岡山電気軌道

岡山電気軌道の車両

岡山電気軌道の想い出

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2500型は
もと呉市電
'82.9

3000型はもと
東武日光軌道線
'82.9

3010号は
現存する
'82.9

     

3800型は
もと名古屋市電
'82.9

7000型は
呉市電の更新車
'82.9

7200型は
大分交通の更新車
'82.9

     

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路線の全長が日本で一番短いわずか4.7kmながら、21世紀にふさわしいヨーロッパの全低床車Momoの導入や路線の延長計画、さらには名鉄岐阜市内線や日立電鉄への支援の検討等、積極的な経営を続ける岡山電気軌道。1960年代半ばまでは、ミニ路面電車にふさわしく、保有する車両が全て2軸の単車だったそうです。

その後、秋田市電や呉市電、東武日光軌道線や大分交通別大線、名古屋市電など、各地の路面電車の廃線で余剰になった車両を譲り受け、全て中古車とはいえボギー車に統一して車両を一新したのは1970年代だったでしょうか。

1980年には、岡山電気軌道70周年を記念して、7000型が登場します。同時期に広島や長崎に導入された軽快電車と類似の車体ですが、こちらは走行部品がもと呉市電からの流用、とはいえ冷房付きの路面電車の登場は熊本市電に次ぐ存在だったのではなかったでしょうか。

私が岡山電気軌道を訪れた1982年段階では、秋田市電を更新した7100型、大分交通を更新した7200型と毎年冷房車の増備が進んでいましたが、まだまだ主力は東武日光軌道線の100型10両を全て引き取った3000型でした。もと呉市電も、比較的新しい800型の車体が更新されたものの、700型改め岡山電軌2500型や名古屋市電1150型の3800型は健在でした。

小さな2軸単車の時代から、岡山電気軌道の電車の特徴はやぐらの上の小さなパンタグラフです。何故か、もと名古屋市電だけは普通のZパンタを使っていましたが、今でもMomoを除く全車が、このバネを使わずに重りで持ち上げるパンタグラフを乗せて走っています。

昨年、金曜日の出張のあとに岡山市内に1泊して、Momoの乗り心地を楽しんできました。センターポールのよく整備された路線やMomo以外にもカラフルな広告電車が頻繁に運転され、岡山駅から県庁前までならワンコイン100円で乗れるなど、親しみの持てる市民に支持された路面電車との印象を受けました。計画されている路線の延長による、さらなる発展を期待するものです。

2004/10記

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