“ハンガリー ブダペストの子供鉄道”


ハンガリーの首都ブダペスト、街の西側は小高い丘が連なっており、標高500m余りのヤーノシュ山の山麓に全長12kmの子供鉄道が走っています。

子供鉄道の駅員さん

子供鉄道は、旧ソ連や東欧諸国で、社会教育の一環として設けられてきた鉄道で、運転業務以外は全て子供達の手で運営されている鉄道です。ここブダペストでは、ハンガリー人民共和国からハンガリー共和国に体制が変わって13年経た現在でも、8歳から14歳までの子供達の手で運営が続けられています。

ヒューヴェシュヴェルジュ駅に停車中の子供鉄道の列車

線路幅は762mmのナローゲージ。56番の市電に接続するヒューヴェシュヴェルジュ駅と登山電車に接続するセーチェーニ山駅の両端の2つの駅を含めて7駅あり、窓口には子供が出札業務を行っています。

セーチェーニ山駅でこれから乗務する子供鉄道の車掌さん

出札窓口や乗務員など、乗客を担当するのは中学生で、その他の役務を小学生が分担しているように見受けました。

子供鉄道の車内 地元も子供連れが多い 

列車は、凸型のディーゼル機関車が3両程度の客車を牽引します。各車両には1人ずつ子供の車掌さんが乗務していて、手動ドアの開閉、安全確認と発車の合図、それに車内検札を行っています。

検札をする子供鉄道の車掌さん

途中駅からヤーノシュ山頂へのハイキングコースもあり、外国人観光客も持っていますが、乗客は地元の家族連れが多いようです。

この子たちも何年か後には子供鉄道の乗務員になるのかな 

列車は、セーチェーニ山駅からヒューヴェシュヴェルジュ駅にむけて、一方的な下り勾配の森の中を抜けていきます。ヒューヴェシュヴェルジュ駅の手前では、眼下にこれから通る線路が見え、ヘアピンカーブのトンネル内で180度向きを変える、釜石線の陸中大橋のような線型もあります。

セーチェーニ山駅にあった保存機関車

セーチェーニ山駅にはかつてこの鉄道で活躍したであろう、箱形のディーゼル機関車が、ヒューヴェシュヴェルジュ駅には蒸気機関車が保存されていました。

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