッパの多くの都市で一般的な、終点でのループ線により方向転換をする箇所が少ないため、車両は前後に運転台があり、左右両側に扉を持つ日本と同様なタイプで親しみが持てます。

車体の広告車は1両もなく、車内にも広告が掲出されておらず、すっきりしていることも好感が持てます。

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