草津線 |
川を渡る |
D51の |
田植えの終わった |
D51の牽く |
キハ35系の普通列車 |
草津線は、東海道本線の草津と関西本線の柘植を結ぶ路線です。今では、京都や大阪の通勤圏となり、中間の近江鉄道や信楽高原鉄道と接続する貴生川までは、日中でも1時間に2本の電車が運行される 路線です。ここにある写真のころは、普通列車はキハ20系や35系の気動車を主体に、朝夕のラッシュ時には京都直通を含む客車列車をC58やD51が牽引しており、一往復は関西本線の亀山まで乗り入れ、加太越えをする客車列車でした。キハ55や58系を主体とする気動車で優等列車も運転されており、京都と名古屋を草津線、関西本線経由で結ぶ急行“平安”や、京都から鳥羽へ向かう急行“志摩”2往復があり、“志摩”は1等車を連結するとともに、1往復は紀伊勝浦行きの“くまの”を併結していました。
この頃の関西本線は幹線であり、東海道本線との間を短絡する草津線には、貨物列車も数多く運転されていました。平坦な路線であり、当時はどこにでもいたD51が単機で牽引する地味な貨物列車のため、関西本線の加太のような迫力はなく、カメラを向けたのはこのとき一度限りです。
2005/03記