相模線 |
相模線橋本駅のキハ35 右側は建設工事中の京王相模原線橋本駅 '87.8
相模線は関東平野の西、東海道本線の茅ヶ崎と横浜線の橋本を南北に結ぶ路線です。第二次大戦中に相模鉄道の路線を国有化したものです。相模線に乗ったのは、1987年の夏だったかと思います。東京から青春18きっぷを使って、お気に入りの碓氷峠から小海線を回って中央線の八王子で横浜線に乗り換え、せっかくだから相模線にも乗ってみるかと思い、橋本駅で降りて乗り換えの跨線橋から撮ったのがこの写真です。
国鉄標準色、タラコ色のキハ35系2連で、車体の側面にJRマークが見あたらないので、まだ国鉄時代の1986年だったかもしれません。屋根の上を見ると、茅ヶ崎側の1両は寒冷地仕様のベンチレータが乗っています。ホームの右側で工事中の高架線は、京王相模原線の延長工事です。
相模線は、沿線のベッドタウン化による利用客の増加への対応でしょうか、1991年に電化され、205系の新車が導入されています。最近、某王手メーカの工場を訪問する機会があり、往路は横浜線、復路は京王相模原線でしたが、四半世紀ぶりに橋本駅に下車しました。3線のジャンクションとなった駅周辺の発展ぶりを目にすると、キハ35が走るローカル線の面影は感じられませんでした。
2012/8記