留萠本線 |
灯台を背に終着増毛駅に
停車するキハ40 '92.11
増毛から日本海沿いに留萠に向かう1992年11月の車窓をご覧下さい
留萠本線は、北海道の函館本線深川から分岐し、日本海に面した留萠を経て増毛に至る路線です。かつては留萠で、日本海に沿って北上し、宗谷本線の幌延に至る羽幌線が接続していましたが廃止されています。
留萠本線に初めて乗車したのは、1969年のことです。当時、留萠本線と羽幌線だけにいたD51改造のD61型蒸気機関車に会うため、留萠に来ました。機関区訪問の後は、羽幌線に乗り換えたため、留萠と増毛の間は未乗のまま残っていました。
それから23年後の1992年、国鉄がJRになって5年目の秋に、北海道ワイド周遊券での旅行中に増毛を見てみようと思い立ち、キハ40単行のワンマン列車に乗って2度目の留萠本線探訪です。
増毛駅は、海の近くで1本の線路がポツンと途切れているだけの寂しい終着駅でした。灯台が駅の裏の小高い丘にあるのが珍しく思いました。かつて、この地がニシン漁で栄えたことの名残のような、古い木造3階建ての立派な駅前旅館が残っていました。
ワイド周遊券で、増毛から先に行けるところがないので、港の周辺を散策しただけで、乗ってきた列車でそのまま深川に戻っています。
それからまた20年が経過しました。当時の8mmビデオをデジタル化しましたので、二昔前の増毛駅周辺と留萠に向かう車窓の動画をご覧ください。
2012/12記