南海電鉄

南海電鉄の車両

南海電鉄の想い出

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南海電鉄
 1521系
'86.2 水軒

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国電や大手私鉄の写真は少ないのですが、南海電鉄の写真もこの1枚だけです。撮影場所は、和歌山港線の終点水軒駅です。今では途中駅が廃止され、和歌山市と四国連絡の船が発着する和歌山港を直接結ぶだけとなった南海電鉄和歌山港線ですが、その先にあった片側にホームが1本だけの水軒駅がありました。ここに電車がやってくるのは1日に2回だけで、乗客はほとんどいません。それでも、2002年まで営業が続けられていました。

水軒駅に停車中の電車は1521系です。4扉20mの車体と台車は新造ですが、旧型車の部品を流用しているため吊りかけモータで、窓が小さく暑苦しそうなスタイルですが、最後まで冷房化されることはありませんでした。

南海電車といえば緑の電車、今はソフトバンクになっている南海ホークスのユニフォームも緑でした。1521系は末期には和歌山港線や天王寺線、汐見橋線などのローカル輸送を担当した地味な車両でしたが、南海電車がグレーまたはステンレス車体をベースに青とオレンジの今の色にイメージチェンジしたあとも、緑の濃淡の塗色を守り続けた、一番南海らしい車両だったのかもしれません。

2006/10記

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