篠ノ井線

篠ノ井線の列車

篠ノ井線の想い出

最初のページに戻る



写真をクリックすると拡大写真が表示されます。

165系8連の
快速“みすず”
'88.8 篠ノ井

キハ58系の
急行“きそ”
'71.2 姨捨

115系の
普通列車
'86.8 姨捨

165系の
普通列車
'88.8 姨捨

183系の
特急“あずさ”
'72.10 松本

         

このページのはじめに戻る

 


 

篠ノ井線は、中央本線の塩尻から松本を経て、信越本線の篠ノ井を結ぶ路線です。長野から上り列車に乗ると、篠ノ井から稲荷山を経てスイッチバック駅の姨捨に向かい高度を上げていく列車の左手の車窓に、善光寺平とそこを流れる千曲川、その後方に戸隠(高妻)、妙高、飯綱、斑尾山がのぞまれます。この絶景は、根室本線旧線の狩勝峠、肥薩線の大畑越えとともに日本三大車窓の一つに数えられています。

かつては急勾配に挑むD51で名をはせた篠ノ井線ですが、初めて乗ったのは無鉛化の翌年、1971年のことです。DD51に牽かれた名古屋発長野行きの夜行急行“きそ”のスハ43の車内ではまだ夢の中、当時は塩尻駅で進行方向が変わったことも、まだ暗闇の善光寺平も記憶にありません。

でも、姨捨を通過するキハ58系、昼間の急行“きそ”の写真が出てきました。線路脇には電化工事に向けたコンクリートポールが横たわっています。長野県内ほぼ全域を自由州周遊区域として、急行の自由席にも乗車できた“信州均一周遊券”(後の信州ワイド周遊券で現在は廃止)を持っていたため、姨捨駅まで舞い戻ってきたようです。

翌年の1972年10月のダイヤ改正で、7月改正で房総特急に先行投入された183系特急電車が中央東線の特急“あずさ”にデビューします。松本駅ではピカピカの新車に出会いましたが、均一周遊券で追加料金無しで乗れるのは急行の自由席まで。翌1973年には中央西線とともに篠ノ井線の松本−篠ノ井間も電化が完成します。

1980年代後半に は夏休みに青春18切符を利用して、東京から1日かけて碓氷峠、篠ノ井線、中央東線の普通列車の車窓を楽しんでいます。165系の快速“みすず”は、グリーンのNマークの長野支社色でした。

昨年、1日余った大人の休日パスを使って長野新幹線から、“ワイドビューしなの”、“スーパーあずさ”を乗り継ぎ、二十数年ぶりに篠ノ井線を訪れました。“しなの”に乗ったのは、まだキハ181系で運転されていたとき以来ですから39年ぶりでしょうか。

車両は変わっても、車窓は変わらぬ善光寺平の絶景です。

2011/6記

 

このページのはじめに戻る


最初のページに戻る

inserted by FC2 system